[記事リスト] [返信する] [新着記事] [過去ログ] [ワード検索] [留意事項] [管理用]

記事No 1085
タイトル Re: ポートのエアフローの可視化
投稿日 : 2017/04/26(Wed) 06:20:03
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ゅぅ@ジョルノさん毎度でございます〜
…ちょっと最近色々忙しくて放置気味ですみません。
動画はじっくり拝見してますんで(汗


と、バーナー炎を用いての掃気ポートの混合気流の可視可ですか〜
これはなかなか面白いネタだと思いますよ。
排気もそうなんですが、掃気といった気体の流れはどうなっているのか、と
いった点を見極めたいというのは永遠の命題でもあるかなとも(笑

もちろんバーナーなので長時間は不味そうですが、炎の色が見えやすいと
いうのはなかなか素敵かなとも。


で、これって個人的な定番でもありますがパーツクリーナーを無駄吹きして
様子を見たりする事があります(笑

要は「ある程度の勢い」を持った気体をそれなりに掃気ポート入り口側から
圧をかけてやれば良いのですが、一つだけ注意点があったり。

これ、動画の方ではバーナーの勢いがかなりある、という事もありますが、
シリンダー下面の「掃気ポート入り口部」って、噴射物(?)を吹く場合には
あまり掃気ポート入り口部に対して近づけすぎては不味いんですよ。

何故かと言いますと、掃気ポート通路ってのは一定の圧の掛かった混合気が
入り口部全面に対して同じ圧で通っているのでは無い為、出来る限り
「掃気ポート入り口部の開口面に対して、面で当たる様に吹く」方が
実際の掃気流の流れに近い状態を作り出せる、と私は分析していますよ。


これ、仮にパーツクリーナー等でも掃気ポートの通路にノズルを突っ込む様に
噴射してしまうと、かなりおかしな通路形状の掃気ポートでも結構まともな
噴射方向になってしまうんですね。
なので私は、パーツクリーナーのノズルを掃気ポート入り口部から結構離して
気体を噴射してやって確認していたりします。

こうすると、動画の様なはっきりとした掃気ポート出口部からの掃気流の
方向性にはならないのですが、実際の運用における気体の流れ、としては
こちらの方が現実に即している、といった感じだったり。

これは、上手く掃気ポートを加工調整していればピストントップには
掃気流の形跡が焼けとしてはっきりと出る物なのですが…
掃気ポート通路に対して、と言いますか掃気通路の「上側」に気体を
強く当てていく様な手法では掃気が上手く流れてる、と判断した物が、
実際にピストントップの焼けを見たら全然異なっていた、といった事が
多々あったので、こういったテストの場合には掃気通路上側への直当ては
私は敬遠しておりますね。

掃気ポートって「通路上側」のあれこれが結構な噴射方向のウェイトを
占めるのですが、エンジンの実働時においてはその掃気通路上側に対し
常に上手い事掃気流が当たって角度が決められている訳ではない、と
いうのが私の見解になってます。

実際には、クランクケースから上がってくる掃気流は掃気ポート通路の
上側の壁に当たらずに直線的にシリンダー内に進入する場合もある訳で、
そういった点もふまえ、理想的な噴射や圧力のみを掛けたテストのみよりも
他にも色々やってみると変化が見られて面白いと思いますよ〜


ではでは、何故か妙にうんちく語りましたが今回はこの辺りで失礼をば(汗
管理人でした〜




…私も動画でやろうかなコレ(爆

- 関連一覧ツリー (■ をクリックするとツリーを一括表示します)


- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ
Eメール
タイトル
メッセージ
参照先
画像UP
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (右画像の数字を入力) 投稿キー


- 投稿記事修正/削除フォーム -
処理 No 暗証キー

- WebForum -