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記事No 1074
タイトル 近況報告とあれこれなネタ集 その1
投稿日 : 2017/03/03(Fri) 19:53:03
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様お久しぶりでございまっす〜
最近あれこれ忙しくてHP放置プレイの管理人です_| ̄|○

…いやはや、メイン板は1ヶ月どころではない放置でしたがある程度は
何か書いておかないとスパムに侵略されてしまうので適当に日常を
書きなぐっておこうかとも。

えーと、とはいってもあまりネタは無いのですが…いや無い事は無いと
思うのですがFNマシン関連でも色々やってまして、それはまたそのうち
適度にまとめたいと思うので今回は8割がたスルーしまして、と(汗

先日徳島カートランドの1日走行に行ってきたりもしましたが、マシン的には
まあまあ研究する余地もあるのでどんどこ色々と実験もしている、と
いった感じですね。
…とはいえ、ココを見に来られる方だとFNカテゴリーにはあまり興味の
無い方の方が大多数だとは思いますんでそのあたりは(以下略


で、早速下の方の写真を見ながらの解説になりますが。
まず左上、これは何の変哲も無いライブDio系の台湾互換品クランクシャフトに
なるんですが…矢印の所ちょっとおかしいですよね(汗

これ、コンロッド大端部のサイドワッシャーが完全に「欠損」しているんです。
…何故こうなったのか、と問われればはっきり言って全然分からないとしか
言いようが無いのですが、このクランクと言いますかエンジン腰下は以前私が
依頼品として組み立てた物で、普通に台湾クランクを芯出ししてそのまま組んだ
だけのいたって定番な修理品なんですよ。

で、オーナーの方が1000km程度走ったところで何かシャラシャラ音がする、と
いう事で腰下だけ預かってバラしてみたのですが、なんとも奇っ怪な事に
写真の通りで大端部ワッシャーの片方だけが跡形もなく消え去っていた、と
いう…さすがに私も初めて見るトラブル、というか破損でした。


大端部の「コンロッドベアリング」がイカれるのは自分でも経験がありますが、
なんと先にワッシャーだけが欠落するなんて何がどうなればこんな事が
起こるのか皆目見当も付きませんで。

で、このワッシャーが欠落している側のクランクピン部、ウェブ側面には
大端部がイカれる時と同じ様に焼け跡が付いており、これはクランク
ベアリングが云々ではなく先にコンロッドのサイドワッシャーが無くなった
事によるコンロッド傾き異常、とでもいった感じの負荷だった、というのは
見て取れました。

結果的に、クランクベアリングの左側も多少ガタが出始めており、壊れる
レベルではありませんがコンロッド側はもう横方向にはガタガタでどうにも
ならないといった惨状でして…

修理するにしてもクランクピン周りが純正と同じ寸法なのかどうかは
分かりませんし、かつ古い手のタイプのオーバーサイズクランクピン等を
用いるとしてもかなりのコストがかかってしまう為、結果的には別の
クランクシャフトを用いて一応の修理はしたのですが…
どうにもすっきりしないトラブルでしたよ。


私、それなりの数の台湾クランクを見たり舐めたり叩いたり組んだりは
してきているのですが、こんなトラブルなんて初めてなのでなんとも
尻の穴がむず痒い感じでたまらんです_| ̄|○

これがいきなり高負荷をかけたとかなら分かりますが、ライトチューンな
ボアアップ程度の車両で、しかも組みミス等でトラブルが出る数十km程度の
走行ではなくそれなりに調子よく走っていた状態でいきなりのトラブル、と
なれば、パーツの方の当たり外れを疑うしか無いんですよね…

さすがに作業や運用に何か多少の齟齬があったとしても、こんなところが
ぶっ壊れるなんて可能性としては限りなく0に近いですから、なんとも
不可解な現象を目の当たりにしてしまった、という事になります。

なお、この手の台湾系クランクシャフトって製造メーカー自体は昔から
変わっていない様ですが、近年だと異常に値下がりがあったり、パーツの
加工、組み立て精度も以前に比べれば落ちてきている、というのは私の
目で見ても分かりますんで、そのあたりはもうちょっとなんとかして
欲しいモノですよ。



