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記事No 3058
タイトル Re: DIO、ヘッド加工
投稿日 : 2024/05/17(Fri) 07:21:12
投稿者 ねぎのリーダー@管理人   <neginoleader@yahoo.co.jp>
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
まお〜さん、初めまして。
当HP管理人のねぎのリーダーでございます〜。
当HP、参考にして頂けています様で嬉しいですよ。


さてさて…圧縮比と言う事ですが、コレは一概にどのくらい?と言われても分からないです(汗
私、ただでさえ誤差のあるコンプレッションゲージの数値は全くアテにしない方なので、数字では
お答え出来ないです…

圧縮圧力ならば10kg/p程度あれば問題無くいける範囲かと思いますが、私の場合は「圧縮圧力」ではなく
「圧縮比」を計算していますので…
(ノーマルで 7.3:1とかっていうアレです)


これは基本的に燃焼室とガスケットの厚み分の容積を測り、それを排気量で割るんですね。
(厳密には排気量計測では無くピストンの肩からのシリンダー長、とかですが…)
それで「圧縮比」の対比を出した上で、排気ポートが閉まる瞬間から上のストロークの
「有効圧縮比」もあわせて計算してみます。


こちらの方法だと、明確に燃焼室容積が弾き出せるのと、排気ポートの高さによって変わってしまう
「有効圧縮圧力」も同時にある程度数字で出せるので、実測の「圧縮圧力」よりは私は好きなんですよ。

最近はコンプゲージの10kg、という数字を「圧縮比は10だ」と間違って言ってる人もいますね。
それは圧縮「圧力」の数字であって、「圧縮比」とはまた違うものである事をご理解頂きたいです。


かなり話が飛びましたが…
その私の理論である「圧縮比」だと、9〜10、すなわち燃焼室容積が「1」に対して「排気量が9〜10」という
程度位が限界値だと思います。

参考までに私のFS-JOGが、単純に燃焼室容積が6cc程、排気量が59ccですので圧縮比はほぼ10:1となります。
実際はストロークの半分以上排気ポートが空いているので数値程の圧縮はありませんが、
実際の実用限界はこの辺りかと。
(これでも3〜4回サーキットを走ると、ピストンピンが曲がって取りにくいですし、ピストンに
ヒビが入ることもありますが)


圧縮比と言う物は、まず燃焼室容積を計測し、おおまかな数字での圧縮比とフィーリングを掴まないと
始まらない物なので…
(個体差も大きいですしね)

最後に…
圧縮比を限界まで上げるチューニングは、私は「最後の味付け&微調整」だと思っています。
ガンガンに圧縮比を上げれば手軽にパワーは出ますが、熱問題やポンピングロス等、デメリットも
かなりあるんです。

最初にエンジンのバランスで上手く「効率」でのパワーを出していないと、いくら圧縮比を上げても
ただ回らないだけのエンジンになってしまいますのでね。
(私は圧縮比はあまり上げないタイプですよ)




そしてスーパーDio系の「斜めプラグヘッド」ですが、これは単純に、ホンダがメットインの
部分のクリアランスを稼ぐ為に行っているデチューンですので、全くメリットはありませんよ(笑

ライブでもスーパーでもスタッドボルトのPCDは同一なので、クリアランスさえあれば是非ライブ系の
センタープラグに変更される事をおすすめしますよ。



うーんちょっと脱線しましたが(汗
参考にして頂けると幸いです。
管理人でした〜

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