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記事No 1075
タイトル Re: 近況報告とあれこれなネタ集 その2
投稿日 : 2017/03/03(Fri) 19:55:10
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
さて日々ネタの続きになりますが…これも下の写真と同時にご覧下さいな。
しかし掲示板スタイルだとブログの様に文中に画像を挿入出来ないので
そこだけ不便ではありますが、本来この掲示板は日記書く様には出来て
いないのでいつの日かまたチューンしたいと思いますです。


で、こっちもまず写真左上、リヤサス周りの写真になりますね。
当然のごとく依頼品でして、これBW`sの100に対し、リヤサス下側を後方に
オフセットさせるアダプターを用い、高性能な長いリヤサスを用いたと
いった、しなやか足廻りを狙った仕様になってます。
あ、このオフセットアダプターは量産品みたいですがかなり出来が良くて
個人的にびっくりしたのは内緒で(略


が、オーナーの方はリヤサスの長さがどうもしっくり来ない様なので
ほんの少しだけリヤサスを伸ばしたいという事でして…
しかし社外品のアダプターだと、当然のごとく左右のよじれとかは完全に
無視のパターンですし、各部の組み幅とかは汎用なのでリヤサスそのものの
動作を阻害してしまうというよくあるパターンだったそうで。

…見た目のケツ上げとは違い、きちんとした動作と作動角を狙っている
仕様ですから、そんな適当なものではなくきちんとした物が欲しい、と
いう事なのでリヤサスにがっちりはまる様なモノを設計&作成してみましたよ。

中間部の銀色のところが私がこしらえた物ですが、縦横高さ方向全てに対し
アダプターががっちりとはまりこんでいるのでよじれや傾きはまず起こらない
勘合具合としていますし、レイダウンアダプターにくっつく下側にしても
組み幅としては20.0oではガタが出るのでそこも詰めて作ってますね。

なおこのレイダウンアダプターは下側がゴムブッシュではなく、ちゃんとした
樹脂系のスライドブッシュになっているので、ここに対してリヤサスの下側を
ぎゅうぎゅうに締め上げるのは動作的に勿体無いと思いますんで…


で、画像ではちと分かりづらいかもしれませんがこの手のヒップアップ
アダプターって、市販品だとボルト間の長さはよくいっても30oとかが
多いですよね。
それは汎用性を持たせるためという事もあり、各部のクリアランス的な物が
必要になってくるので、それ以下って文字通り「物理的」に無理なんです。

オーナーさんも出来れば20o以下が欲しい、とはおっしゃってましたが
このサスではそれは無理だったので、25oも厳しく結果的には26oに
なりましたが、これ以上詰めると各部の強度も不安ですし、サスもアダプターも
加工すれば数o程度は詰められますがそこまでするものかどうか、といった
感じでして(汗

こういう物の場合、私としては「可能な限りボルトオン」を旨としたいので
もし万が一の破損等でパーツを交換しなくてはならなくなった時、サスや
レイダウンアダプターに加工を入れてしまっているとまたそれが必要に
なってしまう、といった点がありますんで。

あれこれいじくりまわすのもそれはそれで楽しいのですが、現状復帰と
いった点を全く省みないのも問題ですし、そういった意味では悪い意味での
「ワンオフ」ってのも考え物である、というのはあったりしますしね〜



そして次に写真右上、リヤサスつながりですがこれは私のです(笑

えっとこれはFNマシンのライブDioなんですが、こっちはリヤサスの上側を
前方にオフセットさせてサスの作動角を寝かせています。

アイデアと言いますか原作はレックスパワーの青木大将なんですが、氏が
FNに復帰されてからさくっとこしらえた「上側レイダウン」アダプターに
なってまして、私も早速ひとつ頼んで作って頂きましたよ(笑

で、その上で細かな改善とかは行ってますが、オフセット具合等を調整し
かつ右側サイドのみですがベアリングを挟んでいますね。
…ここだとスラストだろ、といったツッコミはご容赦頂きたく思いますが、
オクムラみたいな前時代的なサスだと、上側の取り付け目玉がでっかい
ブッシュになっている為、左右からおもいっきりボルトナットを締め上げる
パターンだとそれだけで動作を阻害してしまいます。

なので、ある程度緩くブッシュと中央部カラーを挟み込めるカラーを
自分で作成し、マウント寸法には余裕があったのでその辺にあったベアリングを
入れてみた、というだけですけれどね(爆

なお、これだと当然のごとくリヤサス側の車高は下がりますが、最近は
0Gで335oとかあるのはちょっと高すぎるとも感じていたので、それもふまえて
328o程度になる様な設計にはなってますよ。

かつ、オクムラってのはスプリングがかなり硬く、シェルケースをかなり
カットした上でスプリングの装着を考えても「奥の方」が硬めなので、
それを改善する意味でロングストロークのオクムラの利点を生かしきる
仕様としてみました。

本来ならばこういうレイダウンってのはストロークの短めのサスに対して
有用になるのですが、私の目的はそれだけでは無かったのでこういった
使い方もアリでしょう、という事になりますね〜

