記事No |
: 1410 |
タイトル |
: Re^6: Re2:また補足ですが(汗 |
投稿日 |
: 2019/11/09(Sat) 23:38:01 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
Leadio126さん毎度でございます〜 さてさて今日もさくっといつものをば(笑
> ボアアップキットってオーバーサイズピストン無いですよね! > 困ったもんだ。
こちら、あくまで今の時代の物は最初から設定されていない、という事が 多いですね、と言いますかほとんどです。 昔はチューニングSHOP等のキットでも1サイズくらいはオーバーサイズの ピストンを用意しての販売が多かったですし、デイトナとかキタコでも 0.25オーバー位は用意していたのですが… (原付二種なら純正でも存在していました)
これって、自社のボアアップキットが焼き付いた時に1サイズボーリングを 行ってでも使い続けたい、といった需要がメインなんですが、これは正直 そのスタンスは2〜3年乗ったらおしまい、といった若者向けではなく 今の時代でこそ大人が長く乗って、補修等も行うのが定番にはなって きていましたが、皮肉な事にメーカー側でオーバーサイズを用意していた 時代、というのはよほどのマニアかレーシング用途でしか需要が 無かった、とも言えるんですね_| ̄|○
とはいえ、何かのコピー的な安価品がベースであればボーリングしてまでも そのシリンダーを使い続けたい、という方向性自体がありませんし(笑 シリンダーをきちんと加工修正して使う場合、その仕様を失わずにずっと 使い続ける、といった場合でしかオーバーサイズの意味が無いので。
だからこそ、いつものクチですが1回組んだら磨耗もトラブルも関係なく 運用し続けろ、といったスタンスの物しか販売が無い、という事で。
> それに、何故急に台湾の56/57mmキットが消えたんでしょうね。 > 台湾キットのクリアランス不足は、他のチューナーも指摘している方が > 居られました。 > 激安だったしクレームが多かったのかなぁ?
このあたりは需要が無くなればそれでおしまい、というのがパーツ業界の 基本である、と私は割り切っていますね(泣 クレームがあろうが無かろうが、在庫が無くなったらそれでおしまい、といった 可能性は常に考えておかないといけないです…
なおピストンクリアランスに関しては、私の経験上ではパーツメーカー製の 品だと、狭い広いに関わらず、装着ピストンに対して真っ当なピストン クリアランスを保っている品、なんてのは全体の2割も無かったです。
大手メーカーでもピストンの精度はそこそこあっても、シリンダー側は 10個測定して公差は0.03oとかあるので当たり前でしたからねえ。
しかし…基本的に社外品の仕様、というモノは排気ポート弦長は狭く、かつ タイミングだけ速くてピーキーな上に熱が溜まりやすく、掃気タイミングは 遅すぎて混合気の交換効率は低く、場合によっては燃焼効率とか一切 考えていないヘッド、圧縮比はバカ高い上にスキッシュエリアが広すぎて 無駄に熱をこもらせている等ですし。
かつ、ピストンは安物アルミで熱膨張率が高く、トップ側の寸法もあまり 小さくしておらず熱を持ちやすい「上の方」がびろ〜んと広がりやすく… かつ、純正に毛が生えないレベルのピストンクリアランス、といった感じでは 全力でぶっ壊しに来ている様にしか私には受け取れない、という。
…これは極端でもなんでもなく、パワー以前にエンジンとしてのレベルが あまりにも杜撰である、というのが現実だ、と言い切っても良いですからねえ。
お値段を考えればあれこれ求めるのは酷、というものではありますが それにしても酷い、と私は完全に悲観している、という事でよろしくです(泣
> あっ! > また質問形式で書いたら、ダメですね(笑
ええそうなんですよ。何か質問、疑問系のお言葉があるとレスを切らずに がしがしお答えしてしまうのが私というシステムなのでよろしくです(笑
> 純正でもリード100何かはピストンA/B/Cがありますね。 > 確かシリンダーもあったような? > Live Dioなんかもあるんですかね? > ん!? パーツリストにはAとか書いてありますね。
そのあたりは大抵の車種に設定されていますね。 あくまでこれは純正レベルでのピストンクリアランスの調整でして、3/100〜5/100 程度の範疇でそれなりにあわせろ、というメーカー指定なのですが実際には 新車の組み合わせで3/100とかになっている物も見た事はありますが(笑
