皆様お久しぶりでございまっす。 いつも通りネタが無くてどうにもならん管理人です_| ̄|○
と、そんな事言っててもしょうがないのでちょっとはメイン板の花になる日々の日記なんかを 少々記しておきたく思いますです。 …もちろんいつも通り面白い物では無いので(以下略
で、まずはフライスなんですが。 実は私、この度中華卓上フライスをひょんなことから入手しまして、やっとこさ設置だけ 完了した、という事なんですよ。
とはいっても数ヶ月前から入手はしていたのですが、何せ設置場所に困ってしまい 今使ってるボール盤の換わりに置こう、と考えつつもはや数ヶ月、といった所で(笑 いつまでも軒下にフライス入りの巨大な箱を置いておくのも不味いのでやっとこさ 機械の入れ替えだけは済ませてみた、という…
なおブツは今の時代さして珍しくも無い中華製の卓上フライス盤でして、当然の様に 中古の不具合アリの品ですがなんとかなるだろう、いやしてみせよう、といういつもの スタンスでチャレンジする事にしてますけれどね(笑
…しかし、元々が使わなくなってかなり経っていた上、放置状態の物を私がGETし その上でさらに数ヶ月も寝かせていた為、元々サビだらけだった本体はさらに サビが加速してしまっておりもうこれ不味いんじゃないかというレベルでして(爆
んが、腐っても三流工作機械なのでそのあたりはどうとでもなりそう、というのが この手の機械の面白いところですよね。 実際、私も昔中華製卓上旋盤を購入した時には、旋盤加工がどうこうではなくて その作りやメカニズム、運用等に関してはかなり面白かったという記憶もあるので そういった所を楽しめるタイプの人にはホント良いオモチャだなあ、と思ったり。
とはいっても、本音としては実は先日、丸い鉄パイプ形状の物に1.5φの貫通穴を 開けなくてはならなくなりまして、その時に劣化しまくっている私のボール盤では ちょっと狙いが定まりづらく結構やりづらかったという一件がありまして(泣
もういいかげん新しいボール盤買わないと不味いな、と思っていた事もあり、 それならあまりフライス加工の頻度は高くないけど精度の出せるボール盤扱い、と してフライス設置すればいいんじゃね?という無茶苦茶極まりない思考が沸いて 来てしまい、さくっとやらかしてしまったワケです(笑
しかしいくら中華卓上機とはいえ、俗に言う「X-2」タイプなので本体重量のみでも 60kg近くあり、梱包の木箱から垂直に持ち上げて取り出すのはかなり腰に来て しまいましたが…自分の首にタイダウンをかけ、反対側をフライスに固定した上で 両腕と首との三点支持にて持ち上げる、という必殺テクニックによりなんとか 移動と設置は出来ましたよ。 …もちろん真似しないで下さいね(汗
そいでもって早速実動テストを行いましたが…事前に伺っていた通り
ス イ ッ チ を 入 れ て も
ウ ン と も ス ン と も 言 わ ず
全 く 反 応 し な い 罠
…ってこれは承知の上なので当然なのですが、何度かスイッチやボリュームを いじってると高確率で起動する様になり、ちょっと胸を撫で下ろしましたね〜
で、早速各部電圧等をチェックしてみますが…分かる範囲では断線等はなく、 とりあえずスイッチボックスや基盤部をバラしてみますが、さすが中華製でして 2箇所ほど端子がぐらぐらになってる部分があり、そこを修理するとなんとか DC駆動モーターには常に12.4V程度の電圧が掛かる様になりました。
しかし、それでも回転が不安定になる時がある上、モーター部からベアリングが こっぱみじんこになってそうな激しい異音もしてた事もあり、そのままモーター部を 全部バラしてみる事に(汗
そしてモーターを開けると意外と綺麗でしたが、アースされてる部分の接触が イマイチそうだったのでそこを付け直し、内部も清掃して末端部のベアリングも 交換し、組みなおしてスイッチ入れると
今 度 は 起 動 し て も
一 瞬 で 高 負 荷 警 告 ラ ン プ が 点 灯 し
全 く モ ー タ ー 回 ら な い 罠
なんじゃこりゃ?と思いつつせっかく組みなおしたモーターをもういっぺんバラし、 おかしいところはないか、と考えてチェックしていると… なんの事はなく、モーターの末端部のフタ部分を90°ズレて取り付けていた、と いったイージーミスでしたが_| ̄|○
これ、ここのフタの位置が変わると、ブラシの接点部と内部磁石の位置関係が おかしくなり、電流を流しても電磁石にならない、という実に基本的なミスでして。 相がズレる、とでも言うのでしょうか、モーターとしては一番やってはいけない ポカミスをやらかしてた、というオチだったという…
もちろんすぐに見なかった事にして記憶から抹消し、組み立てると今度は 反応も良くなり回転も安定したので、ああこれでOKかな、と思いましたが 肝心のモーター部の異音は全く改善されて無いという(爆
…これも仕方が無いのですが、回転の異音は実はベアリングではなく、 モーターの軸についてる強制空冷用の冷却ファンがあるのですが、ここは 本来軸に対してスプライン勘合しているのが完全にナメっておりファンが ほとんど空転しているから起こっていた音だった、というオチです。
もうこれは仕方ないのでモーター駄目になるまで使おうと思いますが、さすがに ココは高負荷とかでぶっ壊れる物では無いのでそういうものだ、と割り切るのが 賢い選択だと信じてやみません(汗
