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記事No 763
タイトル AJ香川第2戦とFS-Gアク試乗記
投稿日 : 2014/05/27(Tue) 02:15:11
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様毎度でございます〜
日曜は地元レースだった管理人です。

さて…地元草レースである「AJ香川 ミニバイクフェスタ」ですが今回は第2戦となり
4クラスに渡る楽しいレースが展開されましたよ。

と、私はいつもとおりS-Nクラス、要はお楽しみクラスのGP5を除く一番下のクラスに
エントリーですが、スクーター勢はいつものメンツなので実にいつも通りという(笑

前回のFS-JOGは「谷」の部分がカブりまくりの状態だったのでその後エンジンを
チェックしてみた所、やはりと言いますか予想通りでして…
SS時代に掘りすぎた排気ポート通路を色々な素材で埋めていた部分がぶっ飛んで
スーパーどか抜き仕様になっていたからなんですね(汗

で、こんな状態ではもはやシリンダー自体を作り直すしかないので、代わりの
44φを作成中ではあるのですが、これの外注部分が間に合わず、結局は
苦肉の策で排気ポートの「通路内側」をパテ埋めする、という無茶苦茶な手法で
修理(?)を行ってエントリーする事にしました。

一応、レース前にも20分間のみの練習走行はあったのですが、さすがに適当な
埋め方ではエンジン特性が激変した上にパワーダウンもしまして…キャブと駆動系を
リセッティングする暇すら無かったという、その後のレース展開を如実に物語って
いそうな雰囲気となりましたよ_| ̄|○


で、不思議な事に「谷」そのものはある程度マシになったにも関わらず、相変わらず
9000〜10000rpmあたりがゴボゴボいって真っ当に走らず、いくらMJをダウンしても
ニードルを太くしても点火時期をずらしても解決しておらず、これってひょっとして
別の所に原因があるのでは?と思いましたがすでにアフターフェスティバルで予選を
なんとかリタイヤせずに走った、というだけのお粗末な結果に(汗

決勝はそこからさらに、もうぶっ壊れるのを覚悟でMJ10番程ダウンし、冷間時では
アクセル開けると即失速、という無茶なセットにせざるを得ず、エンジンが暖まりきらない
最初だけでもなんとか走ろう、という方向性で走る事に。


そして決勝、当然のごとく最後列からのスタートでして、少し開けすぎるとカブってしまう
MYエンジンをいたわりながら、まるでFNマシンかのごとく足で蹴るスタートを目一杯に
行うと、前回のレース程は酷い発進加速ではなく、1コーナーまでに前車集団に対して
横並び程度に加速出来、今「だけ」なら行ける!と思いTOPを走るNSR50に対して
そのまま無理矢理2コーナーで差し込み、一瞬ではありますが最後尾からTOPに立つと
いった、なんとなくレースっぽい雰囲気は味わえました(笑

んが、正直カマを掘られそうな立ち上がりの失速具合なのでまともなコーナーリングは
出来るべくも無く、ブレーキング寸前でいきなりパワーバンドに入って加速するという
自殺行為の様な特性のまま走りますが、1周もしないうちにすでにTOPからは脱落と
いった予想通りの展開に(汗

特に恐ろしいのが、ストレート部分ではなんとか谷を乗り越えてパワーバンドに
入れられるので、ストレート後半の速度だけはそれなりに出ているのですが…
高速1コーナーでアクセルをOFFにし、そのまま曲がって再度アクセルを開けたときに
ガッボガボいってリヤのトラクションが無くなるどころか減速させられているという
状態になり、内側に倒れそうな勢いだったのがミソです。

…それでも私のレース人生の中で経験した事が無い位のシビアなアクセルワークで
踏ん張り、カブってエンストする事だけは防ぎつつそのまま走りますが、その内
チームメイトのY君に楽にパスされた上、慣らしついでにノーマルFN仕様でエントリーを
していたはぶしょうN氏、なおかつボーカロイド仕様のライブDioのK君にもすぱんと
パスされてしまい、結局一人旅に近い状態に陥りまして。

なんとか最後までエンストを防ぎ、チェッカーを受けた時にはすでにストレートでも
カブって谷を越えられなくなっており、タコを見ると9500rpmから上に上がっていないと
いうお粗末さで、止まらなかっただけマシだった、という無意味に苦しい走行だった
決勝レースとあいなりましたよ〜


と、これ終わってからエンジンはばらしてないので果たして排気通路内部をパテ埋めと
いう無茶な手法が粉砕しているかどうかは分かりませんが、もはやあんまし見たく
無いというレベルになってそうな予感がひしひしと(泣

が、完走してないのに完走扱いになってた前回のレースはともかくとしても、今回は
ちゃんとポイントも得られたのでまあ良しとしますけれどね…


あ、これを書いている時点で、主催者の方の動画がすでにYoutubeに上がって
いますんで、ご興味のある方は是非ご覧下さいな。

…正直、私自身も自分で自分の走りを見ていて途中で吹いたレベルなので(爆
こいつやる気あんのかよ、と思える状態である事は間違いありませんので是非
ご覧頂ければとも。


で、次にこのレース、今回はエキシビジョンという形で、カートランド四国を「逆走」しての
レースが行われまして、私こういうの大好きなのでY君のFP仕様JOGを借りて
そっちにも参加してみたりしましたよ。

