おっと次郎さんお久しぶりでございます〜 今年も宜しくお願い致しますね。
ふむふむ、「振動」ですが…(汗 これって原因の究明が一番やっかいな症状ではあるんですよね。 エンジン状況は基本的にノーマル風味と言う事ですが…
> 一定の速度域(50km〜60km)で > グォングォン… > 速度によって早くなったり遅くなったりします
一定の速度域で再現性のある同じ症状が出るのであれば、やはり 何か明確な原因がある事は間違い無いでしょうね。
> 今のエンジンは3代目なのですが全て同じ症状が出ました(涙) > 駆動系はプーリ側からリアタイヤまで全て純正に一つずつ交換していき試したのですが解消できませんでした(涙)
ノーマルに戻しても症状は同じ、と言う事は… エンジン特性がそうなっている、とも考えられますが(笑
ですが3機とも同じ症状が出るのであれば、その3機共に同じパーツを 取り付けている物があればそれが怪しくはなりますね。 …これを言っちゃうと回転部分は何でも怪しく思えますが、 特別怪しいのはフライホイールやファンでしょうかね。
> 2代目エンジンはピストンを抱いた時から発生しはじめました…
こういう風に、一回壊した後だと、振動や異音が増えるのは当たり前では あるんですね。 特にピストンクリアランスが増大してしまった場合だと、固有振動数が 同調する回転、速度域だとより顕著にメカニカルノイズが振動となって 現れますし。
> 薄々感じてはいるのですが、やはりクランクのズレによるブレというものなのでしょうか?
そうですね。おっしゃるとーりクランクのブレが大きいと、振動と いう物はかなり顕著に出るんですよ。
ですが、これを「体感する」には、エンジンが当たりの新車もしくは クランクシャフト、ケース等が新しくなおかつ芯出ししてきっちり組んだ エンジンに乗ったことが無いと比べようが無いんですね(笑
ヤマハだとクランクシャフトのブレも出にくいですし、クランクが 物理的に曲がるってのは無茶苦茶なエンジンの扱いをしないと なかなか無い物なので、クランクが一番の原因とは断言出来ませんが、 弱いと言えば弱い所ですよ。
駆動系やフライホイール側の取り扱いによっても、クランクの精度や 耐久性は著しく変化しますので。
…そこで気になったのですが、
> 最初のエンジンのクランクを交換しようとしたのですが左側クランクベアリングが手で出し入れできる有様でした…終了 > で、今回クランク交換から逃げて3代目の中古エンジンを購入して最初から振動が…
左側ケースにベアリングがすこすこ出し入れ出来てしまうという事ですが、 通常はレーシングエンジンを酷使してもここまで酷くなる事は なかなか無いんですよ。
新品の腰下を一から組まれたので無ければ元が悪すぎた、といった 運の問題もあるかと思いますが…次郎さんの駆動系やクランク周りの 扱い方が雑なのかな、とも邪推出来てしまいます(汗
もちろん毎回駆動系をエアインパクトでずこーんとかで無ければ そうそうダメージを与える物ではありませんが、エンジン3機共が 同じ振動が出るのであれば、使い方の問題も0ではないと推測出来ますね。
単純にどれもこれもケースは劣化気味な上、クランクも程度は宜しく 無かったという説もありますが(汗 こればっかりはきっちり組んでみないと比較のしようがありませんので… 一度はばっつりと腰下をこしらえてみる事もオススメしますよ。
これはあくまで私の経験上ですが、中古の得体の知れない腰下だと、 新品できっちり組んだのを10とすれば6か7程度の実力しか出していない 事も多々あるんですね。 後、ヤマハの「クランクシャフト」は出来も良いですし耐久性も ありますが、ケースもそうかといえばそうではありませんので。 距離で1万kmも走っているとケースも怪しい部類には入りますし、ね。
と、振動という物はなかなか割り切れない物ではあるんですが、 各部原因を潰していくしか解決方法はありませんので… 怪しげな所、というのをもっと多岐に渡って疑ってみるのが 一番だと思いますよ。
ではでは参考にして下さいませ。 管理人でした〜
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