記事No |
: 2218 |
タイトル |
: Re: 初めまして |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 11:21:11 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
水色クーパさん、初めまして。 当HP管理人の「ねぎのリーダー」でございます。 雑多なHPではありますが…内容等、色々参考にして頂けました様で嬉しいですよ。 内容的には…きちんと読んで頂ければ損はしないと自負しておりますので(汗
さてさて…私は公言しています通り、スズキ車に関してはかなり無知ですので、あまり良い アドバイスは申し上げられないのですが…エンジンなら大差無いと思いますので。
一定回転数での異音は…これはやはり、会社員さんのおっしゃる通り、ピストンの引っ掛かりが 起こっているのでは無いかと推測しますよ。
排気ポートを横に広げられたと言う事ですが、あまりに広げすぎた場合ですと、一気にピストンが 排気ポートに引っかかってしまい、異音だけでは済まない場合が多いです。 なので「異音」で済んでいる内は、そうそういきなり壊れたりする物では無いです。
もちろん、ピストンの前後方向に異常な「アタリ」やキズが無いかを確認するべきですけれどもね。 ちょうど慣らしが終わった所でしたら、一度腰上を分解してチェックする時期ですし。 確認された方がよろしいかと思いますよ。 ヘタをするとピストンの角やリングが欠ける事もあります。
ただ、ピストンの「打つ音」という物は…シリンダーとピストンのクリアランスが大きい場合でも かなり発生する物なんですね。 社外シリンダーだと、クリアランスが適正で無い場合が結構ありますので、元々のシリンダー&ピストンの クリアランスが広めだと、いくら精度良くキッチリ組んで慣らしを行ったとしても、根本的な 解決にはならないんですよ。
社外ボアだと、メーカーさんはある程度の焼きつき対策(熱膨張によるクリアランスの確保)を されている場合が多いので、これがありますのである程度の異音はやむを得ないとも考えられるのですが…
最後に…キャブセッティング不良による「ノッキング」でも、同様の「カリカリ音」が出る事があります。 これはキャブセッティングが、ジェッティングパーツの担当範囲の内、一部分でも極端に薄い時に 良く起こりますが、これだとカリカリ音が出ている回転域ですぐにエンジンを止め、プラグを見ると 完全に焼けているので分かりやすいとは思いますが…
圧縮が8kg/cmでしたら圧縮比による異常燃焼ではなさそうですし、可能性のひとつとして考えて頂ければよろしいかと思います。 (もしノッキングが起きていると、確実にピストンやヘッドにダメージが出ますね)
最後に補足としまして…エンジン内のクリアランスによる異音が原因だと、これはもう根本的な パーツの精度の問題ですので、決定的な解決方法は無いんですよね。 しかし意外とエンジンという物は動いてしまう物ですので…
私、コンロッド下側の大端ベアリングが逝ってしまった事があるのですが、それでもエンジンは 直管なみの打音?を発しながらある程度回っていましたよ(笑 (コンロッドがブレるので「ガラガラ」という音では無く「バカバカ」という打ち付け音でしたが)
長文になりましたが…参考にして頂けると幸いです。 不明瞭な所がありましたらご指摘下さいね。 管理人でした〜。
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