皆様毎度でございます〜 徳島ミニバイクレース最終戦走ってきた管理人でっす。
さて…前回は運良く勝ちを拾えた徳島ミニバイクレースですが。 今回は最終戦という事でセオリー通り見物も兼ねて参加してきましたよ(笑 ぶっつけテストをしたい事もあったのでそれも兼ねて、ですが…
で、結果から言うとちょっと寂しいエントリー5台中、3位でした_| ̄|○ レースとしては大苦戦を強いられてしまい、いつものペースには到底届かずに 終わってしまい、どうにもしこりの残る結果とありなりましたよ。
何がそんなに足を引っ張ったのか、といえばですね…最近ミニバイクレースの 業界ではブームとなっているタイヤ、「CST CM-SR」を試したからなんです(汗
これ、アジア製の「チェンシン」といったメーカーの10インチハイグリップでして、 昨年末あたりから出回り始め、流通も出来てきたのでテストしているんですが。 国産ではないタイヤなのでそれなりにクセがある上、選べるサイズが10インチでは 3.50-10と100/90-10の2種類しか無いという(爆 が、コンパウンドはほぼレーシングコンパウンドなのでグリップ力そのものは とんでもないレベルである、というのがミソだったりします。
なので、本来フロントに履かせるべき3.00が無い為、前後3.50サイズといった セオリー無視のチョイスにしかならない為、最初にリヤだけ履かせてフロントは MBR740の3.50サイズを履かせてみたりして色々やってみたんですよね。
が、このタイヤはかなりカドが無くて寝かせやすい特性の為、フロントにカドのある MBR740を履かせると全然曲がらずに駄目だった為、新品のCST3.50を履かせて レースにトライしたのですが…740の3.50よりは曲がれるもののコーナーリング 後半でどんどんはらんでいく為、タイムは上がるどころか落ちる始末でして(泣
このタイヤ、グリップ力がすさまじいのと縦剛性がかなり強い為、空気圧を低めに 取っておいた上でコーナーリングにおいてのコーナーリングフォースを出す為、 常に「タイヤを潰して」走れないとメリットが薄い、という特性なんですね。
基本、体格的にもリヤ乗りの私にこれはかなり厳しく、さすがに1レースのみでは いきなりモノには出来なかった為になんともイマイチな結果となってしまったと いうオチなんですよね_| ̄|○
だいぶ前にはMBR740やBT39で前後3.50ってのもやったのですが、その時より 現在の方が曲げにくい、と感じるのはおそらく歳のせいもあるのかなと(略
で、それはさておきこのCSTタイヤ、コンパウンド的にはかなりのハイグリップで、 かつてのTT91GP(日本製)よりもグリップ力は上、現行で入手出来るMBR740や BT39を凌駕するグリップ力を持っており、そこだけを見ればかなりのハイスペックです。
が、台湾レースを主眼としている開発の為、4st125ccの10インチ車向けとしての ラインナップの為、3.50しか選べないのが辛いところですね〜
なお余談ですがこのタイヤ、今の季節でも夏場の国産ハイグリップと同等の熱を 持たせる事が出来る為、熱の入りが良くとっても安定しています。 ただ、空気圧がミソでして… これ、タイヤ自体があからさまに硬く、潰そうと思ってもなかなか潰れないレベルで 手組みで履かせるのにもちょっと硬い、という(笑
なので、MBR740を比較に出しますと冷間でF1.0kgR1.4kgあたりだったものが、 CSTだとF0.8〜0.9kgR1.2kgあたり、といった低圧にての運用が必須となっています。
そんな低圧で暖まる前にリム落ちしないのか?と思われるかもしれませんが これがタイヤ剛性的に全く問題ありませんので…自分でタイヤをホイールに 入れたらおそらく私の言ってる事が分かるかなと思ったり(笑
とまあ、10インチハイグリップタイヤとして「使える」物としては実に20年ぶりの 新製品とも言えるモノなので、私もちょっと無理して買ってみたのですが(笑 それだけの面白さはあります、という事です。
…2006年あたりにダンロップのTT91がタイ生産になってから一気にシェアを落とし、 その後TT93が出ましたがイマイチ、結果的に90年代タイヤであるMBR740&BT39に シェアを奪われたという感じなのですが、使い方によっては新しいムーブメントが 来ているかな、といったタイヤなので…私ももうちょっと使い方を考えてみたいと 思ってたりしますよ。
↓に写真くっつけておきますが、フロント3.50ですが外径はMBR740の3.50と1o位の 差しかありませんがそれなりにでかくは見えますね(汗
ではでは、何かタイヤの話になってしまいましたが今回はこの辺りで失礼をば。 管理人でした〜
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