が、この手のイベントだと大抵はウデに自信のある人がエントリーする物なので、
はぶしょうN氏もFN仕様のJOGで走りましたが私らは当然ケツ2でしたけれどね(笑

とはいっても、逆走でもカートランド四国のレイアウトではストレートの長さがあまり
デメリットになる事は無いので、アンダーパワー車では有利になる点はほとんど無く、
インフィールドを利用してなんとかする、といった感じで一台のみNSF100に喰らいつき
そのまま抜けずにゴールしただけでしたね。

…ここだけの話、私カートランド四国の逆走ってそこまで多く走った事がある訳では
ありませんが、レイアウト的には好きだったりしますよ(笑

後、はぶしょうN氏相手でもさすがに自分がFP仕様のJOGに乗ってれば、FN相手なら
体重差はあれどまず負ける事はない、というのも久々に分かったという。


そしてもういっちょ、どちらかというとこれが今回のメイン事だったかもしれませんが…
今回、以前当HPにも書き込んで下さった、「高知のスクーター大好きっ子」さん、
お名前はN森さんとおっしゃるのですが、この方がアルミフレーム+グランドアクシス+
前後12インチ、というすぺしゃるなマシンでオープンクラスにエントリーされてまして。

色々とお話を伺ったのですが、徳島カートランドではオープンでの優勝経験もあると
いう激しいマシンでして…私も現物を見てびっくりしましたが12インチ化の為の
グランドアクシスエンジンを昔のFS用アルミフレームにがっつりマウントされており、
リジットマウントによるエンジン振動を相殺する為のダンパーを追加し、それなりに
「実戦」にて走れる仕様になっていたりし、色々と面白かったですね〜
あ、後で写真を画像板に上げておきます。


で、そのN森氏、ラップタイム的にはSP12のトップライダーをも上回る好タイムでして、
カートランド四国のコースは前日に練習されていただけにも関わらず、レースの方では
改造スクーターの特性を生かした発進加速と立ち上がりにて、見事一度もトップを
譲らずの優勝、とあいなりました。

こちらもYoutubeに動画があるので是非皆さんにもご覧頂きたいですが、正直かなり
見ごたえはありますし、オープンクラス的なレースで改造スクーターが勝つ、というのも
なかなか無い事なので。


…でもって、もちろんそんなマシンに興味が沸いた私は、レース後にちょっとだけ
試乗をさせて頂きましたが、あまりの面白さに結構な時間を走ってしまったという(爆

ここからは勝手なインプレですが、12インチ化しているとはいえホイールベースは
10インチ仕様のFS仕様と大差ないので、ステップの位置を踏ん張ってもなかなか
マシンが寝ず、インフィールドではかなり曲がりませんでしたが、12インチタイヤの
おかげでフロントをこじりまくってもびくともせず、開けるたびにフロントリフトするのを
除けばさすが12インチ仕様といった感じの乗り味でした。


エンジンの方はグランドアクシスベースの120cc(位)のボアアップ、TZMリードにPWK、
チャンバーは多分WJ的なモノでピークは12000rpm位でしたが、これだけ排気量が
ある上に車体&フレームが軽量アルミでは、挙動としては文章では表せない位の
じゃじゃ馬である、という事で(汗

いくら12インチとはいえ、タイトターン中にはエンジンをパワーバンドに入れられず、
二次旋回するのに苦労しましたがそのロスは改造スクーターらしく、鬼の立ち上がり
加速でずどんとかっ飛べるので支障はありませんし(笑
ただしフロントを浮かせない様にするのは大前提でしたが。

ストレート前半では他のM12マシンとかだと止まって見える勢いで、カートランド
四国だと高速1コーナーの手前でストレートがゆるく右に曲がっているのですが、
そこもコーナーになる位の加速をしていましたよ。

ちなみに、そのストレートの途中のゆるい右あたりでアクセルを戻し始めて
いかないと、わずかに切っているフロントタイヤが暴れだすのでそこで少しだけ
減速、といった形になるのですが、そのポイントまででも体感ですが、おおむね
100〜110km/h程度は確実に出ていましたね。
さすがにそれだけ加速すると私も乗っていて楽しくてしょうがなかったですよ。


そしてブレーキはブレンボ4POT(多分)が奢られてまして、ストッピングパワーは全く
問題ないレベルになっており、それだけ爆裂加速をしてもきちんと減速出来ますし
必要にして十分であったので、いきなり私が乗っても楽しめるレベルでは走れた、と
いうハイバランスなマシンでした、という事で。
(…ただし普通のブレーキ、と考えてると間違いなく即フロントロックするレベルですが)

が、さすがにパワーバンド外と内の扱いづらさの差や、ホイールベースや足廻りの
欠点については、勝手知ったるカートランド四国で乗らせて頂いた事で、色々と
今後の改良点等もお話出来たので良かったですよ。
私の意見も今後に生かして頂ければ嬉しいですしね〜


で、最後に一つだけ突っ込みを入れますと…ご本人さんもおっしゃられていましたが
改造スクーターで「2stの120cc」となれば、これはまるち杯のオープンクラスの
レギュレーションでも排気量過大になり、ちょっとミニバイクレースの枠には入って
いなかったりします。

とはいえ、まるち杯レギュレーション通りの90ccが上限では制約も出ますし、その
あたりは草レースとしての緩さもありますから問題は無いのでは…と私は思ったりも
しますけれどね〜


とまあ、自分のレースはともかく他はこんな感じでしたが、逆走レースが面白かったのと
素敵なマシンにも乗れたという事でかなり満足度は高かったりします(笑

FSスタイルの激しいマシン、というのもひっさびさに乗りましたし、なんとなく久々に
やる気も出てきたので、それが自分の方にも生かせる事を願いたいですね〜

ではでは今回はこれにて失礼をば。
管理人でした〜

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