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記事No 868
タイトル ちょっとしたプチOFFのお話
投稿日 : 2015/08/13(Thu) 08:10:28
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様毎度でございまっす〜
久々にネタのある管理人です。

と、最近はあれこれあって色々ネタもあったりするのですが…
今回は記念、と言いますかちょっとした事があったのでその顛末なんかを
レポートで記してみます。


とはいっても最近はめっきりご無沙汰ともなってる、遠方にお住まいの
方とのプチOFF、といった感じでして、当HPにもたまーに来られている
関東在住の「ロドヘム氏」が我がうどん王国へ来られる、という事が
ありまして。

お盆休みを利用して観光がてらコチラに来られる、という事で、私も
色々調整してがっつりとお会いさせて頂く、という事にあいなりましたよ。

しかしロドヘム氏、元は旅がお好きな旅人さんなので、今回はちょっと
問題のあるご自身のライブDioも持ち込みつつ、陸路を下道で軽トラにて
700数十kmを走破される、というチャレンジ精神溢れる道程、という事で
ちょっと到着を心配していたのは言うまでも(以下略

が、実際にはほぼ予定通りコチラに到着されまして、ネット上で知り合った
方との実際の対面、といういつになっても嬉しい状況を堪能させて頂き
そのままあれこれとマニアトークに突入しました(笑


で、以前からご相談を受けていた件がありまして…
それは前述のロドヘム氏のライブDioなのですが、基本はご自分で組まれた
腰下を用い、私のこしらえたデイトナボアアップ48φベースのキットとか
プーリー等を装着されている位で、ノーマルマフラー&ノーマルキャブでの
運用だったのですが、腰下交換後からどうにも調子が悪くなってしまい
乗れなくなってしまっていた、という事なんですよね。

私も何度かは怪しげな部位のアドバイスを差し上げたのですが根本的な
解決には至らなかったので、もう怪しい腰下を別のクランクケースと
取り替えて組み直した方が速いのでは?ともなっていたのですが。

せっかくなので一度私にナマで点検してほしい、という事になったので
わざわざ関東圏からライブDioを輸送されてきたという素敵な事になって
しまいました、という(笑


主な症状としては、アクセルを大きく開けないとエンジン回転が上がらず、
上がってもアクセルを煽り直すとはも〜っと失速してエンストする上、
まともに回転が上がってもバラつきまくってこれまた失速してしまう、と
いった、まともに乗れる状態ではないという。

これは組み付け等の致命的なミスがないのは前提として、キャブセット等で
大ポカをやらかしているのでなければ2次エアの可能性が高いな、と
踏んでいたので、ロドヘム氏の到着後挨拶もそこそこに早速ライブDioを
2人でバラし始める、という何やってんだか分からない状況に(爆


で、腰上等はさすがに以前のアドバイス等にてちゃんと組めている事を
確認していたので、実物を触らなければ分からない部分をいつもの
スタンスで確認していきますが…
やはりこういうのは実際に触ってみないと分からない部分もあるもので、
結構色々とポカが見つかったのは(以下略

なお、IGコイルやプラグ、コード、アースの取り方や各部のシーリングは
ちゃんと出来ているという事なので、それ以外のところをチェックして
いきますが…

まずはご自身にてチェック出来ない部位である点火系を拾っていきますが、
CDIへのパルス入力、すなわちピックアップマグネットからの電圧が
ちょっと低めという点に気付いたので、まずはココをローターベースごと
私のストック品に交換してみる事にします。

が、ここでいきなりメカニカルトラブルが発生している事が発覚しまして(泣


…フライホイールのウッドラフキーを少しナメており、これによりクランク
シャフトが未使用なのに駄目そう、という文字通り致命的な点が見つかり
さすがにこれは一度外したフライホイールを再度組むのはちと不味い、と
思ったのですが、ロドヘム氏ご本人はさくっと割り切られ、別に壊しても
良いのでさらなる点検の為に組みましょう、という方向性になったという(汗

なので中古のウッドラフキーのみを用意し、ストックのローターベースごと
ピックアップマグネットを交換、そして可能な限りピックアップとローターの
クリアランスを詰めて装着し、タイミングライトを用意しつつピックアップ
からの青/黄線の電圧を測定しますが…

元よりははるかにマシですが、サービスマニュアル値や私の個人的な
許容範囲ギリギリにすら届かないのでこれまたちと不安なままでして。
しかし、明らかに元々の状態よりは良くなったのでそのまま点火時期の
確認に移りますが、これまた私の作成した加工フライホイールと純正
GBBのCDIだと、現状でエンジン回転数が上がりきる所まで頑張って
回してもBTDC20°をびったりと指し示してびくともしてません(爆


…これ、フライホイール装着と言いますかウッドラフキーに不備があった
事で、フライホイールが振り回されて点火時期がおかしくなってるのでは、
といった最初の予想は脆くも崩れ去り、ピックアップマグネットの交換に
よって、一度上がった回転のバラつきは結構改善されたのでこっちは
まあ改善にはなった、という事で良しとしましたよ(汗

