ベーヤンさん毎度でございます〜
さてさて、現状は認識頂けた様で嬉しいですよ。 とはいってもベーヤンさんにとっては嬉しくない出来事では あるんですが(汗
では今回はちょっと捕捉をば。
> メタル部分は圧入されているだけだったのですね > 「外れてしまったらもう磨耗限度」という目安で覚えておきます!
えーと、外れるなんて事は滅多にある事ではありません(笑 そこまで劣化してしまう要因は何かあったのかといえば、 かなりの無理をかけていたとしか考えられませんし、もしくは 運が悪かった、と言わざるを得ないですね…
で、ここは外れたら磨耗限度ではなく、明らかにガッタガタになった 時点で限界突破してます。 加速&再加速等の具合によりけりになるんですが、私なんかは プーリー一つでも新品からこしらえて2000kmも使いませんし、 サーキット走行の場合だと過負荷なので500kmも使わないですから。
こういうのは人それぞれですが、「本来ならば」あまりの長期使用自体が ありえないと言う事なんですよね。
> それにしても「耐久性大幅UP」という謳い文句を鵜呑みにして社外品の方が耐久性あると思ってました・・・
最近のはそんな売り文句があるんですかね? ただ、それは「どの部分の耐久性」なのかと言われればまた話が 違ってきますから。
プーリーのベルト摺動面自体が純正より硬いものは私も見た事が ありますが、それでも一応は(一部分のみ)耐久性は高い、とも 言えるっちゃ言えますからね(笑
> ZERO製プーリーは確か4000キロくらいです
ライブDioZXはですね、基本的にノーマルでも駆動系へのストレスと 言うか、劣化方向へ進むという方向性としては大きめなので、 4000km使用でなおかつ最高速ガンガンに出す乗り方であれば、 十二分にぶっ壊れてもおかしくない距離と言えますね。
> 友達のリモコンZRはキタコ製のプーリーで1万キロぐらい走ってるのに異常なかったので(偶然?ヤマハだ >から?)、それが自分の中の基準になっていました
JOGはですね、コンテンツ内でもちょろちょろ書いていますが、 Dio系と同じ様な使い方をしても劣化自体が少なめの傾向には なっているんですよ。
力のかかり方や各部の設計を分析するに、駆動系においてはその傾向は かなり大きいので、こればっかりはJOG、いやヤマハと比べては いけないと思いますよ。
ただ、ホンダもその辺は4st系になってからある程度は気にしている フシも見られます。
> 実は中古で買ったときから加速時に50キロ付近で引っかかりがあったので「トルクカムかなぁ」と思っていた >ので、真っ先にドリブン側のオイルシールを疑っていました(汗
最初からトルクカム自体がおかしかったのであれば、それも劣化を加速させる 原因の一つと言っても良いでしょう。 が、ライブDioZXのノーマルだと50や55km/h程度にはある程度変化があって 当然のセッティングなので、当初の感覚が一概にトルクカム劣化だったとも 言えませんけれどね。
> プーリーのガタ一つでここまで発熱してしまうんですねぇ
はい。これは私、同様の事を昔に経験していますし、それを元にわざわざ ほどよい中古プーリーのメタル部を適当に削りまくり、内径をわざわざガッタガタに した上での走行実験を行った事もありますんで100%断言出来ますよ(笑
ちなみにそれでサーキット走るとあまりの加熱が原因か、プーリーにヒビが 入りましたからね…(汗
とまあ、プーリーがぐわんぐわん回りながらムリクソぐいぐい移動している様な 状態だと発熱は洒落にならないですから。
…実はこれも「タレ」の一つの要因だったりします。 ベルトに熱を与える直接的な原因の一つになりえると言う事になるので 注意が必要ですよ>プーリーの極度な劣化
> 駆動系って高次元で成り立ってるんですね
これはですね、私に言わせれば至極当然なんですよ(笑 構造がシンプルがゆえ、簡単に見えますがその実は洒落にならない 高次元のバランスで成り立ってるのがあの円盤達だったり。
> 2車線の国道をメーターの針が底付きするほど快調に走っておりました(笑
これもですね、最大変速状態を維持しまくるのは一番プーリーに とって高負荷になっているので、あまりお奨めは出来ないです。