ホンダであればABCの区別でシリンダー&ピストンの内径&外径寸法の区別を ラインナップしていますが、そのうち販売されなくなるのであまり意味無いです(笑 確かリード100も、数年前には純正Bピストンだけが大量に在庫残っていたので もはやそれしかない、という現状だと思いますよ。
ただ、その程度の公差レベルであれば初期の慣らしが終わった後には 1000km〜も走ればその寸法差なんて磨耗で無くなってきますんで(爆
> ●まぁ一応、競技にも出ているショップですし、あんないい加減な物は売らない > と思いますが、57mmキットは確か¥8500円前後だったと思います。 > KNキットは、¥14800円税別ですしね。
このあたり、正直お値段と中身の兼ね合い、というのは台湾系製造パーツが 出回り始めた2000年頃からは、一切アテにならないものなんですよ。 物が同じでも販売元が違うだけで値段が倍くらい違うなんてよくありますし、 KN企画はそれなりに選定はしているはずですがモノが安売りの物と 同じだとしても、お値段はワンランク上の物もあったりするかなとも。 (完全オリジナル品はまた別ですが)
なので、それはあまり気にされないほうが宜しいかと思います。 高いイコールそれなり、ではない場合も多々あるどころか、本来開発販売に 必要なコストを鑑みるとあまりにも安価すぎる、というのが近年の現実に なっていますのでね〜
> ● > 温かいお言葉有難うございます。 > そうそう、シリンダーの下側からパーツクリーナーで掃気ポートを吹いたときに > 凄い良い角度で流れてたので、面白くて各掃気ポートを何度も吹いてしまいました。(笑 > やっぱり、吹き出し角度まで考えて掘られてますね。感動!
お褒め頂きありがとうございます〜 おっしゃる通り、掃気ポートって純正や社外の鋳型の状態ではかなり 上手い事考えられていて、下手にカドを出したり変なところを修正してしまうと いきなりおかしな事になりがちなので…正直、かなり難易度は高いです。
これが、実際の運用における掃気方向等を考えずに、見た目だけ綺麗に 加工するなんてのは道具と時間さえあれば誰でも出来ますが、実際の 掃気効率や、ここは見た目を求めて削ったら絶対に不味い、的な点を 分かって出来る人、というのは今の時代ではもはやほとんどおられないと 思いますしね。
パーツクリーナーで試された様に、ある程度でも実際の運用において きちんと真っ当な動作、作用を引き起こせているかというのがエンジンに とっては一番大切な事なので…見た目も良いに越した事はありませんが それ以前の点が出来ていなけりゃ意味無いどころかマイナスになる、と いうのが掃気ポートです、という事で(笑
あ、実際は私は見た目あんましこだわってないですよ(爆 排気は最終400番仕上げですし、掃気なんかは超硬バーのみの仕上げで 砥石で研いですらいません。 が、それでも精度の出ていない適当仕上げを「磨いて綺麗に見せる」仕様よりは 何倍も真っ当に見えている、と信じてはおりますのでね〜
> 排気ポートもRが綺麗です。 > 良く手作業で、あれだけ綺麗に仕上げられますね。 > やはり、時間かけてコツコツ仕上げられるんでしょね。 > 自分なら、性格上 絶対に出来ない代物です。
ええ、排気ポートはコツを分かっていればそこまで難しい物では無いので Rの途中がおかしくなっていないか、等をいちいち確かめながら作業すると 時間は掛かりますがこれまた見た目だけの適当仕様にはなりづらいです。
これも余談ですが、私はお金を出して加工を頼んでも精度がイマイチで 気に喰わなかった、とかをそれなりに経験しているので…それがあってこそ 自分でお受けする時には絶対にそんな事はやりたくない、というだけと いう説が濃厚ですけれどね(汗
> 現在、金欠状態なのでまた余裕が出来たらお願いします。 > ここ当面は、今の100cc加工で我慢します。 > あ”〜登りが全然ちがう〜 トルクねぇ〜
ええ、またお手伝いが必要な事があれば是非ご用命下さいませ。 元々それなりの排気量がある車種ですから運用には困らないと思いますが、 一度モアパワーを経験したら元には戻れない…というのはチューンに おいてのあるあるですからねえ(泣
25%も排気量ダウンだと結構厳しいかもしれませんが…その100ccをさらに 詰めてみる、というのもありと言えばありだと思ったり。
ではでは、いつもながら長くなりましたが今回はこの辺りで失礼します。 管理人でした〜
P・S 質問掲示板のアクセスに関してはかなり緩くしてみましたのでお試し下さい。 ただし禁止ワードで「http」とかは残しているのでURLリンクを貼ろうとすると 駄目だと思います。 (その場合、エラーコードで「禁止ワードが含まれています」と表示させてます)
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