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記事No 643
タイトル トラブルだらけのUWAの空杯耐久レース
投稿日 : 2013/07/10(Wed) 07:36:40
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様毎度でございまっす〜
先日真夏の3時間耐久走ってきた管理人です。


さてさて、いつものぐだぐだレース日記になりますが…
先日の7日、地元スプリントである「UWAの空杯」のイベントレースとして3時間の
耐久レースが開催されたので、実に久しぶりの復帰となるはぶしょうN氏と組んで
耐久を堪能してきましたよ〜

はぶしょうN氏、色々とあって2年程全くサーキットを走れなかったのですが、やっと
なんとかなる環境になったので、この耐久に向けて先日よりN氏のFP-JOGを
メンテし直しており、かなりの放置車であったモノをなんとか復活させまして(笑

腐っていたマスターシリンダーを新品交換、ヤマンボは割ってピストン類をO/H、
ディスクローター&パッド&タイヤも新品交換しフロントフォークはいつぞやのまるち杯
全国大会でポカをやらかしていた物を全部バラしてパーツ交換&以前の仕様に
完全にモデファイし、リヤサスに関してもずっと眠らせていたベリアルMSP製の
そこそこの品を投入、カウル類もズッタボロだったので修復出来る範囲でなんとか
誤魔化し、シートは私のJOGのモノをレンタルしてなんとかかんとか「動かせる」と
いった状態までにはメンテを行ったのですが…

残念ながらなかなかN氏の都合が付かず、レース前に走らせる機会が取れなかった上
直前になってN氏愛用のWJ製ワンオフFP用チャンバーが


長 期 放 置 過 ぎ て 

ピ ン ホ ー ル が 

た く さ ん 開 い て い る と い う 罠 _| ̄|○


…なんとメインとなるチャンバーが使い物にならず、KLSを通して急いで穴だけ塞ぐ為に
修理に出したのですが、これを回収出来たのがレース当日朝というオチでして(笑

エンジンや駆動系等は走っていた時から一切手を加えていないので、チャンバーさえ
どうにかなればなんとか走れるだろう、といったかなりの不安を抱えたままで当日朝の
練習走行に挑む事になったという…


そしてレース当日、ゼッケンプレートは用意したもののワイヤーロックが甘かったり
キャッチタンクが無くて怒られたりはしたものの、なんとか走行可能な状態にまでは
なっていまして、そのまま各部の慣らしを兼ねて走ってみますが…
と言うか最低限度の装備位くっつけておいてくれよN氏、ってのはいつもの事で(以下略

…チャンバー自体はこれだけ修理を重ねると劣化品の定番として、穴が塞がっていない
部分や排気漏れの部分もそれなりにあり、また修理するのが前提で色々チェックを
行いますが走れないLVではないのでこのまま行く事に決定し、N氏が乗っても私が
乗ってもピークである10500rpmで変速出来る様にセットしていきます。


で、ここで意味不明な事をN氏が行い始めまして(爆
「センタースプリング換えてセットしてみよう」などとのたまわれ、この状態でそんな事に
時間を費やしている暇は無いのにノーマルから初期型JOGのセンタースプリングに
わざわざ交換してるのでまたWRを再調整しましたが、今度は私が乗るとセンター
スプリングが柔らかすぎて不具合が出そうなのにもうこれで行ってみよう、という事になり
不安を抱えつつの午後からの耐久レーススタートとあいなりましたよ…

ちなみにこの耐久は普段UWAの空杯に出場されているメンツがほとんどでして、私らの
他にはスクーターは1台のみ、高知のY君&K君コンビでFP仕様のJOGを出していたので
マシン的にはコチラと同じで、絡めれば面白いかなといった感じですね。
…言うまでも無く他のエントラントは大半がSP12もしくは4st100ですが(笑


でもって、この耐久はスピードメーター積算距離での走行距離を競うもので、なおかつ
1時間30分の区切りで2ヒート制、といったイベントらしい構成なのですが、スタート前には
第2ライダーがあみだくじによって選ばれた食べ物飲み物を完食してからスタート、といった
某お雑煮耐久を思い出させる素敵な方向性だったり。