しかし2人居ると…点火時期計測とか、ハーネス側の電圧測定とかが
滅茶苦茶やりやすいなあ、としみじみ思ったのは秘密で(以下略


そして次に、どうしても2次エアの感覚を拭い切れないので他を色々
見ていくと…さっきは発見出来なかった「右側」クランクオイルシールが


ど う 見 て も


ツ ラ 部 分 か ら 1 o も


シ ー ル が 入 っ て い な い 


という、明らかな組み付けミスを発見してしまいまして_| ̄|○

これ、ロドヘム氏を問い詰めたところ、ご自身でも全く気付かれて
いなかった、という事なので単なるイージーミスだったのですが、
さすがにこれはサービスマニュアル値の確認や指差し点検の
不備である、という事で私もちょっと脱力したのは秘密で(略

なのですぐさまマイ冶具を用いて規定値まで右側オイルシールを
押し込んでエンジンをかけると…
失速する状態は変わりませんが、回転上昇にてバラついていると
いった症状は無くなり、ここもトラブル要因のひとつであった事は
確実である、とあいなりましたよ。

これ、ついでで申し訳無いのですが、このクランクオイルシールって
ちゃんと最低限押し込むべき数値、って存在しているのですが
他人様のエンジンを預かった場合、自分で入れられていると思われる
エンジンだとたまーにツラから全然奥に入ってない、というのも何度か
見た事があったりするので、皆さんもお気をつけ下さいな。
(※顛末のWEB上へのUPはご本人さんの許可済みです)

Dio系エンジンの場合、右側オイルシールの押し込みがあまりにも
浅いと、クランクシャフト末端のテーパーになってる部分にオイル
シールのリップが来るので、きちんとシーリングされなくなってしまい
シールの意味が無いので大変デンジャラスですんで、ね…
ヤマハみたく規定箇所があれば分かりやすいのですけども_| ̄|○


でもって、それでも謎の失速は収まらないのでキャブをバラして無事に
スロージェットが詰まっている事を確認したり、白フロートの油面が
調整出来ないタイプなのでフロート内部のガスの溜まり具合で問題は
無い事を確認したりし、2人居る事を前提として透明タイプの燃料
フィルターの中身のガスの溜まり具合なんかも確認しますが、どうにも
致命的なところが見つからなかったんですよね。

それでも最初に比べればかなりマシなのですが、さらにイージーミスを
疑い、ジェット番手やエアスクリュー、ジェットニードルやスロットル
バルブの不整合まで確認するもいたって正常で、初期型のノーマル
マフラーが付いてたのでそっちも怪しみ、私のストック品の走行2000km
行ってないテスト用ノーマルマフラーを用いるも、これでもさして変化が
無いという_| ̄|○

エアクリを外してもくっつけても症状は変わらず、マニュアルチョークを
引きっぱなしにすれば少しマシになる、といった感じでもあるので、
どこかから二次エアを吸っている可能性は捨てきれず困りまして。

可能な限りでクランクケース合わせ目を目視するも何も見つからず、
ご本人さん含め、そもそも何十回もテストでエンジンをかけているので
どこかから漏れや亀裂があればそこから汁が垂れてないとおかしい、
という混合仕様ならではの分かり易さも一切出ていませんでしたね。


…正直、ここまで来たらもはや私でもエンジンを下ろして腰下を
割るのを覚悟で一つ一つチェックしていくしかない、といった状況に
陥ったので、そこまでするなら別の腰下を新しく組み上げてそれに
パーツを移植します、とロドヘム氏がおっしゃったので、ちょっと
残念ではありますが今回はこれにて終了、とあいなりましたよ。

幸いにもロドヘム氏は普通に腰下をバラして組むスキルは持って
おられるので、以前スペア用に芯出しと小加工した社外品の
クランクシャフトもまだ持ってる、という事なのでそちらを用いて
新しい腰下組んで他のパーツくっつけてみてください、というオチに
せざるを得ませんでした。


とまあ、だいぶ端折りましたが、以前にはご本人さん側でもかなり
手持ちのストックパーツと交換したりしてはいるので、やっていないで
あろう部分をチェック&交換しても根本的解決にはならなかった、と
いう結果になってしまい残念です(泣

…アイドルスクリューを全閉にしてもアイドリング出来ないといった
状態なので、個人的経験ではクランクオイルシールが破れ飛んで
いる感じがひしひしとするのですが、そこまで腰下への二次エアの
形跡が無いのがとっても気になってしまいましたね。

時間に制約があったのも残念ですが、引き続きトラブルシュートに
向けてやっていきたいところですよ。



で、話がすっ飛びますが。
ロドヘム氏、うどん王国に来られたのは私のトコに来るのと一般的な
観光とは別に、もう一つ目的がありまして。

「カートランド四国にてレーシングカートに乗りたい」といったご希望が
ありまして、私もちょっとだけなら走ります、という事で私にとっては
いつものサーキットであるカートランド四国に出向いたりしましたよ。

なおレーシングカート、とはいってもレンタルの物なので一般的な
マシンではありますが、カートランド四国のレンタルカートも今では
ヤマハのJOG90エンジンのFK-9ではなく、4st200ccの物に変わって
しまっているので、私も4stカートにはちょっと期待してまして(笑


