皆様毎度でございます〜 最近は3YK-JOGのメンテ…というかレストアしていた管理人でっす(汗
と…何故私が3YKをいじくっているのか、となればJOGに乗り換えるのでは なくて地元AJ香川の夏の耐久レース用に1台JOGを用意しているんですよ。
今回は6時間という長丁場という事もあり、いつもの相方のN氏は体調が 思わしくなく2人で6時間は無理でしょうし、我がチームメイト達も6時間の 真夏の耐久となればさすがに遠慮する、という事でして(泣
という事で…地元友人チームであるソウルレーシングの面々にライダーだけ 走らせて欲しいと頼んだところ快諾を頂いたので、耐久はそちらのチームの ライダーとして走る事になったんですよね。
で、マシンなんですが3台ほど耐久用に出すという事だったのですが、 ライダー割り振りの関係でこのJOGのオーナーが他のマシンの面倒を 見る事になってしまい、私の方におハチが回ってきたという(汗
…↓の写真左上の様にもちろん年式的にボロボロできったない状態のままの 「ベース車両」が配達された時にはこりゃ不味いなと思ったのは秘密ですが 5000円で買って来ただけの事はあるな、というお値段相応車でした_| ̄|○
早速バラしつつ色々チェックするも、よく見るとフロント回りが「でぃすく ぶれーき」とか「おっぽじっと」とかって書いてるタイプのフォークでして。 これスーパーJOG-Zでもない普通の3YK-JOG-Zでしかも初期型じゃねえか、と(爆
この型だとマフラーが3WFだったりホイールベースが短かったりするのは メリットなのですが、他がちとイマイチな面もあるのでコンセプトとしては 私が大昔FN仕様のJOGに使っていたパーツをある程度レンタルし、形式的には スーパーJOG-Zを目指してレストアする事に決定しましたよ。
とはいっても…元はそこそこの実動車だったらしくデイトナのリヤサスが サビサビでくっついていたりホットイナズマや社外CDIが装着されていたり したので、余計に中身が劣化してそうで(以下略
んが、結局のところは使えるパーツをより分けて残ったのはフレーム&カウル、 ハーネスや電装系を除けばほとんどないといったレベルでした_| ̄|○
エンジンそのものはJOGオーナーが持っていた別の3YKエンジンを持ってきて くれたのでそれをベースに作り直す事にしましたが…シリンダーなんかは ねじ山を吹っ飛ばしてしまったのか、フランジ部のM6ボルトが長穴にくられて おり、真っ当にフランジボルトが入らないというシリンダーおしゃかな 状態だったりしてやる気が削がれたりしたのは秘密で(以下略
が、元々の腰上や一部駆動系パーツを使えるところだけ流用し、プーリーやら ベルトやらはこのマシンに乗る3人でワリカンでパーツを購入する事になり、 少しはコストがかけられる事になったので目一杯コストダウンしてケチりながら なんとか最低限度のリペアパーツを集めましたよ…
私自身、昔の遺産でガスケット類とかFNで100km使ったピストンリングとか インナーチューブとか細かいパーツを持っていたのでそれは提供する事にし 無いものを新品純正パーツで発注したのですが…それでも3万円とかかかって しまったのでホント純正部品の値上がりには涙を呑みましたねえ。
とはいっても換える所は換えないと走る以前の問題なので、一番怖いのが ブレーキなのですがレバー握るだけですでに色々と汁が漏れており、私の ストックではブレーキはヤマンボキャリパーのみしかなく、マスター& ホースはそのままいく事に決定しまして。
キャリパーは自分のがそれなりの程度だったので割ってみると純正では 出ないOリングも充分無事でして、そのままピストンシールの交換のみで なんとかなりましたよ。(写真左下)
ちなみにこのヤマンボの内部Oリング、フルードが満たされてさえいれば 年月が経っても硬化しきっているのは見た事ありませんし、ピストンに 関しては元から良い素材を使っているのか、古くなっていてもめっこめこに 劣化しているのって私は見た事ありませんね〜
次にマスターシリンダーなのですが、これは定番的にマスターピストン& カップは新品交換し、内部をホーニングすればそうそうイかれるものでは ありませんしね。
問題なのがサイトグラスでして…これはプラスチックなので経年劣化にて ヒビが入ったりしてしまいますが純正ではここだけのパーツってのは 単品で出ないので、マスターシリンダーASSYを買うしか無いんですよね。
で、ここで近年は定番的になっていると思われるホンダの純正サイトグラスの 流用を行い、このマスターに合うのかと思いつつやってみたらすぽんと見事に 合致したので、無事にサイトグラスを交換出来マスターの憂いは消えましたよ。
なお外径18φ、Oリング外の組幅が14oといった寸法だったのですが、 奥行きは多少違えど圧入部の寸法は同じだったので、写真左下の品番にある サイトグラスでJOGマスターのリペアは可能、という事になります。
・45515-MA6-006 ゲージオイルレベル 464円 ・45516-MA6-006 Oリング 194円
品番とお値段はこうなっていたので参考までにどうぞ。
後、これって軽圧入なのである程度押し込まないといけないので、 外径18φ丁度の物体で押すのが良いですが、ヤマハの細ボスが丁度 18φなので私はそれで押しこみましたね。 ソケットのコマとかだと外径が少しでも小さいとサイトグラスの表面を 押してしまう可能性があるのでちと注意が必要です。
…近年は社外品でマスターシリンダーASSYも売られていますが、あれって 普通にブレーキを利かせるだけならまあ問題は無いのでしょうが、スポーツ 走行やサーキットを走るレベルならば正直タッチがおかしすぎて話に ならないブツなので、サイトグラスが流用前提とすれば後はマスター ピストンとカップキットを交換すれば純正でばっちりリフレッシュ出来ます。 というかそうした方が絶対安心出来るかなとも。
と、長くなったのでその2に続きます。
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