記事No |
: 6314 |
タイトル |
: Re^2: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその1 |
投稿日 |
: 2011/11/04(Fri) 14:59:39 |
投稿者 |
: 金ちゃん |
参照先 |
: http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/ |
ねぎのリーダー様、こんにちは〜 お忙しい中ご回答ありがとうございます。 > さて今回は、ブログの方でも進められている駆動系の減速比の算出の件と > いう事で…かなり色々行われているみたいで拝見していて面白いというのは > 秘密で(以下略
毎日の様に僅かな時間をつなぎ合わせ、何かにとり憑かれたかの様にやってますねぇ・・・もはや異常者の(略 > ベルトを張り、ドライブ側を実回転させた計測では最大減速比は3回転+1/16と > いう事で、おおむね3.06といった所でしょうか。 > > あ、金ちゃんさんには実回転計測の場合、フェイスに十字を描いてさらにその間に > 線を引いていけば1/8回転単位(0.125)までは正確に測れる、といった事をアドバイスして > 差し上げてますのでココ見られてる皆さんも参考までにどーぞ。
メールでのご指導ありがとうございました、これはとても解り易く目視で即確認出来て、尚且つ1度記入しておけば暫くは消えないので何度でも使えると言うとても素敵な手法でした。是非みなさんもご活用下さい。 > ええ、マジックの当て方によっては特にドライブ側は線を引くのが難しいので > ホンダ系の場合だと、真上からマジックを差し込むよりは他の方向から > 差し込んだ方が良いでしょう。 > > 一番都合が良いのは、ベルトの屈曲率が高くなおかつ円周状に近い状態にまで > 曲げられている、車体に対して一番前の部分、進行方向側のポイントになります。 > > で、マジック線の「内側」をノギスで測らないといけませんがマジック線が > 上手く引けていないと測る箇所によって径が異なったりするのがミソですね(笑 > ちなみに私は先端極細タイプのマジックを使ってたりしますよ。 > 太目の物だと線が引きづらいので…
えっと・・・私の場合ここが一番の難関でした(汗 まだ完璧では無いので更に精進します。大袈裟でなく精度との戦いはマジック選びからすでに始まっていますね。 先端が極細で出来れば柄の部分も極力細い物を未だに物色してます(笑 こうなったらマジックを加工してしまおうかと思ったりしています。 > それと、これはめんどくさいですがドリブン側は全部ばらしてからドリブン皿の > マジック線を目視確認出来る様にし、きちんとマジック線の内径を測った方が > より正確性が出せます。 > 一般的な150oサイズのノギスだとホンダ大径ドリブンはちょっと測りづらいので… やはりそうですか・・・正直な所バラして計測した方が良いのではと思ったのですが甘さが出てしまいました。 今後は再度純製プーリーとかも計測する予定なのでドリブンもバラしてから計測します。 純製はかかり径も小さくなりノギスがドリブンの中心に当ってしまい正確に計測出来なくなると思われますので。 > 次にベルトの芯線の位置もふまえた、「実際のグリッピングポイント」ですが… > はい、その「ベルト上側のツラ面から2oの場所」で合っていますよ。 > 大正解ですね。おめでとうございまっす〜 > 金ちゃんさんも計算されている通り、実際のマジックで線を引いたドライブ&ドリブンでの > ベルトかかり径、ベルトの最外周部だと「実際に手で回した減速比」と比較すれば > 近似値とは言えず、かなりの誤差が出てしまっていますよね。 > ならば、実際にベルトがプーリー等のお皿、ベルト摺動面に対して喰い付いて回して > いるのはベルトの最外周では無い、逆算すればもっと内側のはず、という事に > 他なりません。 > そしてその芯線が入っている場所こそ、 > 「ベルトとして一番負荷が掛かる点であり、強化しておかなければならない場所」という事です。 > 仮に一番外周がグリッピングポイントなのであれば、ベルトの背中面にはケブラーの > 芯線がむき出しに近くなっていないとおかしい訳ですしね(笑 > だからこそ、グリッピングポイントは2o内側、なおかつそこに芯線がある、といった事の > 証明にもなっています。
