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記事No 775
タイトル AJ香川ミニバイクフェスタ 豪雨の4時間耐久
投稿日 : 2014/08/05(Tue) 07:00:30
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様毎度でございまっす〜
日曜耐久走ってきた管理人です。

…とはいっても台風のおかげで土砂降りだったんですけれどね_| ̄|○
一応、レースそのものは開催され、川の中を走ってるのと変わらないレベルでしたが
なんとかかんとか完走だけは出来ましたよ(泣

高知県や徳島県ではかなり被害が出た所もあるみたいでしたが、うどん王国だと
雨は降りまくりでしたがなんとか日常生活は可能な天候であった、という事ですね。

しかし、今回出走するはずだった高知の仲間達は高速道路が通行止めになったり
してしまい、出発はしたもののコチラにたどり着けず無念の不出走となりました_| ̄|○

…こればっかりはお天道様に文句を言っても始まりませんが、まさか台風2個の影響が
こんなに酷くなるとは誰も思っていなかったですしね…
私自身、前々日位までは台風が北西に逸れる勢いだったので、雨は残りそうだが
普通レベルであろう、と踏んでいたんですが全くもって予想を裏切られました(泣


で、今回もいつものはぶしょうN氏と組みまして、使用マシンは氏のFP-JOGなのですが。
前回5月のレースから全く動かしておらず、レース直前には出来る限りメンテしたりは
したのですが、今回投入予定だったNEWチャンバーは間に合わず、万が一の為に
都合しておいた関東製FPチャンバー、「DFノリーズ」の物を投入してみました。

コチラ、関東圏ではかなり評判の良い物なので、N氏の独断ですが知らぬ間に購入して
いたというオチだったのですが…私も興味はあったのでぶっつけでセットを行うのは
いつもの通りとしても、初見チャンバーだと体感のしやすさやパワーの出方の感じやすさ、
という物も面白みの一つなので…

…こんなぶっつけ感を楽しむ人なんて滅多におられないとは思いますが私はこういうのも
好きだったりする変人なのでそこはスルーで(以下略


で、こんなの書いてもアテにする方いないとは思いますが、ギヤはキタコ改の9.8程度の
ハイギヤなので、プーリーは3YJベースとした極限までロースピードプーリー加工物、
最大変速比はJOGなのに3.0近くある物をチョイスしました(笑

未見のチャンバーですから、もし「下」が無いとあまりにも困るので理論値の限界まで
ロースピードプーリーとしてみた、という感じですよ。

これでボス+シムワッシャーは39o、ベルトは795x16.4oという普通の構成で、トルクカムは
N氏作成の秘密モノをチョイスしており、いつも通り社外品駆動系パーツは一切無しです(笑
あ、クラッチシューはFP特性のレベルで使える2JA改でいたって普通ですね。

ちなみにロースピードプーリー構成にする場合、ベルトが長すぎるとトルクカムの閉じ側の
余裕を無くしてしまうので、このあたりもミソがあったりしますよ。


と、そんなこんなで耐久レースなのですが…
朝から雨がどっしゃどしゃ振りまくり、さすがに私もこりゃあ辞めようかと思った位ですが、
ゲートオープンの朝7時にカートランド四国に着き、ピットを取ってからN氏に電話すると
当然のごとくまだ寝ていたのでやる気は限りなく0になったのは秘密ですが。

それでもN氏が到着し、今回は氏の要望によりいつぞやのウェアラブルカメラをFP‐JOGに
搭載出来る様に細工しておいたので、車載動画を撮るという事も忘れてませんね。
んが、N氏がカメラの説明書を忘れてきてたのでもはや記憶だけで設定したというのも
秘密にしておきましょうか…と言いますか何やってんのこのオッサンは、と(以下略

ちなみに耐久としては2時間の走行が「2本」あるので実質4時間の耐久になりますね。
…これ、炎天下だとまず体持たないです(汗


そして練習走行では、雨はだばだば降ってますが問答無用の直キャブで走ってみると、
さすがに適当にあわせたジェットではカブり気味になるので108番程度をぶちこみ、
ニードル段数とASを私のフィールで調整するだけというレーサーにあるまじきセットを
かまし、さっさとWRの調整に入ります(笑

これはNEWチャンバーのパワーバンドが不明ですし、N氏に伺ったところ説明書も
無いし販売元に問い合わせてもパワーバンドがどんくらいなのかを教えてくれなかったと
いう事なので、実践テストしか無いという事になったのでこれまた適当に30gくらいを
ぶちこんでみますが…

