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記事No 1544
タイトル 多分今年最後のネタ&ご挨拶
投稿日 : 2020/12/25(Fri) 17:31:35
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
皆様毎度でございまっす〜
今日は特に何もない平日で普通の日なので特に何もない管理人です。

さてさて、おそらく今年最後の書き込みと言いますか日記になるかもと
思いますが…今年一年振り返ってみると当サイト本体は全くもって
更新していないんですよね_| ̄|○
2020年の正月に更新したのを最後に、新しく何かを記たというのが
全く無いという…

さすがに私もこれにはちょっと自分でびっくりしたのですが、今年に関しては
個人的にあれこれあって例年以上に忙しかったのもあり、何かを記していく
モチベーションはあってもやる気が出なかった、というだけの話なんですが(泣

とはいえ、これではサイトを存続している上で、奇特にも当サイトをチェックして
おられる方々には無駄な時間を取らせてしまった感もありまして、なんとも
申し訳無いです。

中には、リンクさせている「みんカラ」とか、限定的ですが別のSNSなんかを
チェックしておられてそっちはそっちで面白い、という方もおられるのは
多少の救いにはなっていたりしますね…

んで、これは毎年同じ様な事を記していますが、近年では公の場でのレスの
やりとりを好まれない方も多々おられまして、1対1のやりとりであれば以前は
質問板で行っていた様なマニアックかつ深い話題もたくさん行っていたりは
するのですが、これらは勝手には外部には公開出来ないので、そういった物を
第三者の方々に読んで頂ければまだ楽しめる事もあるのですが、なんとも
このあたりは煮え切らない感じではあります。

もちろん金銭が絡む様な件は公の場であれこれやるのはちょっとアレですが、
私は例年通りキーボードを叩きまくっていても、それがココを見られている
方々に対してほとんど情報提供等として還元出来ていないなあ、というのは
なんとかしたい所ですね。

なので、いつもこのメイン板でネタを記してお茶を濁しているだけになっては
いますが、それでも何もないよりはマシだと信じて今日も最近のネタをかを
記しておきますね(汗


いつもの↓の写真で、まず左上ですが11月の地元スプリント最終戦なんですが、
それなりの路面温度の為、昨年と同じくホッカイロウォーマーを使ってます(爆

この時には、一世を風靡しつつある10インチハイグリップタイヤ、CST「CM-SR」の
3.00‐10サイズが発売になった為、それの温度管理と言いますかそれなりに
熱を入れないと安定しない為にレース当日にはこのシステムを投入しました。

が、他の方も同じタイヤを装着されていた上、タイヤウォーマーを使っている為に
どうしても最初の数周は私のペースが上げられず、かなりロスを出してしまうと
いった状況はあまり変わらず、もちろん、常温タイヤでスタートするよりははるかに
マシなのですが、それでもレーシングコンパウンドであるCSTタイヤを用いた上で
冬場の運用、となるといかんともしがたい差が出る、というオチでした(泣

レース自体は勝つには勝ちましたが、完全に温間時の温度まで上げてスタートを
するのとでは雲泥の差があるというタイヤの為、私ももちっと考えないと
いけないなあ、という事に。


で、写真右上ですがその結果がコレになります。
電気式タイヤあっため機、タイヤウォーマーを買ってしまいましたよ(爆

とはいっても、ヤフオクで安いブランド物が出てしたので衝動買いしてしまったと
いう感じなのですが、とりあえず使えれば良いので贅沢は言わないという事で、
地元スプリントの後、軽く遊びに行った徳島KLでのレースに投入してみました。

当然といえば当然ですが、安物ウォーマーとはいえタイヤ表面はきちんと5〜60°
程度までは熱が入りますし、冷間で合わせた空気圧もちゃんと温間時の数値まで
上がってくれましたね。

