皆様毎度でございまっす〜 先日地元草レース、AJ香川ミニバイクフェスティバル第2戦を走ってきた 管理人でございます。 いやはや、いつもの地元スプリントですが天気にも恵まれ楽しく走って きてしまいましたよ〜
…もはや旧車レースの様相を今回も余すところ無くひり出しているこの スプリントなんですが、今回は新設GP9クラスも単独開催とあいなりまして 各クラスとも見ごたえのあるレースが展開されましたね。
私はいつも通り、FNライブDio-ZXを用いてS-Bクラスへのエントリーですが 岡山悶絶レーシングのFNマシンの面々とも常にカチ合うのでいつもながら クラス内でのFNマシンでの最上位、といったポジションを気にしていたり(笑
で、レースの方はいつも通りスタート直後は異種格闘技戦であるが故に混戦に なるのですが、こればかりはある程度のごり押し&経験値を用いて早め早めに 前に出て、展開を利用して上を狙う、といった作戦なのはいつも通りです。
が、中盤までは前を行く4stMT車に何度仕掛けてもストレートで抜き返され 水をあけられつつも、ラストの3周でインにねじ込み一気に引き離すという 作戦を取り、久々の3位表彰台とあいなりましたよ〜
同じくFNマシンの岡山悶絶レーシング総長とりっきい氏も最近はめきめきと腕を 上げておられており、いつも後ろの気配にひやっとするのですがなんとか 展開で引き離して事なきを得た、というのも…前回のレースと同じ感じの 展開になってしまいましたが(汗
とはいっても…私も昨年度のFN復帰直後には45秒台だったラップタイムが今では 44秒程度にまで詰まっては来ているので、それなりに腕も戻ってきたのかなと 実感を見出しいてる今日この頃ですね〜
で、今回は昇格者もあり単独開催のGPナインクラス、こちらもなかなか見ごたえの あるレース展開となりました。
出走メンバーとしては
・徳島KLFNの雄、3YKのテル氏 ・岡山から参加のライブDioのseo-r氏 ・元地元M12クラスのチャンピオン、GダッシュのI氏 ・今回GP7から昇格の90年式Dio-SRのマサヒロ氏 ・同じく昇格の3YK山田塾さぶろう氏 ・同じく昇格のXR100モタードF氏
といった面子なのですが、スクーターは基本的にFNマシンとは異なり、プーリーの 流用とかは禁止といった感じでセッティング範疇のみといった仕様となってまして、 FNマシンよりワンクラス下、といった性能での競争となってますね。
とはいえ、そのマシン群でもやはり徳島FNの雄、テル氏は強く予選からさくっと トップを快走するも、今回初参加の岡山seo-r氏のライブDioがかなりの躍進を見せ、 トップを走るという場面もありましたが最終ラップの最終コーナーにて大逆転を カマして見事テル氏の優勝、とあいなりました。 …やはりこのあたりの展開はさすがという他ありませんねえ〜(汗
ちなみにseo-r氏はFN仕様のマシンだと私とほぼとんとんなので、マシンが ワンランク落ちるとはいえ「初レース」としてはかなりの大健闘であったと 思ったりします(汗
なお途中まで前車2台に喰らい付いた3位のGダッシュI氏、彼もマシンの差を鑑みれば かなりの激走でして…エンジン自体は太軸大径の腰下ではありますが腰上パーツは 6.8ps仕様のままというチャレンジャーですが昔取った杵柄を振り回して気持ち良い コーナーリングを見せてくれましたよ。
昇格者のXR、F氏は若者ですがそれでもこれだけのベテラン勢を相手にかなりの 健闘でして、昇格クラスでいきなり4位まで上がったのは特筆に値しますねえ。
同じくGP7から昇格のマサヒロ氏とさぶろう氏、マシンに違いはあれど両者共に かなりのライバル意識むき出しのお二方なので、今回も後方とはいえがっつりと 接触アリの熱いバトルを見せてくれました(笑
さぶろう氏は今回からオクムラのリヤショックを投入されてましたが、これは かなりの骨董品だったので中身はサビサビでして(汗 あまりに酷かった為にシェルケースカット等の定番加工を施して差し上げたのですが それが功を奏した様で、前回とはうって変わってなかなかキレのある走りを されてましたよ。
Dio-SRのマサヒロ氏もいつもながら気合と筋肉のコーナーリングを見せてくれて いましたが、リヤタイヤがかなり磨耗しており交換出来なかった、という事なので 高速1コーナーで最高速でのハイサイドを喰らいかけたのも目撃しましたがそこは いつものごとくさらっとこらえて走ってたのはいつも通りで(以下略
…このお二方はマシンは異なるとはいえ一長一短ありのよきライバルなので 今後も是非がっつりとバトって頂きたいものですよ〜(笑