で、次に右上写真ですがこれは見たままですが、プラグの頭が折れていて
どうにもなってない状態です(爆

これは別にレースとかチューンではなく、知り合いの人の4stスクーターが
「たまにエンジン止まって走れない」と言うので見るだけなら見ましょう、と
なってチェックしたところ、明らかなるメンテ不足の代名詞の様なトラブルが
起こっていた、という。

ある意味、私の様な人間だとあんましこういうのは見ないので逆に新鮮味が
あって面白かったですよ(笑
ちなみにこの車両、プラグの頭のみではなくプラグキャップのコードの刺さる
側の端子まで折れてまして、6〜7年程度前の車両ではあるのですがこれは
さすがに経年劣化といえど酷いだろう、と思った次第ですね。

プラグキャップはストレートタイプでかなり長い物だったので、長期に渡る
振動でヤられたのだとは思いますが…なまじエンジン本体が壊れづらくて
メンテナンスフリーでも結構走れる4st車だとこうなっていてもある意味では
仕方ないのかなあ、とも思えてしまいますよ…

なお言うまでもありませんがエアクリは半分以上詰まって真っ黒、ギヤオイルも
へドロだったのは(以下略



次に写真左下、これはいつもの…と言いますか私の大好物のAF18系腰下ですが(笑
古い知人が昔乗っていた車両をレストアする、という事でエンジン自体を
修理していたのですが、なんとクランクシャフトのスプラインをナメていると
いった事態になってまして(泣

もちろん、本人さんは同じエンジンでの載せ換えを考えていたらしいのですが
車両が「Gダッシュ」であるが為、程度はともかく同タイプのエンジンなんて
絶対に見つかりっこないというお決まりのパターンで。

ココ見られている方ならすでに私の思惑はお分かりかと思いますが、他の
パーツを全て流用するのであれば腰下のみをAF28Dio-ZXとして作成してしまい
幸いにもベース車がGダッシュな為、駆動系パーツ等のある程度の互換は
可能なので是非その線で行こう、という事にあいなりました(笑


そしてしばらく経ってAF27クランクケースを都合したのでそれをベースとし、
クランクシャフトは本人さんの希望にてKN企画製の例の純正コピー品を用い、
リードブロック通路部分とか各部修正、あとは3.50入れるぜ加工とかを行い
さくっと組み上げてみましたよ。

…これやるのも一体何度目だろう、と思いつつも私としては純正のクランク
ケースの改善のみを目的とした、スーパーノーマルとでも呼びたい仕様に
なっていますから、せっかく腰下を組むのならって感じですね〜

しかしいつ見てもこのAF18系リードブロック直後の抜き方ってのはこれが
スムーズ感が出て最高だと私は分析してますよ(爆
「このクランクケースの場合」だと吸気抵抗を減らすのが最大の目的に
なっているので、小さな事は考えずに開口部をスムーサーにするのが一番
メリットがあったりしますしね。

もちろん、私も昔は形状やらなにやら色々試しましたが結果的にはこれが
ベターでデメリットなし、という安定加工に落ち着いたという…



最後に写真右下、これも当然私のじゃありませんが昔懐かし、AF05E系統の
エンジン用のシリンダーになります。

これもレストア車で、シリンダーのみ新古品を手に入れたので内径の計測とか
最低限度のバリ取りだけの依頼だったのですが、これの新品が出てくるとは
なんとも幸運、と言いますかものすごい強運だと思いますよ〜

とはいえ…私のこの手のシリンダーにはあまり詳しくは無いのですが、AF18系と
同様にいくつも種類があり、最終的には10インチDJ-1Rの最終型に採用された
物が一番ハイパワーになっているはずですね。

が…シリンダーはあってもすでにピストンやらリングやらはメーカー欠品に
なっているので、リフレッシュするとしたらTKRJのコピー品を使っていくとか
そういった方向性しか無いですが不可能ではない、という事で。

なお、見て分かる通りでこの手のシリンダーは排気ポートがひん曲がって
生えているので、内部を加工しようとするとちと面倒という罠もあります(笑
…今回は検分とバリ取りだけだったので加工は行いませんでしたが、これを
いじくるとなると手間なのは言うまでも(略



とまあ、いつも通りぐっちゃぐちゃなアレコレですがネタとして楽しんで
頂ければ、と思いますです。
あ、今回はもういっちょネタを連続投稿しますんで↓の日記もどーぞ(笑


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