記事No |
: 1182 |
タイトル |
: Re^3: アドレスv100のデジタルタコメーター設定について |
投稿日 |
: 2017/12/30(Sat) 07:24:03 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
ともにゃんさん毎度でございまっす〜 昨日寒風の中地元サーキットの一日走行で体ガタガタの管理人です(笑 ではでは今日も早速いつものを。
> タコメーターを装着してセッティングに明け暮れている毎日ですよ(通勤がセッティング出し爆
タコメーターを生かしてセット中なのですね〜 個人的には通勤セッティングって非常に宜しいかと思いますよ。 車両の感覚を体に覚えさせる為にも、乗れるだけ乗った方が良いですし 毎日に近い頻度で乗る方が色々な機微も分かりやすくなる、というのは 道理ですから…
> こちらの地区では目印になるような物がある直線がなく、25km/hから70km/hまでのタイム計測でセッティングを出し始めたのですが、純正12.5g×6個(5500rpm)から11g×6個(6000rpm)に変更して計測をしていたんですよ > > そしたらなんと純正より1秒近く遅いんですね
例の一定区間テストを行われているみたいですが…6000rpm変速あたりで ノーマル5500rpm変速より区間加速タイムが遅い、というのはちょっと 意外です(汗
もちろん個体差もありますが…〜70km/h程度ならばまだ絶賛変速中なので 変速終了後のオーバーレブによるおまけの「伸び切り」は勘定に入れなくて 済むので、一番正確な判断になるのですがこれだと6000rpmよりは下に 一番美味しいピークパワーがある、といった判断で良さそうですね。
> それで頭の中が泥沼になり一度気分転換吸排気のリフレッシュでもしようかとプラグを見たんですね > > そしたら碍子部分真っ白...
あらら、ある程度の一定距離の高負荷加速のみでプラグが真っ白、となれば かなりヤバい状況なのは間違いないので早急に対策しないとトラブルが出て しまう事は間違いないかなとも(汗
> こちらのHPのブログの熱い読者なもんでプラグは熱価1番上げEリーチ4枚仕様でして、
ロングリーチプラグでの無理矢理圧縮比UPを行われているのですね。 が…これは元々、ヘッド容積や圧縮対比の数字が大きめの原付二種クラスの エンジンだと、仮にプラグ突き出しで0.○cc程度の容積変更を行っても 危険な領域まで行く事自体が難しいんですよ。
計算は割愛しますが、V100のヘッド容積って13.5ccとかありますから、これが 仮に13.0ccになったところで、実測のノーマル圧縮比は6.3:1→6.5:1程度に なるだけで、元の圧縮比の低さも鑑みればこれがプラグ焼けの要因になって いるという事はまず無いでしょう。
>ネットにたくさん転がっているエアクリーナー内にある吸気を抑える部品を取り外し、おおよそ先人達の平均であるキャブセットをしていたわけなんです。
えと、これは俗に言うエアクリの「豚鼻外し」というヤツですよね。 これ、私もはるか昔にノーマル車で実験した事があるのですが、これって 見た目よりもかなりエアの吸入効率は上がってしまいますよ。
少なくとも、ノーマルジェッティングだとアクセルをラフに開けてしまうと 一瞬でハモ〜っと失速してしまうレベルにまではエアが多くなっていたので、 これを施すと効率はともかく、ジェット番手はノーマル風味ではかなり不味いと 思われます。 プラグ焼けはおそらくこれが一番の要因なのでは、と私は判断しますよ。
> 標準より1番上げていますし、本来であれば少し煤けていてもおかしくはない番手なんですが真っ白
1番、というのはプラグ番手だと解釈しますが、プラグの番手というのは あくまで「プラグ本体の放熱効率」を上げるものであり、結果的には多少 燃焼室温度も下がりますがプラグの番手UPは「プラグ電極の熱損耗」を 警戒する為の手法である、といった点はお忘れなき様に。
いくらプラグの「焼け」がタヌキ色であっても、全開走行後にはピストンの 頭がグレーちっくに焼けてしまっている、という事もあるのでプラグ自体の 焼けはそこまで過信してしまうのはあまり良くないでしょう。
> 大慌てでジェット交換をしたわけですが、その時にふと仮説を考えましてね > 先ほども申しましたように、こちらのHPの熱い読者なので納車直後にオートチョークをカットしたんですが、v100系のブログ等を見るとカットしておられる方はほとんどいないんですよね > > v100自体が古いバイクですし、相変わらず謎の熱膨張体なので当然壊れると思います。
そしてV100のオートチョークですが、これは個人的経験ではV100の場合は意外と 年数が経っていても壊れている確率はそこまで高く無かったですね。 10年落ち車とかでも電源を繋げば普通に動作しているものもありましたし。
これ、確かに電気式バイスタータであるオートチョークは故障は多いですが、 今現在の状態において「壊れているかどうかの確認」は行わないとダメですよ。
これも何かですね…オートチョーク自体は壊れるもの、といった「情報だけ」が 一人歩きしていて、確認もせず壊れていると判断したり、取り外した状態にて 先端が突出している「様に見える」だけで正常だとたかをくくってみたり、と いった大間違いのパターンも散見されますので。
実際に通電無しの状態でちゃんとキャブ側の穴を塞げているのかを確認するには サービスマニュアルにもきちんと記載されていますし、通電させた上での チェックも行った上で判断しないと、まともに動いている物を取り払っても ある意味では勿体無いですからね(汗
> もしかするとそのエアクリーナー内部の部品を取り外しセットを出されている方たちのオート> チョークが壊れていなくとも燃料がリークしているんじゃないか
うーん、これは豚鼻を取り外しても真っ当に走行出来る、といった仮定をふまえれば オートチョークは開きっぱなしで固定されている、といった解釈が一番でしょうね。 壊れていなくともスタータージェットからガスを吸い上げている、というのは ちと物理的にはありえないと思われますんで…
と言いますか…私は別にV100乗りの方々を馬鹿にする訳ではありませんが、V100と いった車種自体が大人気だった原付二種の「実用的」スクーターであって、かつ 実用的な通勤通学用途で用いる方々が多いですし、オートチョークの云々までを チューニングが盛んであったDioやJOG系の様にきっちり最初にチェックして行く 方は比較的少なめだからなのでは、と考えていますよ。
もちろん、各部劣化等によりジェット云々なんてのはいくらでも変わってきますが、 ともにゃんさんの車両は少なくとも磨耗具合においては限りなく0に近い、と いった点を鑑みれば、ご自身の車両における症状の出具合を信じた方が一番 建設的かな、と私は思います。
はっきり言えば、劣化しまくった数万km走りっぱなしのエンジンでキャブセットが 云々、とやったとしても新車状態の車両と同じ傾向になる訳はありませんので、ね…
なので、豚鼻外しで運用されるならばジェットはエンジンが完全温間時に80番や 90番を一度入れてみて、間違いなくカブって走れない状態を確認した上で 番手を下げていく事をお奨めしたいですね。
何かを大きく変更した場合のキャブセットはこれが基本中の基本で、ジェットって 決め打ちするものではありませんし、ノーマルから徐々に上げていくといった手法は 大間違いです、と断言しても良いので。
> 本当にバイクって難しいですね...
ですね。そして特に2stスクーターは難しいです、という事で(泣
ではでは、今回はこんなところで失礼しますね。 管理人でした〜
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