記事No |
: 1420 |
タイトル |
: AF18エンジンネタ その2 |
投稿日 |
: 2019/12/01(Sun) 20:10:55 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
でもってこちらも↓の写真を参考に解説をどうぞ。
写真左上、81cc仕様で減速比11程度のノーマルギヤなんて馬鹿のする事なので、 リード90と同じ位の減速比9.8のギヤをオーナーがたまたま持ってまして。
が、このギヤ、普通に組むとギチギチで回らないから使えない、との事で、 現物を分析するとなんと写真で見えているカウンター部が0.8o程度、 純正品より「厚く」作られているというオチでして。
これ、確か大昔にどこかのギヤでカウンター裏側の純正ワッシャーを抜いてから 装着する物があったはずだ、という記憶があるので多分それかな、と… (おそらくM社製)
なので…焼きが入っている材質なので少しずつギヤ幅を切削していって純正と 同じ厚みとしましたが…その上、以前入れる時に無理をしたのかどうかは 分かりませんが、シャフトのベアリングに入る部位がちょっとめくれて変形して いてすぽんとベアリング穴に入らない罠までありまして(爆
そっちも修正してなんとかこのギヤを使える様にはしましたが…社外品は 当然としても、それに「中古」という状態が加わるとまあよくある話です、と いう事で…(泣
次に写真右上、これは純正のフライホイールを輪切りにして中身をくり貫いた 簡易インナーローターになります。 SS1/32mileの全盛期にはこれ流行りましたが、当然ですが発電は一切しないので アウター側のピックアップでパルスを拾うだけのただの円盤になります(笑
中身の磁石が一切無い為、昔あった社外インナーローターより軽く出来ている上、 あえて「面」をあまり加工していない為にクーリングファンもきちんと付けられます。 と言いますかドラッグマシンじゃないのでクーリングファン無いと死にますが(笑 なおファンは風量UPタイプのKN企画品を採用ですね。
写真左下は…本国生産となり納期が1ヶ月も掛かった台湾系マニホールド& ビッグリードとなります。 …ひと昔前によくあったタイプだと思って発注したら、実際に来た物は以前の 物と全然違うものだった、という今更ながら当たり前のオチだったのは 秘密ですが。
で、このリードブロック…ストッパー開度がいくらなんでも遠慮しすぎです(汗 リードバルブってのは負圧で開くものですが、負圧に対応した開度になる為に 極端に開きすぎて駄目、という事はありえないんですが、その逆もちょっと これまたありえないんですよね。 これでは「真正面から見た」リードバルブの開口面積ってノーマルとあまり 変わりません。
本来はブロックのみを使い、純正流用の高品質バルブでストッパーごと作り直し しゃきっとさせたいのですがとりあえずはストッパー修正のみで行く、という事に なったので…写真では無加工状態ですが実際にはこの倍以上開かせてますよ。
そして写真右下、これはマニホールドの下半分ですが、ノーマルのクランク ケースに対しては全然「合って」いませんね。 本来はケース側を加工しつつ辻褄を合わせるのですが、今回は腰下が 割れない為にホントそのままでくっつけています。
後、この手のマニだと角度によってはシリンダーフィン側のクリアランスがかなり シビアになるのですが、当然のごとく干渉等があったのでそれも修正です(笑 もちろんエアシュラウドもそれに合わせて修正ですが… このあたりはAF18エンジン愛好家の方ならおそらくお分かり頂けるかなとも。
とまあ、結構妥協せざるを得ない点もあるのですが、腰下の仕様が決まって いたのと、コスト等の面もあるのでそういった場合には、肝心な点を見極め 妥協してはいけない点とそうでない点をしっかりと判断するのが一番のコツに なりますね〜
そしてもういっぺん続きます。
|