ちなみにCST CM-SRなんですが私は下記の温度で使ってます。

・F 3.00-10 冷間0.9kg 温間1.1kg
・R 3.50-10 冷間1.0kg 温間1.5kg

フロントはこの季節だと熱が入りづらいのでこの位なんですが、リヤタイヤは
ものすごく熱が入る仕様なので、0.5kgも内圧が上昇しますね。
が、実際の走行だとリヤをここまで温めるのはウォーマーなしでもさほど苦では
無いのですが、フロントの0.2kg分を上げるのにはサイティングラップの2周程度では
足らない、という(泣

なので、タイヤウォーマー前提というのももはや大事になりすぎてミニバイクの
レースとしてはいかがなものかと思ったりもするんですが、使う人は使ってますし、
このCSTタイヤだとあった方が良い、というのは有名ライダーからも提言されて
いましたから、ある意味では身を守る為にも冬場は使っていこうかなとも。


で、これを使う為には当然、電源が要るのですがサーキットにおいては普通は
備え付けのコンセントなんて使えませんから、自前の発電機が必要になります。
とはいえ、私は発電機って持ってないので…古い物ですが定期的にメンテを
行うという条件で、知人から借りてくる事で凌いでます。

本当は自分で買えば良いのですが…このウォーマーは消費電力270wx2の
540wでして、借りてくる発電機は出力がMAX550wしかありません(笑
これは本当は余裕を見ておいた方が良いのですが、昔の発電機なので
当然インバーター式でもない上、高負荷時でもちゃんと100Vちょいが出る様に
セッティングもしている為、そこまでヤバい事にはならないという前提です。

これが900wクラスのインバーター機だと、中古でも結構良い値段しますし…
近年は万が一の災害用とかで需要が多いので、なかなか入手は難しいと
いった感じですから厳しいです_| ̄|○


あ、それとタイヤウォーマーをタイヤに巻くには、フロントタイヤをリフトアップして
やらないといけないのですが、これはスクーター用フロントスタンドなんてのは
存在しない為、さくっと自作してみました。

とはいえこれは元ネタがあり、知人の岡山悶絶RのS藤氏という方が、個人で
いくつか作成していた人の物をを眺めながら構造を盗…いや読み取り、材料は
ホームセンターで普通に売ってる棚作り用イレクターパイプだ、とはっきり
分かっていたので、寸法だけ自分で考えてアイデアそのものをパク…いや
インスパイアしリスペクトしたもののオマージュとして作成してみましたよ〜

が、パイプ部は金属製ですが接続部は樹脂製なので耐久性に関してはいつかは
折れると思いますが、市販品パーツを使っている為に補修も容易で安価なので、
作ってみるとなかなか便利だなあ、と感動したのは秘密ですね。
(※一応ネタ元ご本人に許可は取ってますよ)



でもってここからはいつもの奴ですが、写真左下は残念ながら吹っ飛んでしまった
クランクベアリングさんを修理する、というミッションの依頼品になります(泣

これ、車種はアドレスV100なのですが…中古購入時でかなり距離を走っており、
その状態で私の作った加工腰上とか社外チャンバー等でパワーアップさせて
いたという事で、腰下からの異音らしきものはあった様なのですが。
メンテを考えつつ走行させていると先に逝ってしまった、という事でした。

V100ってクランクベアリングはグランドアクシスと同じく6205で大きいですし、
クランクシャフト自体もかなり頑強な方なので、腰下自体の劣化は進んでも
そこまでいきなりボン、というのは個人的経験では珍しいのですが…
残念ながらこのエンジンはクランクベアリングの保持器が吹き飛び、破片が
腰上にも回り全てを破壊してしまっていました。

こうなって怖いのは、クランクケースそのものにダメージが蓄積されている事で、
傷等はともかく、あまりにも衝撃がでかいとケース自体が歪んだり破壊されて
しまう事もある上、クランクシャフトも激しくロックさせてしまった等であれば、
検芯するともはや再利用不可能なダメージを受けている、という事も珍しくは
無いんですね。

で、このエンジンはクランクケースはなんとか再利用でギヤ等もフルOH、かつ
腰上新規作成+クランクシャフトも交換、といった方向性でGOサインが
出たのですが…これまた社外品クランクシャフトが今ではもう1社しか販売して
いないみたいで、以前結構あったまあまあ使える品というものがどこを探しても
手に入りませんでした。