これが運良く、私にはヤクルト1本のみというラッキーが当たり、熱いうどんやカレーを
食べてる方を横目に一瞬でヤクルトを飲み干し、N氏は元気よくスタートしていきました(笑


…が、ラッキーだったのはここまででして_| ̄|○
まずはそのN氏、久方ぶりの復帰のワリにはそこそこ走れていたのですが、当然のごとく
体力の低下はカバー出来ておらず、頑強がウリのN氏でも真夏の炎天下では15分での
ライダー交代としていたのでわずか8分位でピットインされ、その分私の負担が極端に
でかくなるというオチに。

目一杯走って短時間で息切れするなんて耐久にあるまじきスタンスですが、もうちょっと
ペース配分がなんとかならなかったのかと(笑

で、一応私もリハビリを兼ねているN氏のフォローをする為にJOGを駆りますが、気温が
かなり高かった事もあり普段のライバルであるY君のJOGのペースに追いすがるのが
やっとこさでして、絡みはしませんでしたが絡んでいたらまず先行出来なかったであろうと
いったペースにしかならず、15分ちょいで私もかなりヘバってしまいまして(泣

N氏に交代するもお互いに無理はせずとりあえず完走が目的、といった事を再確認しあい
そのままペースを落としてN氏もラップを重ね、前半ヒートの1時間30分の大半を消化し
なんとかなるかな、と思っていたところ…


ここでトラブル発生、JOG特有の新品リヤブレーキシューの張り付きが起こり始め、
コーナーが立ち上がれなくなり極端にペースが落ちてしまい、その上直前に交換した
センタースプリングがやはりダメだった様で、立ち上がりで余計にパワーバンドを掴めず
まるでWRがノーマルであるかの様なヘボヘボマシンに成り下がってしまったという_| ̄|○

JOGのリヤブレーキシューって、新品を投入すると一度は激しく熱を入れて冷まして、を
何度か繰り返さないと異常加熱した場合にブレーキが戻らなくなる、といったサーキット
特有の症状が出る事があり、結構リヤブレーキを多用する私のライディングではちと
不味い状態に陥ってしまい、N氏に交代しても駆動系の不具合のおかげでペースは
落ちたまま、それでもなんとか人間側でカバーして前半の1時間30分を走りきりましたよ。

が、イマイチ詰めていないマシンを炎天下で走らせてみて、駆動系の構成は確実な
温間時で判断しないと意味が無い、という事を久々に再認識した事もあり、中間休憩の
間にN氏と相談し、もう不具合マシンを無理矢理走らせた為にお互い体力の消耗が激しく
後半はリタイヤするか、とまでいった事態に発展してしまいまして(泣

しかし、後半ヒートのスタートはリタイヤはせず一応取り組んでおこう、という事には
なったので、駆動系構成を元に戻した上、ココに来て秘蔵のチャンバー、WJ製の
いつものよりピーキーな物を投入してセッティングするという事に。
というかこのチャンバーの実戦テスト、とも言いますが(以下略


で、後半ヒートのスタートもこれまた普通ではなく、500mlのコーラを一気飲みしてからの
スタートというシステムがあり、これが甘いもの苦手な上に炭酸苦手でコーラなんて普段は
全く飲まない私にはかなりの苦痛で、前半のヤクルトとは違い結局他の全員がスタートしても
500mlのコーラを飲みきれなかったという(爆

とはいえ、コチラのマシンが完全に作業中でピットスタートが前提だったのでまったくもって
一気飲みの速さには関係が無かったのですけれどね。

そしてゲップをかましながらいそいそとピットに戻り、作業を再開しますがN氏はチャンバーと
駆動系の作業、私はキャブとフロントフォークの作業に分担したのでなんとかかんとか
完全リタイヤにはならず、2ヒート目も45分近くをロスしてからやっとこさ走り出せました(笑

そこからは実走行によるレース中なのにセッティングなのですが、このWJ製の一応は
FP用途としてこしらえたはずのチャンバー、なんとピークが11000rpm程度に出ており、
こんな特性をノーマルエンジンにくっつけるとどうあってもピーキーすぎ、正直これまた
「FP仕様」としては走れたものではなかったという_| ̄|○


