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記事No 213
タイトル Re: ハイギア導入後のご報告です
投稿日 : 2011/09/20(Tue) 08:57:05
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさん毎度でございます〜


さてさて、ハイギヤ投入後のインプレ、楽しく拝見させて頂きましたよ。
満を持しての投入ですが、好結果の様で私も嬉しいです。


> キタコのハイギアを装着し総減速比が9.806となった訳ですが、
> 皆さんもご存知の通り、世に広く出回っているインプレとしてハイギアを投入すると出足しや
> 加速感が損なわれると言う物が散在しておりますが、私自身それが頭の中に擦り込まれておりました。
> がっ・・・それらを払拭する結果と相成りました。

ええ、こればっかりは世間の風聞や、理屈を理解しない妄想に惑わされずに
ご自身にてきっちりセットと体感が出来たという事、ホントこれこそが何よりも
得がたい物だと私は思ってたりしますよ。


> タコメーターの動き具合
>
> クラッチイン4800〜5000rpm
>
> 7800rpm〜8000rpm辺りまで一気に回転上昇、少しの間停滞。
>
> 8300rpm〜8500rpm辺りまでスルスルスルと回転上昇して少しの間停滞。
>
> 8500rpm辺りからジワジワと上昇、9200rpmにて上限。
>
> 9200rpmで最高時速94〜96km/h
>
> 概ねこんな動き方となっております。

カメファク製プーリーとの兼ね合いもあり、多少変速回転数は上昇気味に
なっているフシは見られますが、この位ならば問題無いでしょうね。
パワーバンドが広いノーマルマフラーだとそこまで気にしなくても良いと
いうのもありますし(笑


> 最高速度についてはキタコメーター読みである事と、完全な平地であるかの検証が出来ていないので、
> 私的記録であります。尚、体の状態を伏せての結果です。
> さすがにほんの出足しのみは鈍った様な感もありますが、
> 71ccポン付けエンジンの状態でリアを3.50に変更した時の様なモッサリ感ではありませんでした。
> 50km/h辺り〜80km/h辺りまでの加速感は以前より増しております。

最高速度もこれだけ出ていれば問題無いでしょうね。
発進が鈍るというのはどうしても避けられない場合もありますが、多少ならば
発進時のドライブ/ドリブンの変速比を大きくしてやれば解決する場合もあります。
ただしこれは限界突破すると全てが無駄になるのでじっくりと考慮すべきです(汗

で、一番恩恵が出るのが「それなりの高速域」での加速力ですね。
これがしっかりと向上したみたいで、ハイギヤの恩恵を100%受けられていると
いっても良いかと思います。

…またものすごくぶっちゃけると、ハイギヤ化の最高速度UPなんておまけであり、
パワーに見合った加速をする事自体がギヤ比の適正化の最大の目的になって
いるんですよね。

速度が出れば出る程、ローギヤ過ぎる車両だとどんどん加速が鈍っていくのは
もはやご説明するまでも無いと思います。



> エンジンですが、圧縮比8:1の設定で運用しております。
> プラグは、この記録時にはB9HVXを使用しておりましたが、今現在はB10EGVを試験的に変更しております。
> ノーマルマフラーを新品に交換した事でエンジン本来の性能を全うに発揮出来たと思います。
> もちろん高性能チャンバーとは比較にもなりませんが、静音仕様としては満足しております。

ライブDio系のノーマルマフラーはかなりの許容量があり、パワーも出ますし
パワーバンドが高回転型にシフトしないだけで、チャンバーとしては結構な
高性能品なので新品にする価値は十二分にあったかと思いますよ。

むしろ、ノーマルでもライブエンジンのパワーの源はここに結構なウェイトが
あると言っても良いですからねえ。



> 発熱ですが、通常使用であれば大きな問題も今の所ありませんが、最高速チェックを何本もトライすると
> プラグが白く焼ける事があります。コレについては、運用方法でエンジンをブローさせない様に気遣いを
> したいと思います。安定させるには水冷化となりますが、まだまだ勉強不足ですので少しづつ学んで
> チャレンジしたいと考えております。

さすがに最高速アタックを何本も行うと多少は熱が入ってきても文句は
言えないですね。

水冷化は…ヘッドのみ水冷化であれば、シリンダーが横置きのライブの場合
シリンダー剥き出しの自然空冷には出来ないので、シュラウドとファンをなんとかして
残したままで水冷ヘッドを装着するしかありません。
なのでかなり面倒くさいですよ(汗

カウル無し仕様の縦型シリンダーであればシリンダー自体剥き出しでもそこそこ
持ちますが、当然ですがアイドリングなんて大敵ですしね。
とはいえ、冷却効率の安定化を考えるならばシリンダー自体は強制空冷した
方が良いですが。

シリンダーに水冷ジャケットを溶接で巻くのであれば再ボーリングが必要になって
しまいますが、これは無茶苦茶コストが掛かる上にジャケットの鋳物溶接も100%
安心確実とは行かないものなので、これまた障害はかなりあったりしますね…

かといって台湾系の縦型用水冷キットをベースにするとしても、これはこれで
各部の調整に融通が効きませんから難関です_| ̄|○


> 燃料はハイオクで広島高潤(KZフォーミュラ2)と完全混合で、30:1での運用です。
> 熱問題の懸念が付きまとうので、今の所オイルの量を減らす事は考えておりません。
> 燃費は暫定ですが、リッター/10kmでした。これはパワーアップの代償ですので致し方無く思います。

キャブや駆動系は幅がある物なので割愛しますが、混合比はそれで良いでしょう。
問題が無ければ薄くしていく必要性がありませんし、エンジンを減らすだけです(笑

しかし燃費がリッター10kmというのはちょっと酷過ぎますね。
いくらパワーUPの代償とはいえ、ニ種ベースのそこそこチューンでもそこまでは
行かないと思いますが…
oko24に何か不具合でもあるのかなと思ってしまいますよ(汗


> そろそろ1度腰上を開けて、各部の目視チェックを行います。

ええ、ある程度距離を走ったら様子を見ておくのが一番です。
大なり小なりアタリの強い部分はあるかと思いますが、おかしな付き方で
無ければ問題はありませんしね。


> 総じて今現在はとても満足しておりますが、まだまだ改善点もありますので引き続き楽しみながら弄りたいですね。

ええ、細かな点はエンジンを安定させられてからですし、まだまだ楽しめる部分は
たくさんありますよ〜


> リーダーには腰上の加工を含めて数多くのアドバイスを頂き、とても感謝しております。
> 今後とも宜しくお願い致します。

いえいえ、私も安定して楽しめる環境作りのお手伝いが出来て嬉しいです。
…この位が本来の最低基準ではあるのですが、社外ボアアップだとそんなLVにすら
到達していない事が多いというのは本当に許せないですが(爆

パワーの大小ではなく、ある程度人間が何かをやればそれが正確に反映される
エンジン構成、といった物をまずはこしらえられないと時間の無駄ばかりになって
しまいますから、私が人様の物に手を入れてお手伝いするのはここに一番の
目的がある、という事で…


ではでは。
また何かあれば遠慮無くご質問等を下さいね。
管理人でした〜

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