やむなく、かなり安価な物を仕入れてチェックしたのですが…これがまあまあ
いまいちなクオリティでして、クランクの芯が出ていないどころかシャフト自体の
加工精度が悪いのか完全に曲がっているレベル、V100特有のセルギヤと
ランププレートのはまるスプライン部も精度が悪くて加工修正でなんとかなる
レベルではない、といった物に当たってしまい、結局は純正中古品を使って
組み立てる、といった事になりましたよ。
(幸いにも不良品という事で返金はされました)

そりゃあ、社外のクランクシャフト自体は安価ですし値段なりのクオリティなのは
覚悟の上で選択するものではありますが、まともにくっつけられないレベルの
物はさすがに製品としていかがなものか、と私は考えてしまいましたね。

いつものクチですと、クランクシャフトを交換するのに芯や整合性も見ずに
とりあえずケースにベアリングを入れてぐいぐいシャフトぶち込む、といった
作業スタンスであればクランクシャフトとしての精度なんてどーでも良いという
事なんですが、それではせっかく修理しても、そのクランクシャフトのおかげで
また近い内ににトラブルを引き起こす可能性が高い、という事なので。

今だけ修理した感じが出来ればOK、ってのは私は好きではありませんし、
そんなもん修理でも何でもないですしね。
過走行の車両でクランクベアリングが吹っ飛んだ、しかしクランクシャフトの
状態もケースの具合もチェックせず、ベアリングだけ新品にして完了、なんて
今の時代の「旧車かつ過走行車」のエンジンでは絶対に成り立たない、と
いう事はもっと気にしていくべきだろう、と個人的には思いますよホント(泣

かつ、この手の話だといつも記してますが、中古エンジンそのもの、なんて
今の時代全くアテにしてはいけないものだ、という事も付け加えておきます。



最後に写真右下、これは私のスクーター人生の中でも初めて見たトラブルです。
シリンダーなんですが、内壁に縦方向に2本の傷が大きく入っていますよね。
これ傷が付いた原因がなんともとんでもない物でして。

下にピストンピンの側面を映していますが、ピンの側面がかなり削られています。
…これ、「ピストンピンの側面が、シリンダー内壁を削って傷が付いている」という
無茶苦茶な状態だったんですよ。

で、この2本の傷だけなのでおかしいと思われる方もおられると思いますが、
当然、ピン固定のクリップはどこに行ったんだ?という疑問が出てきます。
が、クリップが装着ミスにより外れた場合、シリンダーやピストン側面には
硬いクリップが巻き込まれるともはや再起不能レベルにまでぎったぎたになり、
クリップ自体もそのへんに埋まっている、というのが定番です。

が、このエンジンは腰下を含めても、どこにもクリップが飛んで行った形跡がなく、
いくら探してもこの縦傷2本しかなかった為、おそらくではありますがこのエンジン、


ピ ス ト ン ピ ン ク リ ッ プ の 片 方 が


腰 上 を 組 ん だ 時 か ら 


元 々 入 れ ら れ て い な か っ た


と…こう考えるしか無いんですよ(爆
このエンジンは中古車で、オーナーさんは一度も自分で腰上を開けた事が無く、
中身を確認した事は無い、との事でしたが、ならば前オーナーがクリップを入れて
いなかった、という分析にしかなりえませんね。

とはいえ、これでもエンジン自体はそれなりに動いて走っていましたし、走行中に
ロックしてエンスト、という事も一度もなかったらしいので…
なんとも摩訶不思議な事もあるものだなあ、と思った一件でしたよ。
と言いますか、下手にクリップを飛ばしてギタギタになる位なら最初から無い方が
まともに動いてくれるのか、とも言えま(以下略



とまあ、いつもながらの近況という名のネタでしたが。
今年はもうこれが最後になるかもしれませんので一応ご挨拶も兼ねて記して
おきたく思いますです。

それでは皆様良いお年を。
管理人でした〜

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