最高速状態を維持して走るなんてのは正直自殺行為で、そんなので パーツが長持ちするなんてありえる訳ありませんから。
仮に最高速を得る為のプーリー交換でも、それを常に常用しているのでは ぶっ壊れて「当然」ですのでね。
「余裕」を出すのがチューニングの目的であり、上がった性能で常に 巡航して大丈夫、なんてのは不可能に近いですよ(笑
> グリスアップしてはいけないんですね > 社外プーリーの説明書には「ボスにも薄く塗れ」と記載されていた> ので混乱していました・・・
説明書に書いてるんですか… どう見てもそうやっておけばなんとなく良さそう、ってだけの気休めでしょう(笑
> よく考えればグリスが付着してはいけない物がすぐ側にあるのに、オイルシールも無いのにグリス塗ってイ >イ訳ないですよねorz
と、こう考えればグリスを塗布するのが良いのか悪いのか一発で お分かりかと思いますよ。
WRにしても、グリスが必要なタイプぱグリスガードがプーリー裏に あってしかるべきで、乾式使用が前提のシステムにグリス塗るなんて 意味が無いことこの上ないですから…
> それでは純正プーリーで組み直すのが一番良いということですね! > 自分はまだ学生でスクーターしかなく、しかも遠出が好きなので耐> 久性は一番に優先しなくてはいけないので(笑
耐久性が一番、と言うのであれば、純正のノーマルプーリーを買ってきて そのまま乗るのが一番です。 最高速も耐久性も欲しい、となればハイギヤぶちこむのが一番無難で 各部の消耗も少ないですから。
> ところでプーリーを新調するにあたって、ねぎのリーダーさんの出品されている純正加工プーリーが気にな >る所なんですが、やっぱり規制後のノーマルエンジンだと回しきれないでしょうか?orz
む?アレですか(笑 私の作ってるのも一応は純正大径プーリーをベースとした「ハイスピード」な プーリーなので、純正ノーマル無加工と同等な耐久性はさすがに望めないですよ。 (とはいっても発進もノーマルよりは出していますが)
元々耐久性のある物をベースにし、その上で無理のかかりにくい加工等を 行ってはいますが、それでも最高速巡航とかを連続で行われるのならば 劣化は加速度的に進みますよ。
そりゃ社外品よりははるかにマシな自負はありますが、それでもあまり過度の 期待をされても困りますので… しかもあれば選別している良品とは言え、中古品ベースですのでね。
前述しましたが、性能を上げる為に耐久性を一切下げない、というのは いくらなんでも無理ですから(汗 それに見合うベース品でもあれば良いですが、残念ながら現在でも そういうモノは見当たらないので。
そして規制後エンジンで回しきれないかどうか、と言う事ですが… 私、ハイスピードプーリーって物は最大変速後のオーバーレブは ほとんど要らないと考えてますんで、ちゃんとパワーバンドに入れて 変速させていれば、最大変速まではきちんと行く程度の設計にしてあります。
それで駄目ってのであれば、エンジンがヘタレすぎているとも言えますから。 規制後だからといって駄目って訳では無い…と「思います」(汗
…結局、パーツの耐久性も加味するならば、駆動系でどうこうと言う前に エンジンパワーの余裕を持たせないと駄目ってのが正しいんです。 なのでただいま絶賛出品中の49cc腰上KITがとってもお奨め(以下略
> そういえば結局トルクカムも綺麗に段付き磨耗していたので、噂のクレアカム&クレアセンタースプリングを >注文してみました!
最後にコチラですが。 これ、コンテンツ内では深く言及してませんが、その組み合わせはあくまで 「FNクラス」のマシンへの互換なので、はっきり言うとストリートにて 長〜いストレートを走っての最高速を出す場合、ちょびっと落ちる可能性も ありますんで。
これはちと難しいので詳細は割愛しますが、最高速を第一と考えているならば クレアカムなんて要らないんですよ? この辺は、何故にあのコンテンツを「スクーター改造」ではなく「スクーターレース」に 入れているのか、と言う事です。
ではでは。 長くなりましたが、参考にして頂けると幸いです。 ねぎのリーダーでした〜
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