記事No |
: 551 |
タイトル |
: Re: 2ストエンジンの「圧縮比」についての一考 総評編、読みました〜!! |
投稿日 |
: 2012/12/26(Wed) 07:46:44 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
イ〜キさん毎度でございます〜 相変わらず年末進行の管理人でっす_| ̄|○
さてさて早速ですが更新コンテンツをご覧頂けた様で嬉しいですよ。 どうもありがとうございますです。
…正直、内容は結構辛口なのですが、誤解を生まない為にはこうするしか手法が 残されていなかったので、今まで以上に「はっきり」いってる部分も多い為、お役に 立てて頂けると幸いですよ。 半日で読破されたのもある意味凄いと思いますが(汗
ほいでもってご質問の件ですが。
> AF18Eエンジンにて1次圧縮比が低すぎた場合 > どのような症状が出るのでしょうか??
「低すぎた場合」でしょうか?これはなんとも返答に困るのですが、無難な範囲よりも 1次圧縮が低い場合、多少のパワーダウンが起こるくらいで特にデメリットは無かったり するんですよ。
しかもこの1次圧縮というモノ、ベターなところより高い分には明確なデメリットが 体感しやすい形で出てくるのに比べ、低い場合だとすごく体感しづらいんですね。
なので、AF18系エンジンならばオイルポンプのフタとかのサイズを換えたりして 試していくしか無いのですが、元々高かった場合から低くしてやると、もりもりっとした パワー感は多少薄れるものの、レスポンスは明確に良くなったりオーバーレブの 回転数が変わらずともそこいらへんの「伸び具合」の速さの差が出てきますね。 …正直、そういう特性の方が2stらしいパワー感なので分かりやすくはあります。
これはコンテンツ内にも記していますが、特に下が弱くなるチャンバー併用の場合、 どうしても1次圧縮って上げ気味にしないとクラッチイン近辺のパワー感というか がっつり感が減るので騙されやすいのですが、上げすぎるとパワーバンド「内」が何か まったりするというかもっさりするというか…おかしな感じになります、とは言えますね。
…これ、低い場合だとあからさまにおかしい点が出ないというのがすごく問題でして、 それだけ体感もしづらく、上げてやってからの減点方で無いと分析が効かない、と いった点をご留意頂ければ、と思います。
もっとはっきり言えば、1次圧縮が低めだとそこまで困る事はありませんが、高いと 困ることは多い、と認識されていればOKですよ。 ぶっちゃけ、かなりのハイチューンでないと1次圧縮の高い低いにこだわってもあまり 意味は無いので、基本的には無理に高めない方が無難ではある、と言っても良いです。
> も一つ〜抜粋です > ↓ ↓ ↓ > ノーマルマフラーなら8.5:1、チャンバー併用なら8.0:1以下がベター等の指標があり
えと、これはあくまで「平均的な指標値」ですから、別にチャンバー併用で圧縮比が 8:1程度あってもそこまでポンピングロスになるとかいきなりボン!とかってなる事は 少ないんですよね。
これは指標を紹介している以上、私も特定車種での限界ギリギリの所を出している 訳ではありませんし、多少+に振られても死にはしない数値、という事でよろしくです。
こういうのって、ギリギリを記してると間違って+になった場合に余裕がありませんが、 -になったり、実はまだ余裕がある場合であればパワーが出ないだけでリスクはほとんど ありませんからね。 そういった意味合いでの「余裕のある表記」だとお考え下さいな。
あくまで自分基準で物を言うとすれば、私の自分の車輌であれば圧縮比としては どんな仕様だとしても8:1を下回る方が珍しかったりしますしね(笑
> 私の腰上指数ですと〜 > > ヘッドガスケッ0.5mm=7.5:1 > ヘッドガスケッ0.2mm=8.1:1 > > 0.2mm+ベリアルチャンバーですと > 運用上、まずいですかね??(アセアセ)
そしてイ〜キさんの腰上仕様ですと、手元のデータではおっしゃる通りの調整式になって いますが、長い距離を全開でMAX回転数、とでもやらない限りは大丈夫だと思います。 あ、点火時期が無茶苦茶だとかであれば話は別ですが(汗
ただし、現状の仕様が7.5:1なのであれば、現在よりは熱的、潤滑的なリスクは高まって 来ることは間違いありませんので、プラグの焼けやオイル管理等のリスクはそれなりに 必要になりますのでご注意をば。
後、ヘッドガスケット0.2o仕様がスキッシュクリアランスも本来の姿なので、この場合は カーボンの堆積にも気を遣った方が良いですね。
ではでは。参考にして頂けますと幸いです。 管理人でした〜
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