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記事No 380
タイトル Re: おめでとうございます〜
投稿日 : 2012/04/15(Sun) 06:42:28
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさん毎度でございます〜

さてさて、なんともこれは私にとっても嬉しいご報告、どうもありがとうございます〜
ブログの方も拝見しましたが、ついに最高速度が大台に達したみたいで。
一応の指標としての速度としては十分に素敵な物だと思いますよ。


> 8.828のギヤを投入し、純生加工プーリーとの組み合わせで
> 最小変速状態での総減速比・・・23.181
> 最大変速状態での総減速比・・・ 6.623
> ・・・となった訳ですが、装着後1度97km/hがありましたが
> しばらくは回転数が下がり(9200→8800)速度は変わらず(94km/h)の状態が続いていました。

さらなるハイギヤ化の件ですが、実は総減速比にてモノを考えられているのを見て
ほっとしていた矢先だったので…

個人的感想としては、最大変速時に6.6だとちょっと厳しいのでは、と感じていまして
おそらく思った程は上が伸びないか、もしくは安定せずばらつくのでは、と
いった所に見事にハマっているみたいなので心配していたのは秘密ですが(汗


> 達成当日は通常走行から速度の乗りが良く、コレは・・・と思い某テストコースに向かいました。
> 結果最高回転数8800rpm、キタコメーター読みで103km/hを記録しました。
> 計算上ですと、8800×60÷0.722÷8.828×0.00122=101となり事実上大台達成でした。

調子の良い日、というものはもちろんあるでしょうし、それを見逃さずにテストしてみたと
いうのはとっても宜しいかなと思いますです。

速度計算式ではリヤタイヤの潰れも結構大きめに加味している様ですから、そこまで
補正しているのであれば事実上の実測度とほぼ変わらないであろう、というのは
間違いないと考えますし、算出値でも誤差が少ない、というのは確証にも繋がりますね。


> ギヤの馴染み・プーリー加工の甘さで、まだ不安定さは否めませんのでホイール・タイヤの変更と
> ドリブン側のメンテも含め、テスト走行にての安定打を出せる様に調整が必要です。

さて、この不安定さなのですが…ここまで来られたのであれば私からもひとつ有用?な
アドバイスと言いますかヒントをお出ししてみますね。
3桁達成記念、という事で(笑

まず、今回の最高速度のムラと言いますか変動、これは変速回転数自体はあまり
変動せず、最大変速後のトップエンドに繋がるオーバーレブ時、つまり2stとしては
おまけのエンジン回転数が前後していると考えて良いんですよ。

チューニングエンジンだと、パワーバンドを超えた状態のオーバーレブ時点での
「パワーの出方」を安定させる事は難しいのが基本ですし、その日の天候やら
環境や風によってはそこまで行けないというのは多々あるんです。

それに加え、ちょっとパワーに対してはオーバー気味なハイギヤですから、余計に
その傾向は強く、プーリーもかなり無理をしている状態なので、「最大変速状態」が
安定していない傾向にも繋がるんですね。


これって、プーリーがベルトを挟む力というものはWR重量×回転数の遠心力に
依存しますが、トルクカム側でエンジンパワー(というかベルトを引くトルク)が
強ければ強い程、WRがプーリーを押し出す力も強くならないと最大変速状態を
維持出来ないといった事も多々あります。

通常は、そこまでしなくても良い為にプーリーでの変速比は無茶苦茶には大きく
取らない訳でして、この辺も私が極度なハイスピードプーリーをむやみに推奨しない
理由になっています。


…あくまで、最大変速状態を「維持」する事のみを考えた場合、トルクカム自身の
作用力って「必要以上に」大きすぎるとその分ロスがでかくなるんですが。

最大変速時の最高速状態という物は…「維持」しようとするとかなりの無理が必要に
なっているのですが、そこまで無理しなくてもいける、という手法が「ホンダスクーター」に
限って言えば実は簡単に存在するんですよね。

その点をふまえて「最高速度」を試してみれば面白いかな、と思ったりしますね。
少なくとも、私が金ちゃんさんの仕様を伺う限りでは、「そこ」は結構なLVでの
大きなロスというか無駄遣いになっている、と推測していたりしますよ。

あ、当然ですがこれはボアアップ仕様である金ちゃんさんの車両に関して、ですから
全ての車両に当てはまる訳ではなかったりしますのでそこは誤解無き様にお願い
致しますね〜

と、はっきり言わずに申し訳ありませんが、これは逆転の発想ですからこういった面でも
モノを考えてみると面白いかと思います、という事でよろしくです。
100%成功するかどうかは分かりませんが、傾向としてはあるかな、といった感じですね。


> いつも思うのですが、質問板・メールでのやり取りや腰上の修正等、
> 多岐に渡りリーダーのお力を拝借させて頂いた事で、今回の節目を迎える事が出来たのだと感謝しております。
> いつもありがとうございます。

私も多少ながらお手伝いした部分があるのでこういって頂けると嬉しいですよ〜
が、いくら私がアドバイス等を行っても、それを噛み砕いて理解して実践し、自身の
成功に繋げたのは他ならぬ金ちゃんさんのたゆまぬ努力ですんで、心からおめでとう
ございます、と言わせて頂きますね。

…いつも通り言葉が悪いですが、人の話を聞かない、気にしないといったタイプの人間だと
いくらアドバイスしても上手くいかない、生かせないなんて方も世の中にはおられますから
小難しくて面倒くさい事にも取り組んで行かれたその姿勢こそが金ちゃんさんの一番の
魅力でありお人柄である、と私は感じておりますです。


> 実際の所100km/hと言う速度を一般道で使う事はありませんし、全開巡航自体テスト走行以外では
> しませんが、安全マージンを確保した上での原付1種ベースの通勤快速仕様としてはそこそこ満足しております。

そうですね、さすがに3桁速度で巡航してたら命がいくつあっても足りませんし(笑
原付1種ベースの2種仕様、という60km/hそこそこを常用する車両としては文句の無い
余裕と性能が持たせられている、と思いますよ。

その「余裕」こそが全てに繋がる事はとても多く、原付1種で限界性能の60km/hを維持して
走行するのでは絶対に辿り着けない領域である、とは言えますしね。


> ノーマルマフラー基準での学習もまだ少しやり残している事もありますし、
> まだまだ道半ばですので、これで終わらず色々な仕様用途に応じたチューニングを勉強し
> 感覚と理論の双方をバランス良く愛機に投入し今後も楽しんで行きたいです。

これ、ノーマルマフラーというものはある意味では簡単でして、パワーバンドは広い上に
ムラのないパワーの出方ですから、それに各所をあわせて特性を形作れるのが
まず基本で、エンジン特性を激変させる様なチャンバー等を使った上でさらに各部の
バランスを取っていく、というのも違った楽しみ方の一つだったりしますよ。

ピーキーな2stのスクーターを「まとめる」のは難しいですが、そこにこそ面白さが潜んで
いる点も多く、違った面での追求もこれまた趣味性が高いという(笑


と、私も金ちゃんさんの成長?を拝見させて頂いていましたが、一つの節目という事で
考えると感慨深いものがありますよ〜
正直、私は金ちゃんさんの車両に乗らせて頂いた訳でもなく直接お会いした事も無いのに
そこまで進化された、というのはとっても素敵な事だと考えていますし、ね。

今後もさらなる進化を期待したいところですし、また何かあれば遠慮なくご質問等を
下さいませ〜

ではでは。
管理人でした〜

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