イ〜キさん毎度でございます〜
さてさて、さらに色々と詰められているみたいですが… トラブルが起こってしまったみたいですね。
> 画像掲示板での報告の坂道 > でのパワーダウンは気のせいでした〜(汗)
えっと、とりあえず先日のこれは気のせいという事でスルーしてみます(汗
で、本題はエンジンストールという事ですが… ひとつひとつ絞ってみますね。
> 全開と全閉の繰り返しで10分ほど走行した後に > 時速50キロくらいでアクセル全開で平地から > ゆるく長い坂道へ > 突入坂道でも時速は50くらいをキープ > 回転数は8000〜830 > 0へ上がりながらの走行でした
まず、加工シリンダー+ヘッドの慣らしはすでに終えていて、ある程度普通に 走っていた、という状態だと解釈します。
> 坂の途中で急に失速したと思ったら > タコメーター(追浜の品)が > 累積時間表示に切り替わり、まるで > エンジンを止めた時みたいに > エンストしました・・・
これ、完全なエンスト、という事であれば明らかにおかしいですね。 ただ、タコメーターの表示がカットされた、という事であれば、これは 点火パルスの消失と同義なので、これだけであれば点火系の トラブルが起こっている、とも解釈出来ます。
> その後、 > セルやキックではエンジン掛からず > 数分してエンジン始動出来 > ました
が、すぐにエンジンがかけられない、となれば、これは普通に抱きつきの 類であるという可能性は無視出来ません。
点火系だと再現性が難しい場合もありますが…このエンスト時、マフラーや エンジンの辺りの体感的な「熱」の具合、これっていつもと差は無かったでしょうか? 明らかに熱でやられる場合だと、むあ〜っとした熱気がエンジン周りに渦巻いているのが 普通になりますね。
> まるでガス欠のときのような止まり方だったんですが > 燃料が薄すぎるんでしょうか??
ジェッティングが薄くていきなりエンスト、というのはよほど薄いとか冷却が 出来ていない限りなかなかありませんし、多少なりとは兆候が出るはずですよ。
なんとなく力が無い、とか妙に排気音がいつもと比べて軽やかとか、加速時に 妙に重さを感じる、等、兆候が出てないといきなりボン、というのはなかなか ありませんね。
そして、万一薄すぎのエンストであれば、ほぼ確実にエンジン内部にダメージを 負っています。 残念ですが、下記の仕様変更から察するに、一度腰上を開けてチェックした方が 良いと私は思いますよ(泣
> 一昨日のGのセッ > トは、 > ・ヘッド、シリンダーは「すぺしゃるブツ」 > ・ヘッド > ガスケットは、0,5mmのモノ > ・MJ90・SJ35 > ・オイル > ポンプ開度は、規定値10だとすると7〜8くらい
まず一昨日の仕様ですが、これに関しては私の設計した腰上で、ヘッドガスケットも 指定の0.5o、これだと圧縮比は7.5:1程度の無難仕様ですね。
ジェッティングもそこまでおかしい感じはしませんが…オイルポンプを絞っているのは ちょっとお奨め出来ないですよ。
次にエンスト時のセットですが、
> 今日のGのセットは、 > ・ヘッド、シリン > ダーは「すぺしゃるブツ」 > ・ヘッドガスケットは、0,2mm > のモノ > ・オートチョークカット処理 > ・MJ75・SJ35 > > ・オイルポンプ開度は、規定値10だとすると7〜8くらい
こちら、MJの番手が15番も小さくなっていますが、これは書き間違いでは ありませんよね?
実際にこの番手だとすると、ノーマルエンジンに対してもちょっとやばいのでは、と 思える番手になってしまっています。
それ+、元々が正常動作していたかどうかは定かではありませんが、オートチョークの カットを行っているのであれば、元々濃い目のチョークON状態だったのであれば、 仕様変更前とは比較にならない程に「薄め」担っている可能性が大きいです、と 言いますか、そこまで行くと明らかにやばいですよ。
そしてジェット変更の理由は > 一昨日、 > ヘッドガスケット交換時にヘッド内部と > マフラーの入り口・シリン > ダーの排気口がベトベトに濡れていたんで〜これは、混合気が濃すぎる > と判断したので
という事ですが、これはプラグチョップで判断されましたか? いくら全開でまくっていても、帰宅時にゆるゆると運転してしまうとその時点での 焼けやオイル分の状態になるので、全開高負荷時のチェックにはなりえません。
実際のプラグチョップ後、もしくはそれに近い状態でのチェックだとしても、実際の 「走行フィーリング」では、ガボガボいって走らないとか全開にすると明らかに ゴボついて回せない、といった状態だったのでしょうか?
もしも実走行にそういった「明らかな不具合、違和感」が現れていないのであれば、 それは別に濃すぎると言う事は無いんですよ。
この辺、無駄に近くギリギリまで詰める方も散見されますが、正直ストリートで そこまで詰めても意味はなく、リスクが向上するだけなんです。
濃くてガボガボいって走らない、もしくは薄すぎてアクセル一定から急に全開にすると 一気にハモ〜っと失速する、といった状態でもない限り、そこまで大きくは キャブセット、ジェッティングはおかしくはありません。
なので、腰上をはぐって「濡れている」のを「濃い目」だと判断するのは早計でして、 通常、真っ当なセットであればヘッドをはぐっても多少は濡れていますし、シリンダーの 内壁や排気ポートはオイル分が残っていないとおかしいんです。 オイル分がなくカラカラだと潤滑すらされてないと同義なんですよ。
ピストントップはさすがに乾いている方が理想ですが、それこそプラグチョップを正確に 行わない限り、黒〜きつね色でこんがり乾いている、という状態にはなりづらいですし ストリートでそこまで「焼け切らせる」為には結構な距離を高負荷で走らねばなりません。
この辺もふまえ、もう一度エンジン腰上を開けてチェックされると宜しいかと思います。 エンスト後に明らかにオイル分が無い、カラカラであるとなればジェッティングの問題も 含め、現状に対してオイルが足らないという説も浮上してきますので…
と、現時点では私も断言は出来ませんので、腰上を確認して下さいませ。 私もせっかくお作りしたパーツがすぐダメになる、という事が無い様にお祈りして おきますので…
ではでは本日はこれにて失礼をば。 管理人でした〜
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