元々のチャンバーは8500rpmまで落とすと酷い谷があり、コーナー進入時にはとにかく
アクセルオフの時間を短くせねばならず、FP仕様でインナーローターも無いので
ものすごく扱いづらかったのですが、それにさらに輪をかけた特性で、下は9000rpm以下を
使えない状態となり、発進もつらいという感じなのでこれはどうあってもセッティング出来ると
いった物ではなく、結局は冷えたリヤブレーキとリセットした駆動系構成のおかげで本当に
ギリギリ走れるLVだったので、もうやけくそでここから本気を出していく事に。

どうこう言っても前半戦よりは多少はマシなのでなんとかある程度はまともに攻められたので
N氏もそれなりには走れまして、全盛期に近いラップタイムまでは回復してきてフォークの
セットを変更したのも良い方向に向かい、ここまで来てやっと楽しめたという(泣

が、ここでまたなんとなくおかしな異音が起こり始めまして。
私が乗ってると何かチャリチャリといった金属音が出ているのでどこか不味いのか、とは
思いましたが相変わらず立ち上がり特性が鬼の用にシビアで、軽量なN氏が乗っていても
立ち上がりをミスると後続に追突されそうな勢いだったので、何かトラブルが出ている事は
間違いなかったのですが、もう残り時間も少ないのでそのままごり押しする事に(爆


と、そんなこんなでなんとか2ヒート目も「完走」してチェッカーを受ける事は出来たので、
リタイヤにはならず走りきれた、という耐久ならではの目的は達したのでまあ良しとするかと
いった感じでしたね〜

で、最後のオチとしては…レース後にオフィシャルの方が何かパーツが落ちてました、と
いうので何かを確認しにいった所、


N 氏 の J O G の

チ ャ ン バ ー ガ ー ド と

取 り 付 け ボ ル ト が

欠 落 し て い た 罠


…N氏、チャンバー交換時に固定ボルト締めてなかっただろ、というのがほぼ100%確実な
要因だったのですが、エキパイ部分固定状態だけで走り続けてよくチャンバーもげなかったな、
というのがヒヤヒヤものでしたよ_| ̄|○

このチャンバー、作ったのはかなり前なのですが実際に走行させたのは2回目というかなり
新しいモノなので、もし折れてたらN氏の金銭的にも65000円の大損害でしたからねえ…
やはりいつも通り私がチェックすべきだったかな、と思っても後の祭りですが(笑


と、最終結果的には1ヒート2ヒートの両方の走行距離の合算で決まるのですが、もちろんの
ごとく私らのチームは出走15チーム中12位と奮いませんでしたよ(泣

とはいえ、後で分かったのですがトラブルが出始めた前半1ヒート目のみの走行距離でも
その時点では6位に付けていたという事もあり、3時間の内2時間程度しか走っておらず
トラブルもあった割にはまだマシだったかな、という…


とまあ、今回はN氏の久々の復帰戦と言いますかぶっつけを兼ねたリハビリレースでしたが
いつもの通り、と言いますか準備不足でメカニカルトラブルの方が多いといったN氏としては
大定番の展開でしたのでネタには事欠きませんでしたよ(爆

…さすがに「今ある物で何とかする」という現場セットが個人的に得意な私でもこればかりは
どうにもならん、というLVではありましたがそれはそれで耐久の醍醐味ではあるので。

ただ気温が死ぬほど暑かったのと、前日に雨が降っており湿度も無茶苦茶だったので
一日で4.5リッターの水分を取った位なので良い運動にはなりましたね。
マシンはJOGだったので自分のDio程には筋肉痛も出ず、久々にJOGの軽快感を楽しめた、
という事もあり、結果はともかく気分的にはすかっとした一日でしたよ〜


ではでは。
写真が無いのでこの位しか書けませんが雰囲気だけでも伝われば、という事で。
管理人でした〜


P・S
今回N氏の好みで投入した新型のフロント用デイトナ赤パッドですが、熱に弱すぎるという事が
判明したのでリヤ共々ブレーキはJOGらしからぬフィーリングで散々だった、というのも(以下略

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