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記事No 5720
タイトル Re: 2ちゃんねる某板での名指し
投稿日 : 2010/03/15(Mon) 05:40:58
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
皆様こんばんはでっす。
一応流れとして反応があったのでコチラに書いておきますね。

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788 名前: ID:C85CJYq0 投稿日: 2010/03/12(金) 20:23:48 ID:qIeokAC0
荒れるのもなんだから様子を見てたら、また馬鹿がでたかよw

>某氏
新コンテンツは拝見しましたよ。

>この斜線部分と言うのはですね、基本的にピストンクリアランスを決定するのには関係無いんですよ。
ピストンは真円でなくとも円だから、支点のピストンピン以外の当たりの部分を弄れば
クリアランスに影響して、フリクション増に繋がるのは自明の理。

>>あまり削りすぎるとピストンの首振りを増大させてしまいますからね。
と、旧コンテンツに自分で認める記述があるんだけどな。
別に間違った事が書いてあると言ったわけじゃなく、不慣れな初心者はやらない方がマシ
と言ったつもりなんだがな。
あんまりガッカリさせんなよ。

とりあえず、他のクソIDと別人との識別の礼と言い過ぎの1行の詫びは言っとくよ。
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さて、早速某スレにこういうレスがありまして。
反応あるとは思ってなかったのですが、この人今回のコンテンツは読んで頂けた
みたいなので私もコッチでレスっておきます。

…本当は反応が無い事を見越して罵詈雑言もすでに用意しておいたんですけれどね(笑
どうやらそれの出番は無いみたいである意味良かったかもしれません。


ではまず、この方のお考えは良く分かりましたんで、私からの反論、って訳では
ありませんがツッコミ所を少々。


>ピストンは真円でなくとも円だから、支点のピストンピン以外の当たりの部分を弄れば
>クリアランスに影響して、フリクション増に繋がるのは自明の理。

そうですね、いくら斜めの部分といえど、あまりにごっそり削ってしまえばピストンの首振りの
原因になるかもしれません。

が…前後方向のクリアランスがきちんとしていれば、ピン合口部分周辺が「先に」抱きつく事は
まず無い、と踏んだ上で多少削りましょ、っていう手法なのですけれどね。

それに、これはどうやら私とあなたとではピストンクリアランスに対する一番の着眼点というか
重要視している点が違っていると分析出来ます。


>フリクション増に繋がる


これ、私の書いている事はですね、ガバガバにして首振りを「誘発させろ」って意味では
ありません。
それは「前後方向のクリアランスが真っ当であれば、10分の1単位でリング合口周辺を
削ったとしても危険な方向性には向かない」と言っているんですが。

私はですね、別に前後方向としても多少クリアランスが広めってのは気にしない、といえば
嘘になりますが、狭いよりははるかにマシだ、と分析しているんですよ。

あの書き方の真意はですね、精度の悪さ等で万が一、前後クリアランスに対して斜め部分の
熱を持ちやすい箇所が太すぎる場合を「見越して」の保険だ、という事です。


…仮に、そこそこ精度の良さそうなシリンダー&ピストンを使うとします。
この場合、多少でもアタリを気にして保険を掛け、そこで多少斜め方向のクリアランスが
削りすぎて広くなったって、万が一の時に「抱きついてしまう」よりはマシでしょ?

そりゃ性能的に見れば多少は低下…なんてする訳ないですけれども首振り音とかも出ますし、
「クリアランスが広い事による弊害」ってのは少なくとも、「直接の破損」には繋がらないでしょう。
そして私は、クリアランスが狭いならともかく、広すぎて多大なフリクションロスが発生した、と
いった経験も症状もありません、というのも付け加えておきます。


と、これがあなたと私の「人様に説明する場合の着眼点の違い」なんです。
やっておいても「トラブルの種にはならない、なおかつ保険になる」事と、「トラブルが出るかも
しれないが性能低下の方を気にする」のと、どちらが良いのかって話ですよ。
初心者相手を前提にするならなおの事です。

あなたの観点を見るに、それなりにモノを知っているのは分かりますがそういった人だけが
私の書いたコンテンツを読んでいるのでは無いでしょう?

それこそ、今回のコンテンツにも書いている様に、「性能がどうこうなんてのはまずはきちんと
した精度が出ている物が大前提」ですから。
あなたの理屈が通じるのは、抱き付き焼き付きの心配の無いシリンダー&ピストンがあってこその
大前提であり、それがあって初めて「部分的なクリアランス過大」を気にするべきなんですよ。


だからこそ私は、精度の問題を出さずに、削りすぎても「弊害」がほとんどない上にやっておけば
メリットが過大になる件、というのを以前に書いている訳です。
それをふまえた上で、近年はあまり酷いブツもあるので今回の件を書いたんですよ。

コレを仮に、削りすぎたら不味いからどんなものでもカドだけとってささっと組めばよい、と
していれば、万が一アタリのきつめのシリンダー&ピストンであった場合、抱き付きの可能性は
大きくなります。
そこで後悔しても何にもならんでしょ。


あなたの言葉を借りるならば、


>削るではなく磨くであっても、なんでも鵜呑みにする初心者の作業なら


これで削りすぎて斜め部分のクリアランスが多少広がっても構わない、と私は考えています。
性能等の加味も大切かもしれませんが、それを一番に見るよりももっと先に知っておかなければ
ならない事がある、といった意味合いで、ああいう書き方をしているんですよ。


>>あまり削りすぎるとピストンの首振りを増大させてしまいますからね。
>と、旧コンテンツに自分で認める記述があるんだけどな。
>別に間違った事が書いてあると言ったわけじゃなく、不慣れな初心者はやらない方がマシ
>と言ったつもりなんだがな。


