おっと?ぶ〜ちゃんさん初めまして〜 管理人ねぎのリーダーでございます。 たけさんの所では毎回楽しみに作業日記を拝見しておりますよ。
そして例のシリンダー&ヘッドキット、すでに組まれたのですね? これは後々の結果がさらに楽しみですよ。 是非是非ご堪能下さいな。
ではでは早速ですが…
> シリンダーを装着したことにより高回転がとても気持ちよく回るようになったのですが、今まで早く低回転まで戻って欲しいと思いセンタースプリングは硬めに設定していたのですが、シリンダー等を交換したことにより高回転を維持するようセンタースプリングをやわらかいものにした方が良いのかととても悩んでおります。
ふむふむ、シリンダー交換により、エンジン自体は高回転が気持ち良く パワーUPし、そこから低速に減速した時の問題ですね?
もちろん、低速時からのアクセルレスポンスをカバーする為に、 強化されているセンタースプリングを入れられたのだと思います。
が…この辺りは非常に難しいので端的に説明しますが、基本的に センタースプリングを強化しても、「高速から低速へ減速した時の シフトダウンの早さ」は変わらないです。
むしろ、アドレスV100のトルクカム溝の形状やプーリー構成だと、 「高速域でアクセルを戻した場合、シフトアップが大きい」という 特性になっていますので。
…上手い事お伝え出来ずに申し訳無いのですが、結果から言いますと 「減速してちゃんとシフトダウン(ベルトが戻る)しきるまでには センタースプリングをどうこうしてもそれに対しての効果は無い、 もしくは薄い」と言う事なんです。
これを司るのはトルクカムの溝形状であり、センタースプリングは あくまで補助にしか過ぎないと言う事も覚えて置かれると良いかとも。
えっと話がぶっ飛び気味で申し訳ありませんが(汗 本題の、
>シリンダー等を交換したことにより高回転を維持するよう >センタースプリングをやわらかいものにした方が良いのかと
と言う事ですが。
これは…シリンダー交換によるパワーバンド上昇により、 「高回転を維持して走りたい」と言う事でしょうか?
これですと、センタースプリングを強化し、変速回転数を1ランク上の 回転数に持っていくのは間違いではありませんが、それは本来は WRのする仕事ですので。
むしろ、センタースプリングが「必要以上に」強い場合、高速域では 変速を止める力にしかなりえないので、WR調整にて回転数を維持するのが 正当なセッティング手法です。
後、失礼ながらぶ〜ちゃんさんの体重を加味しますと、センタースプリングは 標準体重の方よりは強めの物が必要だとは睨んでいます。
が、車種が「アドレスV100」という事で… この車両は元々、「タンデムでのある程度の走行性能」を、メーカー側が 考えて構成している駆動系構成なので、ぶ〜ちゃんさんの体重でも 他の駆動系構成を加味した上で、センタースプリングの強化は物理的に 全く必要無い、と私は分析します。
一人乗り+標準体重の方だと、センタースプリングは「弱体化が前提」だと 言い換えても良いと思いますね。
一つ例えを出しますが、ヤマハでもタンデム出来ない2種、JOG90だと 50とあまり代わり映えしない駆動系構成ですが、タンデム前提の アクシス90やグランドアクシスだと、センタースプリングに関しては 駆動系構成はほぼ同じ様な物なのにそこだけ滅茶苦茶硬い物が採用されています。
…メーカーって馬鹿ではありませんから、エンジンが同じパワーでも 「必要に応じて」仕様用途に合わせた特性・味付けを行っているんですね。 JOG90とアクシス90のエンジンがほぼ同一なのは有名ですし、 わずかな車重の差のみであれだけセンタースプリングの特性を 変えるってのはまずありえませんから…
もちろん、こういう事は人によりけりなのですが、あくまで構成的な 分析の上では、むやみにセンタースプリングを強化しても意味が無いどころか デチューンになるのが定番なので、「ノーマルでもすでに強すぎる」物が 世の中には多々あると言う事です、ね。
…結局何が言いたいかと言いますと(汗
「体重を加味してもセンタースプリングはノーマルで十分」 「今までセンタースプリング変更で味付けを変えていた部分は 本来別の箇所でやるべき物であって、違う手法を考えるべき」
と言う事です。
滅茶苦茶ややこしくなりましたが、参考にして下さると嬉しいです。 もちろん意味不明な所があればご指摘下さいね。
ではでは本日はこれにて失礼致しますです。 管理人でした〜
P・S 丁度別件で書いてしまったのですが、そこまでかしこまらなくとも良いですよ〜 私の文体が固めなのは文章的なクセなので無視して下さい(笑
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