AKIさん毎度こんばんはでございます〜 相変わらずの管理人でっす(笑
さてさて、今回は燃料と言いますかガソリンに関しての疑問ですね。
> 燃料ですが、ハイオクでないといけないのか??です。 > 今までレギュラーを使用しています。 > 通常のノーマル車だと当然レギュラーでしょうが
と、まずは私見での意見ですが、私は基本どんな車両であれハイオクを 入れているのが基本です。
車やバイク問わず、効果が無くとも悪くはならないだろう、との方向性にて 長〜い間使い続けていますが、レギュラーを使って何かしらの実験とかを する以外は別にそれで通して問題も無かったですね。 と言いますかレギュラーは入れないので仮にレギュラーで問題が出るとしても 分かりませんが(笑
で、2stエンジンだとハイオクの洗浄成分とかなんたらなんてまず意味が無い LVなので、純粋にオクタン価のみの向上を狙ってる、というだけになりますが(笑 これも、別に圧縮比が高いとかでなくとも特に気にせずハイオク使ってますよ。
…洗浄成分なんたらとかは2stだと燃えきるでしょうし、オイル成分のカーボンの 溜まりの方が何百倍もでかいのでその辺は全く気にしてません(爆
> 私のバイクやねぎのリーダーのバイクのように > チューニング次第ではハイオクに切り替えて > ノッキングを抑えるのが一般的な考えだと思いますが
で、これがなんといいますか、私の物の見方ではちょっとおかしいな、と思っている 件でもあったりします。
確かにAKIさんのおっしゃる通り、エンジン自体が本当にノッキングを起こしており、 どうあっても他の手段でそれを改善出来ない、といったLVにまでいけばそこで 初めて、燃料のオクタン価を気にする物なんですが、実際にノッキングといった 症状が起きたとしてもいきなりハイオク入れる、といった方向性には行かないと 思いますよ。
そもそも、ノッキングというのは無茶苦茶にチューンしたエンジンで、圧縮比も 点火時期もギリギリまで詰めて初めて「起こる場合もある」事でして、普通に手順を 守ってエンジン作りを行っていれば、そうそうノッキングに出くわす事なんて無いです。
…誤解のない様に注釈入れておきますが、仮にヘッドを社外品に換えた場合、 全開高負荷の高速走行でノック音が出たとします。
なら、これは一体何がおかしいのか、という事になるんですが、ストリートレベルの エンジンでヘッド換えただけでノッキングが出る、となればその時点で圧縮比が 爆裂的に上がっている可能性が一番高いんですよ。
もしくは、圧縮比自体はそこそこ適正でも、ちと難しい話になりますがヘッド自体の スキッシュエリア形状等がピストンと不整合を起こしているとか、ピストンの「肩」と スキッシュの角度がかなり異なっていておかしくなっている、といった事も原因として ありえますね。
なので、こういった場合だと「原因」としてはエンジンの構成そのものが悪いのであり、 こういった事を解決せずにハイオク入れる、といった方向性にはまずならない、と いう事です。
私に言わせりゃ圧縮比も計算せずわけのわからんモノをくっつけるとそりゃおかしく なっても文句言えないですよ、と(以下略
…個人的には私、ノッキングなんてよほどの無茶か冒険をしない限り起こった事が ありませんし、そもそもガソリンのオクタン価でノッキングを解決しよう、といった 方向性になった事がありません。
昔、ギチギチの限界圧縮比+限界進角のエンジンを設定し、どの位まで持つのかを サーキットで実験した事があるんですが、仕様を変えつつノック音がわずかに出始めた 時を狙って、すかさずハイオクからアブガスに切り替えてみる実験をした事があります。
で、確かにわずかであればノック音は収まりましたが、そのまま走り続けてパワーが 上がるとかは全く無く、その時は車両はFS-JOGでしたが水温もガンガン上がり続け ノッキングがほぼ起こらないからと言ってアブガスで安定するか、といえばそんな事は 全くといって良い程にありませんでした。
結局、エンジン構成そのものが無茶苦茶な範囲だと、オクタン価の多少の変更では 根本的解決にはならないんですね。 爆裂圧縮比とギンギン進角等を直さない限り、誤魔化しにしか過ぎないという事です。
こういうのは、まずはエンジンをギリギリまで詰めてこしらえ、通常の状態にて ノッキングなんて起きない事を確認した上で、「保険的な要素」で入れておく物 なんですよ。
なので、ノッキングが出るからハイオク投入というのは気分的な問題でしかない LVだ、と私は認識しています。
これ、仮に風邪をひいてしまったとして、直す為には薬を飲んだり病院行って注射を 打ったりしますよね。 が、治したいからと言って強力な薬をガンガン飲んだりフラフラになる様な注射を バスバス打っていく、という方向性ってちとおかしいでしょ?
