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記事No 610
タイトル 地震の件とモトチャンプの感想とか
投稿日 : 2013/04/14(Sun) 00:06:16
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様お久しぶりでございます〜
今日の朝はちょっとびっくりした管理人です(汗


…今日の朝の地震なのですが、さすがにそれなりに揺れを感じはしましたが私は
無事でして特に大きな被害も無い、という事を報告させて頂きますね
すでに数名の方から私の安否を気遣うご連絡を頂きまして、なんとありがたい事かと
思う次第ですよ。

普段から天災という物に慣れていないうどん王国だと、地震なんて無いのと同じ印象しか
ありませんが、今回は揺れた時間はわずかだったとはいえさすがに咄嗟に貴重品と
色々なデータの入ったフラッシュメモリと外付けHDDを抱えこんでしまいました(汗

時刻的には18年前の阪神淡路大震災と同じ感じだったのですが…
当時、私は風邪を引いて寝込んでいた為あまり揺れを体感した記憶が無いので
正直、今回生まれて初めてそれなりの震度の地震という物を体験したんですね。

震度は5、と発表されましたが地盤の問題もあり私の住んでいる所はさほど揺れは
強くなかった、というのがホント救いでしたよ。
これに関してはちょっとは危機感を持つべきだ、と思った一件でした。



と、他には相変わらずネタが無いのですが…
遅ればせながら久々にモトチャンプ記事の感想でも少々。

えと、これは色々な意見があると思うので私の意見を出してみたく思ったりしたのですが。
それは今月号92〜93Pの「原付免許に改革を!」といった記事なんです。

これ、モトチャンプとしては「原付免許で運転出来る車輌を125ccまでにしよう」といった
趣旨みたいですが、この手の話って原付免許の制度や法規の形骸化もあり、以前から
色々なところで言われていますよね。

もちろん私もこの手の話に興味が無い訳ではありませんが…
個人的な意見を述べさせて頂くと、私としてはこのモトチャンプの意見には反対なんですよ。


記事中にもありますが、原付一種を運転出来る原付免許の場合、法廷速度は30km/hに
制定されていますし、これが交通の流れに乗れない事になるのは結果的に危険、と
いう点は私も同意です。

かといって速度違反を推奨する訳ではありませんが、ちと時代にそぐわない法規であるのは
明確だと考えていますよ。

が、「現行の原付一種車輌を、速度規制のみを60km/hに引き上げる」というパターンの
場合だと、これはチューニングの限界とかそういう話と同じ事で、貧弱な足廻りと車体を
用いたままで速度規制の上限のみを上げても、危険度が増すだけで何もメリットが
出てこないのは明白でしょう。

4st系原付一種スクーターの場合だと、フルノーマルで頑張ってもなんとか60km程度まで
「引っ張る」のが精一杯という車種も多いのに、その限界速度を巡航速度とイコールと
してしまっては確実に危険度が上がるだけですしね。

原付一種車の場合だと、速度制限30km/hに合わせ、「その速度で巡航、常用する」と
いった仕様の為にある程度のパワーの余裕を持たせているのであって、60km/hが
出せるからといってその速度域を常用する物ではない、という事です。

30km/h、もしくは+αの速度域を常用しようとした場合、そこまで到達する加速力と
巡航を行う為にはそれをはるかに上回るべき性能が必須なのは当然の話なので。


で、モトチャンプの記事としてはそういった方向性ではなく、「125ccの車輌そのものを
原稿原付免許で運転出来る様に」といった方向性ですね。

が、これもある意味では同じ事で…
原付免許で原付二種車輌を運転する、となればそれに伴うライダーの技術は最低限度
備わっていなければならない訳です。

車体や足廻り、パワーの面に関しては現行の原付二種車だと法廷速度60km/hでの
巡航やそこに至るまでの加速力等にはまず問題ありませんが、これは言葉を返せば
「原付免許のみ」の所有のライダーが、125ccの車輌をきちんと扱えるのか、といった
点も大きなポイントになってくるでしょう。

