そして次のネタですが、これまた一番下の写真をどーぞ↓
まず左上、これは私のですが自分のオクムラ改をまたバラしてます(笑 前回オイル交換だけは行ったのですが、フラッシングの意味もあったのと 今回は手に入るだけのオイルシール類を交換してみました。
この状態だとタンクが外れているだけですが、ちゃんと本体のショックの 底をバラし、シールヘッド(フタ用途)とロッドとピストン類も抜いて 点検&メンテを行っていますよ。
で、写真右上のがオイルシール類が手に入る希少な部分、シールヘッドを バラした写真になります。
これ、ショックのフタをこねって取り外すとロッドごとこういったフタで サークリップ固定されており、オクムラだとここが分解出来るので あれこれ融通が利かせられるワケですね。
写真ではロッドもすでに抜いており、リバウンドラバーも取って中身の ロッドの末端部をシールするワッシャーやらシール類を並べています。 並んでいるブツの一番右と右から4番目はただのワッシャーなのですが、 右から2番目が事実上のオイルシールで、3番目が樹脂製のロッドに対して 傾きを制限するスライダーの様なパーツになってます。
この2種類と、一番左のシールヘッドの下にあるダストシールは実は ホンダ純正部品でこのショックに適合する品がありまして。 それを利用して可能な所だけリフレッシュした、という感じですね。
実質、ロッド末端部のオイルシールとダストシールを交換出来ますが、 このシールヘッド外周の溝に入るOリングはすでにメーカー廃盤なのと ロッド部分をスライドさせるメタルカラー(ブッシュ)も出ません。
シールヘッド部の中央に見えている筒状のパーツがそのブッシュに なるのですが…これは外国製品ならば単品であるみたいなのですが 信頼性に欠けそうな上にかなりの暴利なのでちょっと遠慮しました(汗
これらを交換するだけでも、漏れはありませんでしたがロッド部分からの オイル漏れやにじみはカバー出来るでしょうし、そもそも社外品である オクムラショックに対して適合出来るパーツがあるだけマシという…
ちなみにコレ、私もかなり調べてたどり着いたのですが実はこのショックの 中身の一部、シールヘッド部分は間違いなくホンダCR80Rの80〜90年代の 形式の純正品と全く同一になっています。
基本、同一ショックメーカーだとロッド径やピストン径が同じであるならば シールヘッドやピストンやシムの類が共用部品である事は結構知られて いますが、こういった流用品番ってのはサス屋さんの企業秘密になって いるのでなかなか分かるものではありませんしね_| ̄|○ (…おられないとは思いますが品番知りたい方はご一報をば)
とまあ、そんな感じで内部をある程度リフレッシュしたのですが、 分解組み立てやエア抜きはやっぱりそれなりに手間なので、こういった ショックのO/Hなんてのはサス屋さんでもある程度のコストがかかって 当然だなあ、と私自身も強く思ったりしますし(泣
写真左下がショック側のエアを抜いている風景ですが、スクーター用の ショックなのでロッドがかなり短く、別体タンク式なので油面は全く 考えなくとも良いのですがそれでもエア抜きはかなりちびちびとやって いかなければならず、面倒極まりないです…
ある程度ココからエアを抜いても、組み立てる時にタンク側のゴム風船、 ブラダって言うんでしょうか?あれの組み方等の融通を利かせたりしないと ダメですし完璧に近いエア抜きをするのはなかなか至難のワザですよ。
ただ、それでもガスは後から注入出来るのでオイルにだけ集中出来るのが これの良い所なんですが…改造してあるショックなのであれこれと手間が かかるのは今更言ってはいけませんしね(笑
ちなみに内部のシム等は一番最初にコレ作った時からセッティングを 全く変更していませんが、そこまで不満は無いので現状維持ですね。
で、結局ちょっとだけですがシール類交換してみると何故かピストンや シムには手を触れていないにも関わらず、伸び側減衰力が結構きつくなって きたという意味不明な状況になりまして(汗 …ひょっとしてオイルは漏れていなくてもエア吸い込んでいたのか?と 思った次第ですね。
で、写真右下はこれも私のですが、何年いや何十年使い倒したか分からない FNライブDio-ZXのレーシングハーネスですね。
なんとなくですが作業中、これがあまりにもみすぼらしく見えたので… 人様のハーネス作った余りの材料があるから自分のもリフレッシュするか、と 思い立ち、写真にはあるレクチとかヒューズとか色々不要なモノを全て 取っ払って簡素化したモノをこしらえてしまいました(笑
…今はもうフルバッテリー点火から戻す事は無いと思いますし、気持ちの 問題ではありますがヒューズも要らないぞ、という事で。 ただし、これでも個人的こだわりにてメーターの照明と燃料計はきちんと 動作する仕組みでこしらえましたね。 かつ、燃料計の配線が一部おかしくなりかけており不安定になっていたのも 発見出来たので結果的には僥倖だった、という(爆
んが、当然ですがハーネスを交換してサーキット走ってみても全然全く これっぽっちも何も変わらなかった、というのは(以下略
で、まだネタが続くのでさらに↓へどーぞ(汗
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