そんな事よりも安静にして栄養を取り、自分の抵抗力を回復させるのが第一ですから 「根本的な治療」となればどうやるのがベストなのか、という事と同じなんですよね。
いつもの私の持論ですが、「起こってしまう事に対して対策を施す」のではなく、 「根本的原因を突き止め、それが起こらない様にする」のが筋なんです。
その上で保険として使う、というのは良いのですが、ハイオクやアブガスが無いと 他で一切カバー出来ない、なんてのは普通はありえないですから…
ぶっちゃけると、安モンオイルやプラグで走りたいならパワーチューンなんて出来ない、と いうのも同義ですね(笑
> そもそも、ノッキングの判断ってどうやってやるのか?ってことですね。
えと、これはとぉるさんのおっしゃる様に、自分自身の耳と体で体感するしか 明確に判断する方法は無いです。
基本的に、ノック音が出る程の状態ってなかなか起こりえるものではなく、単純な 異常燃焼のデトネーションや早期着火のプレイグニッションと勘違いしている事が 多いですよ。 この辺はウィキペディアでも詳しく説明されてるので是非ご一読下さいな。
が、前述の様に通常の「常識的な」チューンであるのであればそうそうノッキングなんて 遭遇しませんから、普通にデトネーションの有無を気にしている程度で上等です。 ただし、何も知らずに無茶をしてしまうと起こる場合もありますが(汗
私も実際にノッキングなんて起こした事は片手で数える位しかありませんし、わざと 起こす実験を除けば、ちゃんとエンジン作ってる限りは起こした事ありませんし、ね。
> 私のエンジンは知っての通り、○○ムラさんでいじってもらったので > 実際の状態はバラさないとわかりません。 > 口頭で聞いているのは、 > ・点火時期を早めている事(どの程度かわかりません) > ・純正CDI > ・ポート加工(どの程度かわかりません) > でしょうか・・・。 > > こんな状態で、どうやって判断すれば良いのか > 是非ご教授願います。
で、これも何から何まで数値でも分からないのであれば、私もなんとも言いようが ありませんよ(笑
さっきの風邪の例じゃありませんが、お腹壊して医者に行って原因を突き止める為に 「何を食べましたか?」と聞かれてるのに「食事をしました」って言ってるのと同じです。
仮に、これが圧縮比が10:1ある上に点火時期設定がピークパワーの出る9000rpm(仮)で BTDC30°設定だ、というのであればさすがにどうあっても不味いです、とは言えますが(汗
少なくとも、今まで何万kmも走って来れているのであればそんな無茶なチューンには なっていないでしょ、という推測も出来ますんで、AKIさんの場合は気にするLVでは 無いでしょう、という事だけは言えますね。
そもそも、そこまで不味いとすればノック音が出る前に異常に高回転がふん詰まったり デトネーションを起こしてピストンが溶ける、といった症状が出ますから、まず気づくと 思いますよ。
…要は、どんな燃料を使っていても、あっさり限界突破する様な無茶をしてしまえば 多少のオクタン価の差なんて意味無いです、という事で。
人にこしらえて貰ったエンジンならばチューナーを信じるしかありませんし、それが 気になるのであれば自身で全て分析してみるしか無いですしね。
このオクタン価の話も、点火時期のうんぬんではありませんがガソリンの 売り文句や4stエンジンでの風聞みたいなものが勝手に一人歩きして過大解釈が されている、と私には思えてなりません。
最後に、ハイオクでなければいけないのか、と問われれば、私はエンジンを少しでも いじくっているのならハイオク入れた方が良いでしょう、とアドバイスします。
正直、そんな所に気を遣うよりもオイル等に気を遣った方が何倍も建設的では あるのですが、効果は0では無いでしょうし多少のコストでわずかな安心が 買えるならば悪くはない、というスタンスで私は生きていますね。
ではでは。 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
P・S
私、過去にFN車にもレギュラーとハイオクとアブガスで実験した事ありますが 微妙〜にフィーリングが異なるだけで錯覚のLVでしかありませんでした(笑
|