個人的にはですね、少なくとも教習を受けたり、一発でも良いですが技能試験に
合格しているLVのライディング技能を最低限度持ち合わせないと、60km/h巡航とそれに
見合った車輌を運転する事は出来ない、と考えていたりします。

なので現行の原付免許で125ccOK、とするならば最低限度でもその手の技能講習を
試験とは言わなくとも最低限度のLVで義務付けるべきですし、少なくとも一本橋や急制動、
クランクやスラローム等をこなせる技量があるか無いか、で区別する事は最低限必要だと
思いますよ。


これ、原付免許を馬鹿にする訳ではありませんが、私自身原付免許取得から始めた
人間ですし、後に自動車教習所に通った時には色々な点でかなりの「違い」といった物を
体でも頭でも感じたものですしね。

車を例に出せば、普通一種と言いますか今では中型自動車免許、これってオマケで
原付一種のみは運転出来ますよね?
が、実際にはこれで「バイク」の運転をしっかり行えるのか、といえばまた話が違って
来ると私は感じています。

特に分かりづらいのが「制動距離」でして、これ私いつも行っていますが乗り物ってのは
加速するのはある程度の度胸と根性があればそれなりにこなせる物なんですね。
が、そこから「止まる」となれば全く話は別で、いくらブレーキングテクニックがあったと
しても、車間距離が不十分では何の役にも立ちません。

よく見かけるのが、スクーターが車の左後ろの死角にぺったりくっついて走行していると
いった状況ですが、こんな状態だと何かしらのアクシデントが合って前走者の車が
パニックブレーキを踏んだら間違いなく後ろのスクーターは車に打ち込みますよ(笑

これ、車に乗った事が無いとか車の制動具合を把握していないとかの問題もありますが
少なくとも、バイクって乗り物は制動距離では四輪には絶対にかなわない上、リスクが
高いのは間違いない、という事を知らないのかもしくは知っててやってるのか、という事です…

これをやらかす確率が高いのが、原付免許もしくは中型自動車免許のオマケで原付一種車を
乗っている人だと私は分析していますし、はっきり言って私としては「オマケ」で原付一種車を
運転出来る、といった制度も無くした方が良いと思ってたりもしますしね。


そして前述の様に、現行の原付免許で125cc車の運転がOKな上、交通法規は原付一種枠に
収まらない物である、となった場合、どこでこのあたりの差異を学ぶのでしょうか?

「オマケ枠」の拡大解釈になってしまって、悪く言えばペーパーテストのみで技能試験も行って
いないライダーが、125ccを乗り回して公道の交通の流れに乗ってくる、という事ですよ。
これが危険性を孕まない、と考えられるとは私は到底思えなかったりしますね。

大昔の用に車の免許に自動二輪免許がオマケで付いてきたといったおおらかな時代では
ありませんし、現代の世の中でそんな事やってしまえば危ないとしか思えないです。


そもそもこれも、別に原付一種の速度規制があるからといって、原付免許および原付一種車の
所有しか認められない、という訳でもありませんよね。
それなりに安全にスピードを出して巡航したい、となれば自動二輪小型限定の免許取得して
原付二種クラスの車輌を乗ればそれで解決なんですよ。

これが法令等で駄目です、なんて状態なのであれば私も嫌ですが、そんな事は無い上に
近年はスクーター狙いなら便利であるAT限定免許も設定されているではありませんか。
少なくとも、最低限度お金を出せば買える免許なのですから…


それと、原付免許というモノはある意味で弱者救済のポジションにある免許制度である、と
いった面も否定は出来ないでしょう。
身分証明書、とまでは言いませんが、最低限度の労力で原動機付きの車輌を運転出来ると
いう制度なのですから、さすがにこういった「枠」は無くしてはいけないと私は考えます。


