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記事No 5597
タイトル Re: ジョグの駆動系について
投稿日 : 2009/10/27(Tue) 05:16:05
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
さる吉さん、初めまして。
管理人ねぎのリーダーでございます〜


ふむふむ、3YJの件ですね?
3YJと言う事は7psのZじゃないJOGだと思われますのでそれだと
判断して考えてみます。

> 今回、教えて頂きたいのはクランクケースカバーの中から
> シャリシャリと異音がしました。
> その異音の原因を突き止めたところ、プーリーの奥にある大きなセルのギアが振動でのびびり音のようでした。
> 一度ばらしてから必要な部分にグリスを塗り、組み直し、クランクケースカバーを外したままエンジンをかけてみました。
> すると、シャリシャリ音は消えました。

ええ、これはセルギヤの部分のグリスが無くなると空転する部分と
クランクシャフト直結の部分にて異音が出るんですね。
これは古くなってくるとよくあるパターンです。


> ところが、アイドリング状態でくるくる回るドライブベルトを見ていると
> 上下にかなり大きく振っています。

さて、問題はここからだと思いますが。
この「アイドリング状態でベルトが振っている」というのは
どの程度かにもよりますが、それで当然ですよ。

リヤタイヤに負荷がなく、アクセルも開けておらずトルクカムが
「ベルトを張る力」が一切無いアイドリング安定状態では、
ある程度はぐわんぐわんとベルトがたわんでいるので正常です。

これがばっつばつとかであれば駆動系の構成自体がおかしい証拠に
なりますからね。

試しに、その状態でアクセルを多少開けるとどうなりますかね?
ある程度びしっとベルトが張っていって回転するのであれば
それで正常です。



> クランクケースカバーの内側を確認したら、ベルトの掏り後が上下にありました。

これはですね、これも当たり前なんですよ。
前述の通り、ベルトが張っていない時にはベルトはたわんでいますが、
だからといってケースカバーの上下壁にこすれる程にはたわんではいません。

これは、「走行中にアクセルをOFFにした時」に、ベルトを張る力が
かなり失われるので、ベルトって一瞬暴れるんです。
その時に、ケース壁面に打ち付けられて付く跡なので、これも存在して
当然です。

ちなみに…変速幅がでかいとかでケースの内側にベルトが擦る、なんてのは
なかなかありえる事ではありませんので(笑
ベルトが10cm位伸びない限り、走行中にびしっと張っているベルトが
ケースに当たるなんてありえないので…



> さらに確認してみるとドライブシャフト?っていうんでしょうか?
> プーリーが付いているシャフトが手で回すと微妙に振っています。

「プーリーの付いているシャフト」ですよね?
後ろではなく前側、と言う事で間違いありませんかね。

それはクランクシャフトで、それに付随するパーツが振っていると
言う事は、クランクシャフトが曲がっているという大ダメージを
受けている事になりますよ。


が、3YJのクランクシャフトが目に見えて曲がっているなんて、どんな
中古でもハイチューンでも見た事がありません。
耐久性的には過剰とも思えるヤマハの3YJ型だと、クランクシャフトが
目に見えて曲がるなんて事は可能性は低い、と解釈しますが。


> おそらくこれが原因でベルトが上下に振っているのだと思います。

いえ、「ベルトの触れ」はどうあっても、それが原因では無いです。
ある程度たわんで当然、たわまない方が異常なので、ベルトの動き自体は
この場合の状況判断にはなりえません。


> また一度ばらしてフライホイールを手で回しながら確認すると
> どうしてもシャフトが振っているようには見えませんでした。

フライホイール側を確認されたと言う事は、クランクシャフトの
右側から回して左側のクランクシャフトのみをチェックされたと言う事ですよね。

が、スクーターのクランクって左右が全くもって均等な設計では無いので
右側が曲がっていなくとも左は無茶苦茶、なんてのは耐久性の低い
ホンダだとよくありますので一概には言えません。


> 再度慎重に組みなおし、センターのボルトを仮止め状態で確認すると
> 振ってはいないと思うのですが、ボルトを本締めするとやはり振っています。

クランクシャフト単体を回転させると曲がっても振れてもいない、と
いう事でしょうか?
それであれば、付随するパーツ自体がおかしくなっているのではと
思われますよ。

パーツを組み付ける手順は間違いが無いと言う事が前提ですが、
ドライブフェイス(羽の付いた円盤)自体が歪んでいるとか、
クローワッシャーきちんとを組み付けられていない等の組み付け不良も
考えられます。


駆動系のパーツ自体、劣化があれば振っていてもおかしくないものですし、
ポイントとしてはプーリー自体のボスの入る穴がガバガバになって偏芯している、
ドライブフェイスの軸穴が拡大されていてセンターに付いていない、そして
クローワッシャーの入る星型形状の部分が変形しており真っ直ぐ止められて
いない等、色々原因が浮かんできますよ。。

出来れば、と言いますかクランクシャフトは正常だと判断出来るのであれば、
正常なドライブ側パーツを組み付けてみての確認方法しか無いでしょうね。



> クランクケースを割る技術がありませんので、簡単な手直し方法などがあれば教えてください。

簡単、と言われましても、万が一クランクシャフトが破損していれば
簡単な修正方法はありませんよ(汗
クランクシャフトにダメージがある時点ですでに致命的ですから。
エンジンを載せ換えてしまうのが一番手っ取り早いです。

が、3YJ型なら6.8psの3KJでもギヤ等を交換すれば腰下自体は
流用が効きますし、タマは多い車両なのでなんとかなるでしょう。
ホンダと違ってヤマハは距離を走っていてもさほど劣化が進まないので
中古でも良い物にあたれば問題は無いですね。


ではでは。
ヤマハの3YJだとクランクシャフト自体が曲がる事はなかなか考えにくいので
パーツの異常劣化での偏芯(に見える)の線で行くと宜しいかと思います。
管理人でした〜

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