記事No |
: 3895 |
タイトル |
: Re: スクーターセッティングの方向性について |
投稿日 |
: 2024/05/17(Fri) 04:55:58 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 <neginoleader@yahoo.co.jp> |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
のり大さん、初めまして。 当HP管理人の「ねぎのリーダー」でございます。
ふむふむ…チューニングの方向性ですか。 これは…正直な話、「不満がある所から」改善すれば良いと私は考えていますよ。
チューニングと一口に言っても色々な方向性がありますし、性能向上の為には音量は無視、 と言う方も世の中にはいますからね。
そして…一番大切なのは「改造する前にノーマルのポテンシャルを最大に発揮させる」と言う事です。 詳しくはコンテンツ内をお読み頂きたいですが、ノーマルで60km/h出ない様なスクーターに アフターパーツをポンポン取り付けても絶対にノーマルの性能を上回れませんしね。 (ちなみに私の言う「ノーマル以上」という物は、最高速「だけ」がノーマルより上、という物ではありません)
まずはメンテナンスですが、それを行った上での方向性なら…
最初はCDIですが、これは色々な種類があるので目的に合わせた物を選びましょう。
そして私なら…次にリヤサスの変更、オイルポンプ&キャブ&チョークの調整ですね。 これは基本中の基本ですが…これらを行いノーマルのポテンシャルを100%引き出してから「次」です。
次は…駆動系はクレアカム+センタースプリング弱体化+WR軽量化のセット、ライブZXなら 駆動系にもデチューンがあるのでベルト寸法を見極めてパーツをチョイスします。
そしてこのあたりで最高速度もある程度求めるのなら、ハイギヤ(Gダッシュギヤ)+3.50タイヤですね。 ちなみにこれらはノーマルレーサーでも十分に回し切れますので、これらが回せない程 非力ならエンジンのメンテに問題があると言う事になります。
この時点でノーマル+αの加速で最高速は楽に75は越えるでしょう。
これから上は…正直、明確な目的とパーツに対しての知識が無いと、はっきり言いますが 何をやっても性能は「思ったほど」上がりません。
音を気にしないのなら明確にパワーの出るチャンバーをチョイスしたいですね。 コレ、適当なメーカーの遅いチャンバーを装着する位なら、ライブの場合はノーマルマフラーの方が 何倍もマシですから、しっかりした物を選ばないといけませんね。 このチャンバーのチョイスをミスすると、後で何をやってもチャンバーに足を引っ張られますので…
ノーマルマフラー仕様ですと、エアクリの小改造や排気ポートの小加工が良いですね。 ライブのノーマルマフラー仕様ですと回転は上げられませんが、トルクのあるエンジン特性に する事は可能ですから。
そこでまだモアパワーを出したいのなら…キャブですね。 これはもちろんPWK28と言いたいのですが、PEさえ避ければoko24でも良いでしょう。 もちろんノーマルマフラーでもライブエンジンなら24Φ程度はオーバースペックではありません。
と、こんな感じでしょうか。 間違いの無い駆動系チョイス+チャンバー+キャブ+ポート加工ならまずその辺のスクーターには負けませんし、 最高速も100近くは行ってしかるべきです。 これでも物足りないのなら、「ポートの役目を理解した上で」ボアアップ+混合給油ですね。
ちなみにボアアップキットで空冷&分離給油というのはボアアップキット本来のパワーが全く出せませんので そんな仕様で行く位なら50ccハイチューンの方がはるかにマシですよ。 (現在の業界体質だとボアは良くともチャンバーが選べませんし)
これ以降になると…正直人様に教わるLVでは無くなりますので割愛しますね。
長くなりましたが…最初はともかくノーマルの性能を100%出す方向性で頑張ってみると 良いかと思いますよ? それを成し遂げられれば、おのずと「次はなにをどうやるのか」も浮かんでくる物ですのでね。
ではでは。参考にして下さいませ。 管理人でした〜
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