で、ある意味の落としどころとしては…私は「原付一種スクーターの原動機に限り、排気量の
上限を緩和化する」事だと考えています。
これってだいぶ以前に耳にした話なのですが、原付一種スクーターが4st化するにあたり、
各メーカーからはあまりに動力性能が低すぎて「原付一種車」としての能力すらまかなえないと
いった指摘があったみたいで、それを根拠に排気量上限の緩和化、といった案になったと
解釈していますよ。

が、結局これは認められず、4stスクーターでも原付一種は50ccといった排気量には変わりが
無かった為、性能としては重くてアンダーパワーな物になっているのが現実ですね。


しかし、かといってこれが法案化されていたとしても、速度上限は30km/hのままですから
メリットがどこにあるんだ、と思われる方もおられるかもしれませんが。

ですがこれは至極単純な事で、パワーとしての余裕ある、すなわち標準体重より重い方が
乗った場合や荷物を積んだ場合、山岳部等の坂道のきつい状態でも法廷速度巡航と
それに+αした、緊急回避の為の加速力の余裕、といった物を無理なく付与出来るから、です。

トラックやバンとかだと顕著ですが、荷を一杯に積んだ場合だと空荷と同じ加速性能は
得られませんし、乗用車でも9人乗りならば人を満載した場合でも最低限度の能力が
無いといけない、危ないといった点に基づいての「余裕」なんですね。

「パワーリミッター」というモノは存在せず、「スピードリミッター」が存在するのもこの辺りに
理由がある、という事を鑑みれば別段おかしな事ではありません。


と、話が飛躍してきましたが…
こういった理由により、私は「現行原付免許での125cc運転可能」といった事には反対だ、
という意見になりますね。

単純に125cc車が公道で運転出来るだけで、法廷速度上限等は原付一種扱い、という事で
あれば構わないと思いますが、それを望む方というのはまずおられないでしょう。
そうなった場合の公道上での「区別」も難しくなりますしね。


後最後に、「交通の流れ」という言葉がありますが。
これ、「交通が流れている速度」に自分も乗るのが流れ、といった意味合いに取られている
場合も思いますが、私の概念はちょっと違ったりします。

「流れ」と謳うならば「合流地点でさくさくと交互に合流が出来ている」とか、「右左折等の
優先順判断がてきぱき出来る」とか、「アホみたく車間距離を詰めずにブレーキを踏む回数を
最小にしている」とか、こういうのが「上手い流れ」だと考えていますよ。

…これ、ある程度の運転経験のある方ならどなたでもお分かりだと思いますが、実際に
巡航速度を10km/h上げた所で、目標地点まで到達出来るタイムってのは誤差の範囲でしか
変わらないんですよね(笑

高速道路で信号も交差点も見通しの悪い所も無く、なおかつ渋滞がなければ巡航速度の
UPはダイレクトに近いLVでタイムアップに繋がりますが、一般公道でそんな事を行っても
リスクが高くなるだけでメリットは全くといって良い程無いです。

信号無視や一時停止無視でも繰り返すのであれば話は別ですが、そんな事を行うならば
いつも通る道の「先の信号の変わり具合」等を頭に叩き込む方がよほど信号に捕まらない
タイムアップに繋がって来ますからねえ…

そもそも、アホみたく「詰んで」走るからイライラもするのであって、前走者がいきなり
すっ転んだりスピンしたりしても「ふーん」で終わる位の車間距離取ってりゃ別に何が
起こってもイライラしたりびっくりしたりはしない物ですから(笑

ちょっとやそっとせこせこしても到達タイムなんて変わらない、と思えば仮に急いでいたって
逆に落ち着ける物ですし、リスクが高くなる方を選択してしまうと精神状態も平常とは
言えなくなる物ですからねえ…


とまあ、久々に感想文になりましたが(笑
たまにはこういうのも良いな、と思いましたのでよろしくでっす。

ではでは本日はこれにて失礼をば。
管理人でした〜


P・S
新しいコンテンツは執筆中なので更新はしばしお待ち下さいませ。

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