皆様お久しぶりでございまっす。 …なんとかネタ見つけた管理人です_| ̄|○
っと、ホントここの板ってもはや用済み感がひしひしと漂ってますが(泣 画像を貼れる様にして統合すればもちっと便利なのですが、過去ログ移転等を考えると 手間が掛かりすぎて現実的ではないので…今回も画像板を使いながらのネタになります。
で、ネタといっても相変わらず大した事ではありませんが、今回はちょっとした工具とか。 以前ヤフオクで安くGETしたヒートガンなのですが、破格の安物だったのでかなり酷使して いたのでそれが祟ったのか、先日見事にぶっ壊れてしまいまして_| ̄|○
…スイッチを入れても熱風が出ず、それどころか送風ファンが通常の3倍くらいのスピードで 轟音を上げて回りまりまくる上に青白い火花がどこからか飛び散っているという(笑 非常にデンジャラスな状態になりまして、ああさすがにこの使用頻度ではゴミになるかな、と 思いましたが私はそれでは済まさないのはいつもの事ですね。
早速分解してみると…この手の安モンによくあるチープな作りでして、何百度にもなる ヒートガンなのにさすがに危ないわ、と思いつつもそのチープさを生かしてどんどこと バラしていくと、すぐに破損箇所に行き当たりましたよ。
動作不良の原因はただの断線だったのですが、その断線部がヒーター、すなわち 温風の源となるニクロム線と電源線を繋いでいる箇所でして。 元々は入力二系統があり、Hi/Lo切り替えはそこいらへんを電気が流れてその後で モーターに入力される、といった仕組みでした。
なので、ニクロム線への通電部に断線があると他の箇所からダイレクトにモーターへ 全ての電圧が入力される訳でして、これだと確かにニクロム線は加熱されずに モーターだけ元気一杯で強烈送風してくれるな、と納得出来ましたけれどね(笑
が…そのニクロム線と配線の接続部がこれまた値段相応のチープな作りでして。 出力に全く見合わない異常に細い銅線がニクロム線と適当にカシメられているだけで、 無事だった他の3箇所もこれは時間の問題だ、という酷いレベルでして。
これはさすがに熱で断線しても当然だな、という構造ではありましたが、その構造上 半田付けを行っても熱でやられそうなのは目に見えているので、カシメられていた 真鍮製(?)のパーツを無理矢理整形し、ある程度がっちりとカシメられる様に修正し その上でニクロム線と銅線をくっつけた上で元に戻しました。
が、これでもおそらくは長持ちはしない、というのが構造的に分かってしまいましたし、 ニクロム線の外側にある、陶器というかセラミックの断熱部の筒もすでに割れて欠けて いたので、もうどうにでもなれ、と思いつつ無理矢理納得してフタを締めましたよ(爆
…まさにお値段相応、という事で別にこれは文句を付けるレベルですらないのですが 安物工具の中身を見るのが好きな私でも、これはちょっと興味よりも危険度の方が 感想として上回っていた、という珍しい事例でしたね〜
使用率なんて何処吹く風ですが、20%くらいには押さえないと間違いなく線が焼き切れて ぶっ壊れます、というのは確実でしょう…
で、もういっちょネタを出しますが。 先日、珍しくと言いますかエンジンやパーツではなく工具の作成依頼がありまして。 ブツとしてはかの山田商会製品、クランク検芯台である「芯出す蔵」のレプリカが 欲しい、との事で(汗
これ、はるか以前に私が山田商会に依頼して設計を形にして頂いたのですが、 すでに設計図というか段取り的なモノも完全に忘却の彼方へ飛び去ってまして(汗 が、現物は当然今でもバリバリと現役なので、当時の記憶と現物を元に、なんとか レプリカをこしらえてみる流れになりました。
とはいえ、依頼者の方は原付二種系のクランク計測をメインとされるという事なので、 サイズを小さくまとめた簡易版の「芯出す小蔵」では寸法の面で使いづらい為、大型と 言うか基本品である「芯出す蔵」でないと駄目なので材料選定からちと悩みましたよ。