…マロッシRS24とか買えよ、と言われればそれで話は済んでしまうという説も
ありますが、それはまだまだ出来ない相談なので(笑



そして写真左下、これまた足廻りつながりで今度はFNライブのフロント
フォークになるのですが…これちょっと写真分かりづらいですね(汗

昔からある手法ではあるのですが、これは「HDフォークのアウター+金フォークの
シートパイプ」を組み合わせて組んでいます。

何故そんな事をするんだ?と言えば、この組み合わせだとフォークのインナーの
ストロークが2.5o程度ですが長く取れるんですよ。
写真下側のフォークがそれをやってる方になります。
これはシートパイプの形状と、ボトムケース底の形状と厚みの違いでこうなって
しまうのですが、これでも「インナーをフルボトムさせた時」のインナーの
突出長さは双方共同じなので、実質はフォークを「突き戻した」のと同じ状態に
なります。

リヤサス側を低くしたこともありますが、フロントも余裕を持たせた方向に
すれば安定感を上げられるのでは、と考えた結果の組み合わせなのですが…
これをやるには伸び側減衰力の強い金フォーク用シートパイプを使わないと
いけないのがちょっとだけ自分の好み的に難点ですが、そこはやむなしかと。

なお、逆パターンで「金フォークにHDシートパイプ」だとノーマルよりも
ストロークが減るので何もメリットありません(笑
かつ、私は見た目的な好みでも金よりHDの方が好きなのでこっちが良いです(笑

ちなみに今回、これを改めてやる為に内部パーツやインナーチューブまで
ストックの新品を多量にぶちこんだので絶対にコケて曲げられないという(以下略

で、実際に徳島KL走ってもみましたが、安定感はさすがに抜群になっており、
コーナーリング中の余裕を持てる様になったので、路面がイマイチな徳島では
なかなかの効果を発揮してくれましたね〜
ただ、地元KLSでの旋回力がどうなるのかはまだ走ってないので分かりませんが(汗



そして最後に写真右下、これはただのケミカルですが(笑
これ、昨年辺りからウワサになってる「ベルハンマー」というブツになります。

詳しくは検索すれば色々出てきますが、端的に言えば「極圧剤」ですね。
世の中、この手の物は色々ありますが私も今回コレを使ってみて、これは他の
物と明らかに違うレベルである、と判断したのでココに出してみました。

私、本来はあまりこういうケミカルとか品名指定でお奨めとかしないのですが、
こればっかりはまあお奨めできるレベルかなと考えてますんで。
…別にスズキ機工の回し者じゃないですよ(汗


で、これはスプレータイプですが別に原液とかグリスとかもありまして、
スプレータイプにしてもベアリング等に塗布するとかなりの効果が出て
くるので、そこいらじゅうに塗布しまくってみましたね。

その上で、一番体感効果があったのは…エンジンとかではなく旋盤、フライスの
送りねじ&ベッドの摺動部分でした。
こういう所はかなりの負荷がかかりますし、メンテしていてもどうしても鈍く
なってしまうのですが、ベルハンマーを塗布すると作業感覚そのものもかなり
改善され、ワンランク上の機械の様な感覚になってくれたんですよ。

確かに、そのへんの機械の古くなったベアリング部に塗布しても結構な効果が
ありましたが、「人間の手で負荷の大小を決められる」機械においてここまで
はっきりと良い効果、と言いますか作用が働いたのには正直びっくりしました。

もちろん、私の性格上旋盤とかを使いっぱなしでメンテもしない、なんてのが
無いのは皆さんのご想像の通りですが、それなりのメンテを施している機械に
+αの効果がある、というのはなかなか特筆すべき事だと思いますです。


あ、このベルハンマーって回転させたテストピースに負荷を掛けて何kgで
止まるか、といった試験もしているのが動画等でありますが、これって
大昔に「スーパーゾイル」が出た時にも同じ事をやってましたよね。

が…スーパーゾイルでも私は同じ様な使い方を実験した事があるのですが、
そっちはベルハンマーのレベルには達していなかった、という点も個人的な
感想として付け加えさせて頂きます。


なお余談ですが…このケミカルって塩素系である、といったウワサも飛び交って
いますが、私以前に別の塩素系添加剤で色々実験した事があるんですよね(笑

オイルシール等への悪影響を試す為に、その添加剤にどっぷり漬け込んで加熱し、
それを冷却したのを何度も繰り返して硬化するかどうかを見たり、銅の板に
塗布して放置してみたりとか色々やりましたが…一般的な添加剤のレベルなら
いきなりおかしくなって駄目、なんて経験は一度も無かったです。

なので…このベルハンマーも過信は禁物ではありますが、少なくとも
各部に塗布出来る有用性はある、という事で私は気に入ってしまいましたね〜

さらに余談を言うなれば、私この間自分の車のデフ(LSDではなく)をちょっと
組み直したのですが、そのあたりでもかなりの効果が出ましたしお手軽な
所では別にメンテしていない訳ではないスライドドアのベアリングとかにも
かなりの好結果が出たので、原液まで買ってエンジンオイルに混ぜたりもして
しまいましたけれど(笑


それともういっちょ、このベルハンマーってスプレーのみですが、たまーに
楽天市場にてお試し価格でかなりお得に売ってたりするので、最初の1回
のみですがお試しにはかなりお得に購入出来ることがある、という事も
記しておきますね。
ただし、たまにしかセールやってないのでマメなチェックは必要かなとも(汗



ではでは…何か最後だけちょっと芸風が変わりましたがたまにはそういう
事もある、という事で(笑
楽しんで頂ければ幸いですよ。
管理人でした〜


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