これが意外と悪くなく、雨ばかりなので冷間になりますが変速回転数10000rpm前後で
それなりのパワーを出しており、思っていたよりも高回転型のモノっぽいと分かったので
後はコースを走りつつ駆動系を温間に持って行きますが…全く温まらないという罠(汗

仕方ないのでムリクソ乗り方を変えて9500rpm程度で変速させてみると少しパワーが
落ち込んでおり、これは以前のWJチャンバーよりちょびっとだけピークが低いところに
あるのかな、といった分析になり…

軽いN氏に乗せてみると、今度は冷間で10300rpm変速になり、さすがにここまで
変速回転数が高いとオーバーレブ気味なので、とりあえず10000rpm弱程度が
美味しいピークかな、という事でそのまま走る事に(笑

なお、雨どころか過去に経験の無い位のハードウェットなので、使いづらいチャンバーだと
かなり走りづらくなるのでこれは良いテスト環境だ、と思ったのは秘み(以下略
…ライダーとして走りに来てるのかチャンバーのセットを楽しみに来ているのか全く
分からんぞというのはスルーの方向でひとつ。


そしてレースですが、このAJ香川杯の耐久は、松山オートランドみたくクラス別に
走行距離にハンデがつき、どんなクラスでも優勝の可能性があるというとっても楽しい
クラスなんですよね。
とはいっても今回初開催ですが、このスタンスは私好きなので今後も行って欲しいものです。

その上、UWAの空杯でもありましたが、出走前に「課題」を解いてからスタートで、その上
課題を無視したり全問不正解だったりするとマイナス15km、というペナルティがあるので
真面目にやらなければいけません(笑

で、これは国語算数一般教養とかがあったのですが、第一ライダーのN氏は一般教養を
選びまして…これが都道府県名の穴埋め問題だったので、N氏の得意とするところで
出走17台中の一番に課題をクリアして颯爽とコースインしてくれましたよ。


とはいっても普段のウェットの倍くらいの面積の水溜りがあり、どのコーナーもほとんど
池になっているので無理は効きませんが、N氏は久々のライディングという事もあり、
見てる方がヒヤヒヤする位のハイペースでかっ飛ばしているという(汗
相手は大抵が12インチレーシングレインタイヤを履いたMT車なのによくやるわと…

チャンバーも見ている限りではそこまで下が扱いづらいという事も無さそうですが…
これは25kg近い体重差もあるので、私も実際にせめて見ないと分からないので油断は
禁物ですね。

とはいっても、すぐに交代の時間が来て私もコースインしますが…水溜りの水ハネやら
前走者の跳ね上げる飛沫、そして吹き付ける雨で全然前が見えないという_| ̄|○

あまりにも過酷な状況なので、とにかく転倒だけはしない耐久の鉄則を守ってかなりの
スローペースで走りますが、それでも滑ること滑ること(汗

その上、普段は多少の雨でも全く問題ないN氏のJOGのステップボード周りなのですが
雨が激しいのもあり、ステップ周りが常にびしょびしょでステップワークで足を踏み換える
度に足がすっぽ抜けるという超デンジャラスな状態でして…

チャンバーやら何やらよりもこれが一番の大問題でしたが、N氏に聞くと対策の打てる
パーツは無い、というのもう根性で走りきるしか無くなったという(爆


で、ある程度のペースを維持するN氏とこわごわの私の走りで前半2時間は転倒も
トラブルもなく無事に終えましたが…後で結果確認すると、補正無しの走行距離だと
この時点で17台中4位だったっぽいですね。
しかし、それだけでは終わらないのがこういった耐久の面白いところですよ〜


そして1時間の昼休みを挟んで後半の2時間ですが。
昼前から雨がかなり激しくなり、各コーナーはもはや全面水溜りと言っても良い程の
酷さになっており、水圧でフロントタイヤすくわれるレベルでもうまともに攻められる
状態ではありませんでしたよ_| ̄|○

とはいえ、リタイヤするつもりはないので…前半終了後にガソリンが足らない事に
気付いたのでN氏がさくっと買ってきたりしてましたが…
4時間走るのに満タン+2リッターで足りる訳ないだろ、というのは(以下略


で、後半戦も30分くらいを過ぎると…水溜りにはまった後でアクセルを開けると
かなりゴボつく様になってしまってましたが、さすがにここまで悪条件だとどうにも
対処のしようが無いのでそのまま行こうと考えていましたが。