で、飛び込みですが平日だったのですぐにマシンが用意され、私は
安い数周だけ走るプランを選択しましたが、ロドヘム氏は15分間を
2本走れるみっちりプランを選んでかなりやる気でしたが(汗

せっかくなので私も数周のみですがロドヘム氏とランデブー走行を
行う事にし、カートに関しては素人同然ですが「一応」地元の利が
あるのでなんとかなるかな、と思いさくっとロドヘム氏に勝負を
仕掛けてみたのですが。


なんと


1 周 で


1 秒 近 く も 離 さ れ る 上 に


焦 り が ス ピ ン を 生 み


結 局 チ ギ ら れ て し ま っ た



という、地元かたなしの惨敗、という結果でした_| ̄|○

…これは正直、このコースを初めて走る方に負けるとは悔しかった、
というのが正直な所ですが、実はロドヘム氏は耐久カートレースの
経験が結構ある方だったりするので、さすがにいくら地元の利が
あってもそれなりの経験者さんに勝とう、と思った私の方が無謀で
あったのか、というのは(以下略

とはいっても、現在のレンタルカートではマシン固体差があるにせよ
マジでカートやってる人じゃない場合は一周を50秒切れれば上出来、
といったボーダーがあり、ロドヘム氏が48秒台で私が49秒台では
あったので、なんとか2人ともボーダーは突破出来ていましたね(汗

んが、このコースレイアウトだと私がFNマシンで走っても45秒とかなので
体感速度は速いのにラップタイムは遅い、というギャップのあるカートも
なかなか面白い物だったりしますよ〜

エンジンは4stなので正直あくびが出るレベルで立ち上がり等があんまし
走りませんが、その分コーナーリングスピードを維持しなければ速く
走れない、というのがミソでしょうね。


そして2人で良い汗をかき、私は熱中症気味でちとグロッキーになって
しまったのですがそこからは定番で、地元の誇るジャンクフード、
うどんを食しに出向きました。

カートランド四国からの帰り道では私は県外客さん用の接待店を
決めているので、いつものソコに飛び込みますが時間が遅かった為
うどんの死体を喰わされる可能性もあったのでちと不安だったのは
秘密ですが、ちょうど前のお客さんで玉切れになり、新たに茹でて
いる所だったのでタイミングよく新鮮なうどんにありつけましたね。

あ、「玉切れ」ってのは茹で上げてセイロにおいてるうどんの玉が
無くなる、という意味合いでして、茹で上げてからの放置プレイ時間が
長すぎるとあまり美味しくなくなるのでこれも困るんですよ。
一度死んだうどんはそこから湯通ししてもあまり風味が回復しないので。
(スーパーとかにある茹で上げ済みパック売りがこれにあたります)

なので、飯時だとお店側がストック用に多量に茹で上げているので、
お客の回転率が良ければ何時でも新鮮なうどんを食せるのですが、
タイミングもそれなりには大切です、という事で(笑


で、セルフ店なのでロドヘム氏に注文方をレクチャーしつつ、夏場は
定番の冷たいぶっかけを頼みますが、ロドヘム氏も同じモノを
頼んで頂けたのでちょっとほっとしました。

これ、あまり馴染みの無い方だと肉うどんとかカレーうどんとかの
中身のあるモノを頼まれる事もあるのですが、本当はシンプルな
方が美味さを感じられるので、あまり余計な事しすぎてるうどんは
最初ではなく「2食目」にした方が良いかな、と地元民が記してみます。

しかしロドヘム氏、なんとまあうどん食べるのはかなり速く、私の方が
完食がわずかに遅かった、という(汗
うどん王国民は大抵の場合、歯で2〜3度噛み切るだけで後はノドで
うどんを咀嚼して飲み込む、という食べ方、いや飲み方をするのですが
通常モードの食べ方でこんなにうどん喰うの早い方って私は初めて
遭遇しましたよ(爆

…私にとってはうどんは飲み物なんですが、うどんのコシってのは
「のどごし」にて味わう物であるのは間違いない、と信じて生きてますが
これは私だけが特別ではない、と信じて生きてますけれどね(汗



とまあ、そんなこんなで色々とあれこれあったロドヘム氏との会合で
ありましたが、mixiでのつぶやき拝見で帰路も無事にて帰郷された、と
いう事なので早速ネタとしてみました。

こういうのっていつも思うのですが、文面等でやりとりしてる方の場合、
大抵はその文面って人柄が出るのでイメージそのまんまだったり
するのですが、ロドヘム氏もその例に違わずそのままの方でしたね〜

…私はどう思われたか分かりませんが、いつもの文面や文脈ほど
阿呆には見られていなかった事を願ってやみません(笑


ではでは。真夏のちょっとしたOFFレポート、という事で楽しんで
頂ければ幸いです、という事で今回はコレにて失礼をば。
管理人でした〜



P・S
↓の画像はロドヘム氏のライブDio整備風景ですね。
…作業場所にびっくりされた可能性も無きにしもあらずかなと(略


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