なのでコレに関しては、私は「不慣れな初心者の方でも多少オーバーしても削っておいた方が
後々に泣かなくて済む」と言わせて頂きます。
その方が、性能がどうたらよりくだらんトラブルを事前に防止する意味合いでははるかに有用だと
考えていますから。

>あまり削りすぎるとピストンの首振りを増大させてしまいますからね。

というのは、別に万一そうなっても構わない上に最初にやっておくべき事ではあるが
さすがに見た目で凹むとかまで無茶苦茶に削るのは分かる限りでやめておけ、という事を
含めている文脈って事です。



…これが先述した、「着眼点の違い」と言う事です。
何が何でも性能第一ではいけませんし、そもそもあなたの様なLVの人間がピストン壁面を
ごしごしするのであればマイクロメーター必須でしょうし、その位はそこまで見られるスキルが
あるならば私の書いている事の意味合いも読み取ってくれると思ったのですけれどね。

で、一箇所のクリアランスにしても、「狭すぎるのは多大な危険があるが広すぎるのはほとんど
危険性を伴わない」と。

これは性能がどうたらこうたらでは無いんですよ。
あなたの様にそれなりの方であれば、その辺も気にするのであろうと考えますが、だからと
いってやらない方がマシ、といった極論に走っては、トラブルが発生するかもしれないという
事に対し保険すらかけていない事になってしまいますから。
その考え方の方向性は、それこそ初心者の方に向けて発するにはどうかと思いますよ。



それにね、これは以前の件と重複しますが、私はあなたみたいな「ある程度分かってる」と
思われる人間に「のみ」向けてコンテンツを書いているんじゃ無いんです。
そりゃ最初の方に書いてある初心者向けコンテンツならば、はっきり言いますがある程度の
スキルを持った人間であれば突っ込みどころも出てくるのは百も承知していますよ。

が、それでもある程度分かりやすく物事を伝える「キッカケ」にする為にああいった
モノの書き方をしている部分もあるんです。
ハナから小難しいのを前提で初心者お断り、って雰囲気は極力作りたくないのでね。
だからこそ、こういう事があった時だけ「相手のLVに合わせて」自分の意見を出していく、
って寸法なんですよ。

だからこそ、間違ってもトラブルが起きる方向性にはなりづらいといった「結果」まで考えて
ピストンを慣らしておくのが無難だ、とああいう風に書いているんですが。


他にもコンテンツの書き方での例を出しておきますが、横型のエンジンを組む時には
極力縦にして組めとか、ホンダのクランクベアリングはいかにも弱い、とかってのが
ありますが、あれらはぶっちゃけるとそこまで気にしなくとも良いんですわ。

エンジンの組み方についても、確かに横にして組むとヘッドがずれるってのもありますし
シリンダーは自重で下がったりはしますが、だからといってそれが致命的なミスになり
破損を誘発するLVにはまずならないであろう、なんて分かった上で書いてます。

コンロッド大端部の余裕とか、ヘッドガスケット内径の余裕なんかは何の為にあるんだ、
って程度はこれでも分かってますんでね。
ちなみに自分でヘッドを作ったりする時には、おもくそズレて組んでもトラブルが一切
出ない様な寸法ってのをハナから設計しますが、自分で組むのであれば組み付け時に
ヘッドの位置決めを行ったりとかは当然のごとくやってますよ。


ホンダのクランクベアリングにしたってかなり気を遣えとは書いていますが、これは
実際に腰下を分解組み立てしたりする時にはその位の細心の注意を払えといった
意味合いで、クランクに関してはエアインパクトの使用やベアリング叩き込みなんかは
本気で駄目ですと断言出来ますが、ベアリングの耐久性に関してはそこまで極悪な
物では無い、と私は分析していますけれどね。

どちらかと言うと、組み方や運用面が不味いからこそ、ちょろっと弱い物の寿命を
さらにがつんと縮めているだけなんです。
(…これだけは本当に極端に運が悪い場合ってのもありますが)


と、こういった風に、「チューニングや作業に対してのとっかかり、取り組み方」に
対しての啓発啓蒙、といった感じでの脅しとも言える「書き方」であるという事であり、
全てが内容通りの意味をなしていない部分もある、といった事はあるんです。
…これはあまり言いたくは無かったんですが今回はやむを得ないでしょう。

ある程度モノを知っている、もしくは知ったらそれらがどっかおかしいというかそこまで
やらんでも良いんじゃないか?って事に「気付いてくれれば」それで良いんですよ。
そこに気付ける所にまでレベルアップして頂ける事こそが、私の書いているコンテンツの
一番の狙いなんです。

なので、なおかつ「初心者の方」が読む事も前提とすれば、私がどういった狙いがあって
モノをああいう風に書いているのか、も理解出来ると思いますけれどね。
あ、一応小難しいと思われるトルクカムがどうたら、ってコンテンツ群の中にもあえて
ツッコミが可能な点ってのを一つ二つは入れてたりしますよ。


ですが、それを分かっているからといって一気に馬鹿にする方向に流れる人間ってのは
大嫌いですけど。
人の違った一面とかモノの書き方の真意も理解しようとせずに上から目線になって
喜ぶ馬鹿ってのは見ていて滑稽ですけれどね(笑
以前にもどこぞの板で鬼の首を取ったかのごとく喚いてるのがいましたが。

仮に私が嫌いで理屈とかをボロカスにする為にお勉強してくれるのはそれはそれで
悪いとは思いませんが、ただしそれに対して「反論や意見」をしたいのなら匿名で
ぐちぐちと言ってんじゃねえ、って事です。
そういった事に対する「反応」ってのは人間性ってのがモロに出ますからねえ。
ちなみにそういう場合、「普通は」すごく詳細なメールを頂いたりしますよ。


※長いので続く

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