N氏の走行中、たまたま前車をパス出来ずに長時間低回転で走ってしまったのか、
3コーナーあたりでチャンバーから白煙を噴きながら止まってるN氏の姿が_| ̄|○

完全にエンストしてはいませんが、そのままマシンを押して帰ってきまして。
早速手早くチェックすると完全なカブりだった上、キャブの回りはヨーグルトを
ぶっかけた様な惨状になっており、いくらなんでも水吸いすぎという始末でした(泣

で、さくっとプラグを交換してMJを5番落とし、フロートの水&ガスの混じり物を捨て
キャブもある程度洗って再スタートしますが…20分以上はロスってしまいました。

…転倒が無い様に走っていたのにこれで貯金は全てパーですし、残り時間は1時間を
切っていた感じだったのでもうある程度のペースで走る事にしましたよ(泣

私、でかい水溜りのある1コーナーと2コーナーの間ではアクセルを閉じて惰性で
走ってましたし、同じく池と化している3コーナーや5コーナーでは極力水溜りの上で
アクセルを開ける事を避けていたのに、もうどうにでもなれと(爆


が、物理的にリヤタイヤが空転する事も珍しくなく、アクセルを開け損ねると駆動系が
唸ってうぉーん、とか言ってるというなかなか貴重な経験もしてみましたが。
…スクーターの駆動系って、ジャンプしたり空転したりすると全く役立たずになるので
こういうのが一番駄目なんですよねえ。

フロントがすくわれるのは人間側でどうとでもなりますが、開けていく時点でリヤが
空転するのはもはやどうにもならず、MSPのリヤサスを信じて走るしかないという。


そんなこんなで何とか無事にチェッカーは受けられましたが、安定を旨とする為に
あまり無理に他車と競り合わない、という耐久相方の役目は果たせたのでこれはこれで
良しとしますよ。
ガンガン行くのはマシンの持ち主であるN氏の役目ですし、知らぬ間にそういった
暗黙の了解が出来ているのは不思議なモンですね〜


そして、最終結果としては…当然ですが出走17台中の12位と、ちと奮いませんでした。
が、これは課題やハンデを含めてもさすがにトラブルのピットストップがあったのでは
妥当な結果、という事で。

ちなみに、課題ですが後半戦の課題は私が解いたのですが…
満点ではありませんが最高点が8点でして、その8点の人が4人居る内の一人で
あったので、まあ悪くは無かったかなとも。
あ、課題の内容は「地図記号」でしたが個人的にかなり難しかったです_| ̄|○

なお、N氏の解いた課題は満点15点の方もいる中でN氏4点じゃねえかと(爆
…一番に解き終わったのに回答は一番ではなかった、という事で。


最後に、チャンバーなのですが雨の中で開けるのがかなり遅れる、といった点が
あったのですが、7000rpm台にまで落としてもちゃんとついてくるという状態で、
これまたノーマルエンジン対応FPチャンバー、という枠で見ればかなりの広範囲の
パワーバンドを持っている、という分析も出来ましたよ。

これ、ちと予想外ではあったのですが、確かに評判通りのチャンバーであると
いう事ははっきりしましたね〜

これは晴れで走ってみないと分かりませんが、以前使っていたWJ製と比べても
ピークパワーは同等位に感じましたし、その上でパワーバンドが広い、となれば
言う事ありませんよ。

ノーマルエンジンであんまし高回転型のチャンバーにすると、ピークの力強さと
パワーバンドのある程度の広さ、ってかなり両立しづらいはずなのですが、
かなり高次元でバランスされてるな、と私は思いましたよ。

…まるで自分の物の様に分析してますが、基本私はN氏のメカニックなので
こういうのはしっかり把握しておかないといけない、というのがありますのでね〜


とまあ、そんなこんなで大雨の耐久はなんとか走りきりましたが…
滑りまくるステップボードのおかげで、筋肉痛ではなく関節痛が全身に出ていて
歩行にも支障をきたすレベルになっておりますです_| ̄|○

ステップを踏んだ時にすぽーんと力が全て抜ける、という事の繰り返しだと
予想もしないところに負荷が掛かっていた模様ですねえ。

後、ツナギやグローブの着色が抜けて皮膚にくっつき、肌が青いというのも一度
風呂に入った位では取れないという状態でして(笑
過去に経験が無い位に装備もずぶ濡れで、さっさと乾く事を祈ってますよ…


あ、それと今回車載動画があるにはあるのですが…
雨が激しすぎ、カメラのレンズに水滴が付きっぱなしの状態ばかりなので
まともに見えるところを編集してからYoutubeに上げたいと思いますです。
…ロクな動画にならないとは思いますが、これもカメラテストの一環という事で(汗


ではでは、とりあえずの豪雨耐久レポートですが数日は関節痛で悩みそうな
管理人でした〜

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