あるさん毎度でございます〜
最近出没頻度がまた減少している管理人です(汗
> 直進性は優れているのかなあとは思うのですが、
> 妙に柔らかいフロントサスと、妙に硬いリアサス（二人乗りのためでしょうか）のお陰で
> ちょっとした地面の凸凹をダイレクトに拾ってくれます
> 田舎のツギハギ道路だと、フロントは底付きした？と思うほどガツン！と衝撃、リアは腰に来る跳ね上がり感で長距離走っていると結構疲れます
> 同型エンジンでも倒立フォークなどが奢られているズーマーXならまた違うのかも？と思っています
なるほど、印象とは違って結構固め、といいますかそんな感じの足廻りなのですね〜
タンデム前提ならある程度はフロントフォーク&リヤサス共に一人乗り状態では
結構ごつごつした感じになる車輌もありますが、メーカー側のセッティングの違いも
ありますんでこのあたりを好みに合わせるのも楽しみ方の一つかなとも。
…とはいえ、少しハードな走行条件だとやはりフルノーマル状態では不満が
出てしまうのが「万人向け」の車輌というのは今も昔も変わっていない気も
しますね(汗
> 2stと4stで駆動系の動作が違うのは知りませんでした
えっと、駆動系の動作原理や作用の仕方、というモノは2stでも4stでも差は全く
無いんですよね。
ただ、用いるエンジンが2stであるか4stであるかにより、その動作のさせ方というモノは
かなり異なっているのが面白いんですよ。
以下、ちょっと小難しいですがその違いなんかをば少々。
2stエンジンの場合だと、パワーバンド以外の回転域はどうしても目立って
パワーが低下してしまうので、アクセル全開での加速時には極力美味しい
パワーバンドを外さない「一定回転変速」を旨とした味付けになっています。
その反面、4stエンジンだと回転数に伴い右肩上がりでパワーが出ていくので
一定回転変速では無くとも、そこまで効率が悪くなる事は無いんですね。
なおかつ、4stの単気筒であればクランク2回転に1回しか、「ベルトを最大の力」で
引っ張っていない為に、トルクカムの作用力がどうしても2st程は安定せず、
45°溝の常に最大作用力を発生する特性を付与したトルクカムが採用されて
いる事も珍しくはありません。
これはコンテンツ内にも記していますが、プーリー側の設計にも大きく関連しては
いますが、45°溝のトルクカムだと前述の「一定回転変速」という特性はかなり
難しいのですが、4stエンジンであれば特に一定回転変速にしなくともそれなりの
高効率の加速が得られますしね。
なおかつ上り坂等でのベルトへの多大な負荷が掛かる&大きなパワーが必要な
場面でも、4st単気筒であるがゆえにエンジン毎回転での最大トルクが発生
出来ないといったデメリットも、45°トルクカム溝の強烈な作用でカバー出来る、と
いった、2stスクーター用途ではあまり考えられない構造、構成が生きてくるんですよ。
このあたりがエンジン特性に関係する駆動系の使い方、すなわちエンジンパワーを
どうやって有効にリヤタイヤに伝えて使っているのか、が大きく異なってくるポイントに
なっていますね。
…無茶苦茶ぶっちゃけますと、4st単気筒スクーターの場合は駆動系の構成は
2st程シビアにならなくとも、エンジンパワーさえあればそれなりに走ってしまうと
いった面もあり、いじくるといった事が前提であれば、正直2stスクーター程の
楽しさは無いのですが、その反面適当でも走る、と言ってしまえる部分もあるので
どちらも一長一短、といった感じです。
> 2種スクーターの社外プーリーとウェイトローラーのセットが
> やけに軽いウェイトローラーが付属しているのもその関係でしょうか？
> どの車種も純正の半分以下の重さなんていうのがザラにありますし、
> こんな軽くしちゃって大丈夫なの？と思っていた次第です
これに関してはですね、プーリーの作りによっては、WR重量が同一だとしても
変速回転数が必ず同じになる訳ではありませんから、WR重量のみを見ても
何の比較にもならないんですよね。
WRの重量が軽い、重いといった比較が出来るのは駆動系の各パーツが
「全く同一の構成」である場合のみになります。
仮に、ノーマルプーリーでWRが60gであり、この状態の全開加速時の変速回転数が
7000rpmであるとしても、A社のプーリーだとWRが同じ60gでも8000rpm変速と
いった事はザラにありますんで。
小難しい事ははしょりますが、同一のWR重量で変速回転数がノーマルプーリーより
上がり気味になってしまうプーリーは基本的にパワー効率が悪いのであまり
お奨めは出来ませんが、世の中にはそういったモノも平気であるので少しでも何かを
いじくろうとすればやはりタコメーターは必須になる、というのが私の持論ですよ。
と言いますか無いとまともなセットなんて出来ないです(汗
> ほぼ低価格目当てで買ったバイクにあれこれ手を入れると本末転倒な気もしますが、
> 久しぶりのスクーターとなると色々気になってしまいますね〜
そうですね、このあたりもあまりに手を入れてしまうとノーマルの原型が無くなって
しまう恐れもありますし(笑
チューニングにしても何にしても、いじくる為の第一歩というモノは「不満点が出る事」
ですから、目的も無いのにぽんぽんパーツだけ変更しても良くはなりえない、と
いった点に注意していれば、より良きスクーターライフを楽しめるのではと私は
考えていたりしますよ〜
ではでは。いつもながらぐだぐだですが本日はこれにて失礼しますね。
管理人でした〜
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