皆様毎度でございます〜 雨が降らないのでイマイチ梅雨らしさを感じない管理人です(汗 さてさて今日も今日とてネタと近況を書き殴っていきますね。
では下部の写真を参考に…と言いますかこの掲示板もブログ形式の様に 文中に画像挿入できたらさらに便利なのですけれどねえ。 そこまで改良するスキルが私には無いので_| ̄|○ どなたかお力をお貸し(以下略
と、それはさておきまずは写真左上、なんかカラーの類です(爆 えーっとこれはですね、ヤマハ純正クランクインストーラーに対応する Dio系ホンダスクーター用のカラーになります。
皆さんご存知のごとく、ヤマハのインストーラー単体ではクランク ベアリングに対しての「内輪引き」が出来ませんから、こういった物を こしらえてきちんとベアリングの内輪にインストーラーを当ててやり 「ケース引き」にならない様に作業しますね。
依頼品でこしらえたのですが、私も同じ様な物を使っていますよ。 ちなみに左側の金属の物が右側ケース用、真ん中のは右側ケース用の 予備&ドリブンギヤのシャフト引き用で、一番右が左側ケース用途に なっています。
左側ケース用は何故ジュラコンなんだ?と思われるかもしれませんが 心理的にクランクオイルシール穴を傷付けたくないのと、右側ケースの 様には寸法的にぺらぺらになる事は無いので樹脂製で作ってますよ。
…ちなみにヤマハのインストーラーって、引きネジのピッチが1.25なので 微細なコントロールが出来るから、といった理由で私はこれを好みます。 これ前にも書いた様な気が(以下略
次に写真右上、これは知人の車両のAF18系クランクケースなのですが。 残念な事に全開走行中、いきなりすぱんとエンストしてしまって腰上を はぐったら、見事にピストンあなぼこーん状態だった、という悲しい 事例になります_| ̄|○
で、本人さんはアルミの粉が入り込んだ腰下は洗うだけでなんとかして 運用しようとしていたのですが、数度の洗浄後にクランクを回したら何か 引っ掛かりを感じた、という事なので不安になりバラしてくれ、という 顛末でして。
腰下を割ってみると案の定、砕けたピストンのアルミ破片がクランク ベアリングの「向こう側」にかなり残っており、このままエンジンを かけるとちと不味い状態になってましたよ。
これ、単なるシリンダーとピストンの焼き付きだけならこういったアルミの 破片ってほぼ出ませんし、出ても細かいので腰下洗浄のみで無視しても 良いのですが。
明らかに破片が目で見て分かるレベルで存在している場合、いくら腰下を エアで吹き飛ばしたり混合ガソリンでじゃばじゃば何度も洗っても、 コンロッド側からは見る事の出来ない「クランクベアリングの向こう側の 空間」に、こういったアルミの破片がかなり溜まってしまうんですよ…
なので、あまりにも酷い腰上トラブルがあった場合には面倒ですが一度は 腰下を割って洗浄しないと後々不味い事になる可能性が高く、こういった 写真で見る事ってあまり無いと思われますがじゃっぶじゃぶ洗浄しても 意味が無い位に破片は残る、という事例となりますね。
次に写真左下、なんじゃコレと思う方が大半だと思われますがこれは ウッドラフキー…だったモノです(爆
これは元はちゃんとしたウッドラフキーだったのですが、組み込み時に 下手をこいたワケではなく、フライホイール側のキー溝がおかしいというか 明らかに寸法が異なる具合になってまして… それを知らずに組んで走っていたらウッドラフキーがクランクシャフトへ めり込んでしまい、取れなくなったという事例です_| ̄|○
多少のウッドラフキーのクランクシャフト溝へのめり込みならば、普通に 先の尖ったモノでこじってやり後で溝を修正すれば問題無いのですが、 このブツはかなりクランクシャフト側の溝へめり込んでおり、全くびくとも しなかったのであの手この手を駆使して最終的にこうなりました、と(汗
真ん中に切断しようとした溝が切られかけなのがお分かりかと思いますが、 タガネの先がなんとかはまるレベルまで超硬バーの先端を用いて真っ直ぐ かつ深めに溝を切る作業を行い、最後は気合一発でタガネをこつんと 当てるとなんとかウッドラフキーが動いてくれた、といった感じでした。
…最後はこれ全部を切断して取り出す覚悟もしてはいたのですが、さすがに 時間が掛かりすぎるのでこれで済んで良かったですよ(笑 しかしまあ改めてみるとすごい集中力だったなと(以下略
そして写真右下、これはかなり珍しい、と言いますか久々なのですが 3YK-JOG用のFN仕様レーシングハーネスですね。 以前作ったのはいつだったのか忘れる位久々にこしらえたのですが、 AC点火のままではありますがもはやレギュレーションのあれこれもあり 充電&発電コイルは存在するものの、そこからの配線をカット出来るので レクチファイア系統は一切ありません。
これだけでもかなり簡素化出来ますが…わざわざピックアップコイルと CDI用チャージコイルの配線まで引きなおしているのがミソですね。
なおレクチファイアが存在する仕様の場合は、コンデンサである リーダーいなずまというブツを用いて発電抵抗を減少させる事も 研究していましたが、レクチ無いならもはや意味無し、という(笑
今時は普通の3YK-JOGのFN仕様に携わる事もほぼ無くなってしまいましたが、 地元草レース等ではまたそれらに関わっている感じなので、こういうのも なかなか懐かしさを感じる作業で楽しかったですね。 …とはいってもこれ作るちょっと前には別の人の特殊JOGハーネスも作成して いるので連続で来る時は来るもんだな、と(爆
ではでは、とりあえずいったん切りますがネタを連続させるので以下続く(笑
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