しかしコレ、検芯シャフトを通すロングナットと、ベース部ブロックの溶接が私にとっては 一番の難題でしたよ(汗 詳細は端折りますが、ナットの「面」ではなく「頂点部分の線」をブロックの面に対して しっかりと歪み無くくっつけなければならない、という段取りだったので点付けを繰り返しつつ 歪まない様にちょっとずつくっつけながら肉を盛る、という…やはり私は溶接は苦手で ある、というのを再実感した作業でしたが_| ̄|○
…と、これは公然の秘密だったのですが、山田商会製の芯出す蔵はベース台としては チャンネル鋼を用いており、それに色々加工したりくっつけたりしているだけの物に なるんですが、当時ならともかく現在だと鉄の値段がびっくりする位違っていたので 切り売りでもそれなりのお値段になってしまったという_| ̄|○
検芯シャフトのベースとなる部分も、安く上げようとしてアングル等を試みたのですが シャフト保持の為の溶接にて不具合があり、結局はちとお高い6面フライス加工済みの ブロックを用いてしまい、加工等は内製で全てをまかなえたものの、作成コストとしては 過去の山田商会製品の売価では材料代にすら足らない、というシビアな現実になって しまいましたけれどね(泣
とはいえ、そこいらへんに関しては依頼者の方もお覚悟の上だったのでそれはまだ 良いのですが、今更ながら山田商会ってよくあの販売価格であれだけの工具や冶具を 出せてたなあ、と心底痛感した、という事で。
これはお世辞ではなく本当に凄いと思いますし、それなりの実用性があった事も考えれば かの山田さんってキャラクターはともかく良い仕事してたなあ、と思いますよ(笑
…納期が遅いとか見た目が曖昧だとか宅配便等の品目に「スケベ椅子」とか「エロ本」とかって 記される事を除けば正に「安くて良い物」であった事は間違いないなあ、と…
そして最後にちょっとは実用的?なネタをひとつ。 2stのリモコンJOGなのですが、このフライホイールを軽量加工したのですがこれに対して キタコ製の強化クーリングファンがはまらない、という事例がありまして。
これ、私もうかつだったのですがよく考えると3YK系統のファン&フライホイールと 規制後のDC点火タイプのファン&フライホイールはファンの互換性が無いんですよね(汗 オーナーさんはあくまでリモコンJOGのフライホイールを加工したい、という事だったので ご自身で用意していたキタコファン(規制前用)がはまらない、という事には触れては いなかった、という点はあるのですが。
フライホイールごとであればコイルやハーネスも交換すればクランクケース&シャフトには ボルトオンなのは定番ですが、ファンだけの互換が無い、という事を加工後まですっかり 失念していまして、内径のかなり小さいキタコの規制前用ファンの内径を加工してなんとか 規制後の「外周加工済み」フライホイールにねじ込んだ、という…
これ、キタコのJOG用ファンだとエアシュラウド側には余裕が全く無い為、フライホイール側に ファンの厚みを増やし、フライホイールの外周にまで回り込む様な設計なので、余計に 辻褄が合わないという事なのですが、リモコンJOG等のDC点火用フライホイールの外周を 1.5oとか落とせば、キタコファンの内径も1oも広げずになんとかはまる寸法になったと いう事で。
…とはいえ、規制後リモコンJOG系のファンだと純正でもかなり風量は上がっているので キタコファンを用いてもそこまで絶大な変化は無さそうかな、とは思います(汗
とまあ、ほぼスクーターネタではありませんが最近は個人的にはあんましいじくれてないので 工具等のネタになりましたが、こういうのでもやる事はやってる、という事でよろしくです。
ではではまたネタがあれば適当に羅列したいと思いますのでココを見られる皆さんの 時間の無駄にならない事を祈っておりますです(汗 管理人でした〜
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