で、なんとかある程度は始動に安定感を持たせられたので、後は必死に サビだらけのテーブルやカミソリ等を清掃&グリスアップし、XY方向のガタの 調整等も行いましたが、まあこれが面倒くさい事この上ありません(笑
んが、これが楽しいのがこの手の機械の魅力の一つなのですが、さすがに 卓上旋盤よりは負荷がでかいシロモノなので、卓上旋盤よりは調整等がまだ マシな具合であった、というのだけは救いですね〜
もちろん、これは前オーナーの使い方やセッティングにもよるものなのですが 少なくともとりあえずのボール盤として使うなら申し分ない、といったレベルには セッティングを行い、後は適当に掃除して作業台へ乗せただけで今回の作業は 終了とあいなりましたよ。
当然、使ってみて振動が酷いなら台との固定等もまた考えますが、最近は そんなに穴を開けたりもしてないので今後運用してみてから、ですね〜
とまあ、そんな感じで卓上フライス盤を仮設置したワケですが… 旋盤とは違い、明確にこれがないと出来ない、やれない作業がある訳でも 無いので、実際のフライスとして使われるのはいつの日になるか、という(笑
そもそも、フライス加工が必要となる場合は卓上機ではかなり難しいレベルの 加工しか発生しない為、外注にぶん投げるのが基本だったりもするので…
あ、そうそうあともう一つ。 これは別に全然大した事では無いのですが、久々に2ちゃんねるを眺めてたら なんかちょっと引っかかるところがあったので少しだけ。
------------------------------------------------------------------ 中華台湾キット組むなら慣らしの時点でアタリ取りやるだろ普通 それをサボるから抱きついてからになるんだよ
アタリ取っても抱きついたなぁ まぁねぎのリーダーも抱きついてから本番とか言ってたし ------------------------------------------------------------------
こういうのが某スレにあったのですが、下の人がココ見てるかどうか分かりませんが 一応補足をば(汗
最初の方のコンテンツに確かに私「抱きついてからが勝負」と記している部分は ありますが、これは「元々がそれなりにしっかりしている物」である事が大前提で、 近年流通しているうんこみたいな中華品では話が別ですね。
まず第一に、ピストンクリアランスがそれなりにしっかり余裕を持たせられており、 ピストンの材質や形状に対して許容範囲である、というせめて純正レベルの 品なのであれば、多少の抱き付き程度でアタリを見極めていきましょう、という 意味合いになってます。
これを書いた時にはまだ今の時代ほど粗製乱造品が当たり前に出回ってはおらず そういった時代背景の下で、一度位の抱き付きなら行ける範囲である、としている 文面なので(汗
…はっきり言いますが、粗悪品とか安物、もしくはそれなりのお値段の品だとしても そのあたりがきちんとしており、慣らしとアタリ取りでちゃんと運用出来る品、なんて 今の世の中にはほぼ存在していない、と断言しますよ。
上の方が言ってる様な、慣らしやアタリ取りなんかやっても元が悪ければ全く無駄で 何の意味も無い、言い切っても良いので。
私の書いた事を参考にして頂けるのは嬉しいですが、もはや時代が違う上に それだけで運用が安定すれば誰も苦労はしない、という事ですね…_| ̄|○
ピストンクリアランスの計測や把握、必要であれば精密ホーニングに出して 調整した上で「ピストン&シリンダーとしての最低限」レベルなのであり、圧縮比や ポートタイミングがどうこう、なんてそれらをクリアしないと語るレベルですらない、と 認識されると宜しいかと思いますよ(泣
いつもの通り言葉が悪いのを承知でぶちまけますと、そういった安価品とかで 行けてる、何もせずとも運用出来た方ってのは基本的に幸運なだけであり、 それが行けてるから、といった感じで他人様のインプレを鵜呑みにしても何の 気休めにもなりません。
さらにもんのすごくはっきりモノを言えば、社外品エンジンパーツに限って言えば 他人様のインプレなんてほとんど価値が無いという時代である、とも言えますね。 …正直な話、個人でシリンダーボアゲージやマイクロメーター等を持っていないと いけないレベルですらある、と言い換えても良いでしょう。
もちろんそれらを使って物を判断する知識やノウハウは必要ですが、この手の 能力ってのは社外品をいくつ使ってきたとかの経験って何の役にも立たない、と いうのが悲しい所なのですよね_| ̄|○
こういうのも、もちっと「作る側」がきちんとしたモノをこしらえればユーザー側が 悲しまなくても済むのですが、ホントそういう意味では嫌な時代ですよ。
…あ、もちろん私はもし依頼されたらそのあたりは依頼者の方にどう思われようが はっきりした分析と意見を申します…ってのは言うまでもありませんね(笑
ではでは。何かネタとしては全然違うモノになってしまってますが(汗 書くことが無いよりはマシなので今回はこれにて失礼をば。 管理人でした〜
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