で、「上」が昇格したGP7クラス、こちらもソウルレーシングの一人である スーパーDioのマサ氏、GWあたりは毎日走りに行っていたという熱の入り様で、 マシンメンテも何度も私にあれこれ聞いてきてしっかりとメンテを施し、万全の 状態で今回のレースに挑んでまして。
元々6.8psだったエンジンを全て太軸大径7psZX仕様に作り変え、リヤタイヤも MBR740の3.50をケースへの微細な接触は我慢して履く、といった激変具合を 施したので、マシン性能は文句無く好調でかなりの勢いでした。
が…予選ファイナルラップでプラグキャップが抜けてエンスト、というちと がっくりくる様な展開になってしまったのですが、決勝では最後尾からの スタートにも関わらず、フェンスへの接触も恐れないスタートダッシュで 1コーナーまでには3位にポジションアップ、これはなかなか、と思っていると そのまま2コーナーで前の2台をまとめてごぼう抜き、という半周も走って いないのにケツからトップ、という脅威の全車抜きをカマしてくれまして(汗
そのままトップを安定して走行し、本人さんは感無量の初優勝、となりまして。 地道にメンテや練習を積み重ねた結果が花開いた、という事で私もちょっと 感動するものがありましたよ…
ここだけの話、彼は峠上がりで90年代にはM12でレースをやっていたのですが、 当時はトラブルや転倒ばかりで全く良い所が無かった、というのもありまして 今回は全てが上手く行ったレースとなっており、数十年ぶりの快走、という 大満足な結果となったのでは無いでしょうかね〜
んが、サーキット走るならばCR80用等の柔軟性のある&ダルマ端子タイプの プラグキャップはあった方が良いですが(以下略
最後にGP5クラス、こちらもソウルレーシングのタクトを駆るNAO氏、彼も 念願のクラス優勝を狙っていたのですが、今回は文句なしのぶっちぎりで 初優勝&GP7昇格となりました。
…レギュレーション的に、製造30年を過ぎるマシンはチャンバーの変更がOKと なっているので、彼のマシンもチャンバーは装着していたのですが…これが 元は見た目だけのブツでして、違う物を探し当てて走るとあまりにも高回転型すぎ ノーマルシリンダーなのにリングを吹っ飛ばしたりするトラブルが多発して しまい、何度もエンジンを壊してしまっていたんですね_| ̄|○
なので、多少ピークを下げる為にエキパイ部の加工等を案として提示した所、 そのチャンバーの加工が功を奏してピークは9500rpm程度に抑えられたので、 そこでギリギリ持つ様なセットを施し、結構な綱渡りではありましたが決勝を 全力で走りきれたので良かったですよ〜
ちなみにこのタクト、元となっているチャンバーはオク○ラのAF18系用で、 フランジの角度を換えてタクト系のシリンダーに合わせ、かつ全長等を計算した 上でエキパイを伸ばし、ピーク発生回転数を落とす事に成功しています。 …オクム○を加工するのは勿体無い気もするのですが、性能を上げるとなれば 多少の犠牲はやむなし、という事ですねえ(泣 (実際の加工修正@soul cyclez)
腰下に関しても彼は自分で組むタイプなのですが…クランクシャフトも今時 どこにこれだけあったんだ、と思うレベルで集めており、5本ほど私のところに 持ってきて検芯&芯出しして良いの選んでくれ、という感じでして(爆 さすがに年代物なのであまり選択の余地はありませんでしたが、それでも 何も考えずに使って下手にぶっ壊すよりは良いので、今ある物でなんとかすると いった私も共感出来るスタンスで丁寧にエンジンをこしらえた結果である、と 言えるでしょうね〜
ちなみに私も試乗しましたが、元が5psの割には結構面白いパワーが出ており、 ボトムリンクフォークの怖さを除けば面白いマシンになっていた、という点も 付け加えておきます(笑
とまあ、文字ばかりで現場に居ないと分かりづらいレポートで申し訳ありませんが、 色々と個人的にアドバイスした方々が上手く走れた、というのもあって見ている だけでも面白いレースだった、という事で。
元のスタンスが草レース、とはいえある程度走っていると人間って向上心が出て くるものでして…そのあたりからはお金や手間もどうしても必要にはなってきて しまうのですが、それを惜しまない楽しさ、といった点を見出す方が増えてくると いうのは嬉しいものですよね。
私もそこまでベテランを気取るつもりはありませんが、他人様の成長というのは いつ何度見ても感慨深いものがある、といった点は本当に素敵なものですよ。
ではでは、また次回も草レースらしい楽しさを求めて私も精進したいと思いつつ 今回はこれにて失礼をば。 管理人でした〜
P・S GPナインクラスのみですがYoutubeに公式動画と別角度の動画をUPしてますので 興味のある方はどーぞ。
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