おおぉぉぉぉ〜正解ですか〜 良かった〜ありがとうございます〜(歓喜 実際に芯線位置を測れば答えは出ますが、実際の最大減速比を算出する中でその裏づけもとれて良かったです。 > これ、引っ掛け問題みたいで申し訳ありませんが…ベルトかかり径を2oだけ減算して > そのまま再計算してしまうとか、ドライブ側だけ減算してドリブン側はそのまま、と > いった方も過去におられたんですよね。 > (※これは直接のメールのやり取りですが) > なので一発で正解を出されたのは素敵だと私は思いますよ〜
これは一番の基本と言うか、手始めのベルト裏とボスのクリアランスを求める際に加味するベルト厚み×2を思い出したので比較的すぐ解りました。当然ドリブン側もグリッピングポイントが存在するベルトがかかっているので(略 > これを単純に割ってやれば解は「3.006」と。 > 実回転計測の最大減速比計測値と0.1も変わらない、立派な近似値と言えるでしょう。 > 減速比的には各部の寸法差や固体差等で、0.1程度は誤差があってもやむなしと > いった物なので、ここまで正確に出せているのであれば全く問題は無いと私は判断します。 ようやく一致しましたね〜(疲 まずはここがクリア出来ないと、今現在の自身の駆動系構成でどのような事が起きているのか、また今後純製改や他社のプーリーを使うにしてもマグレ当り的なパーツチョイスや加工になってしまいますからね。ケチる訳では無いですが、費用対効果の見極めにも役立てるかなと思いました。 > という訳でして。 > 大正解ですので何か特典を、とも思いますのでリクエストあれば是非どーぞ(笑 > …あまり高いものとかは駄目ですけども(汗
いやいやそれでは遠慮無く・・・ではなく(汗
これだけ有意義な勉強をさせて頂いているのですから、それで充分特典を頂いていると感じておりますので(笑 > 実はこのベルトのグリッピングポイントを掲示板等で明らかにしたのはこれが初めてに > なるのですが、基本的に上から2oの点がグリップしている、と考えて私も色々な > 物事を考えていますね。 > これ、コンテンツでも多少触れていますが、例題のDioのみならずヤマハやスズキの > 一般的な原付一種&ニ種車両においても、ベルトの芯線位置は「上から2oの点」で > 把握していても良いです。
なるほどそうですか、確かに今手持ちのカメファク・デイトナ・23100-GAG-J52どれもほぼ2mmの位置に芯線が入っていました。DIO50RRさんとの質疑応答の中にヒントがありましたね。
> 実回転での最大減速比計測と、ベルトかかり径マジック計測+減算の解は、 > 新車状態で計測を行った場合、双方ともサービマニュアル記載の最大減速比の > 値に対してかなりの近似値になりえるんですよ。
昨夜と言うか今朝ですが、HG刻印のランプを含めて純製プーリーで再計測してみました。実回転計測とベルトかかり径マジック計測+減算の値は一致したのですが、サービスマニュアルとの誤差が出てしまいました。結果としては2.39でした。おおよそ0.5程度の誤差となります。これはマジックマーキングかベルトのセット状態が悪かった物によると思いますので後日条件を整えて再計測します。 > 仮に、これが私が縦型AF28ZXやGダッシュしか知らない人間だったとすれば、 > こういった理論の立証は絶対に不可能であった事は間違いありませんね…(汗
他車種に乗ったり、弄ったりも重要なのですね。 私も出来る限りその様に努力したいと思います。今の所レッツ2しかありませんが・・・ > さてさて、上の文章はまたいずれコンテンツに追加するとしまして… > あ、質問板とかで公にずばっと正解者の方が出た場合にはしっかり「上から2o」を > コンテンツ内に記載しようと思っていたというのは秘密ですが(笑
そうだったんですか〜記載しなくても良い気もしますが(笑 色々考えながら取り組む一環になっていますし・・・ とは言えこのレスに記載してしまったので手遅れですが(汗 ここは管理人様の方針次第と言う事でひとつ。 > えと、ココまで来るとちょっと突っ込ませて頂きますが、「最大変速状態」の減速比、 > もしくは変速比でも良いですが、その場合は「比」としては最大ではなくて > 最小になっているので、この場合は「最小変速比」もしくは「最小減速比」と記して > いくべきです。 > 言葉の意味が全く逆になってしまいますのでご注意下さい。 > 「2.850:1」と「1:0.860」であればどちらが「比」としての数値の差でかいか、という事で。 > 本来なら1:0.860であれば「増速比」なんですが、これはサービスマニュアルでは > 減速比が1を切っていても「減速比」と記しているので私はそれに従っています。 > 「最大変速している状態」は「最小」減速比もしくは変速比になりますのでお間違え > 無き様にお願い致しますね。 > …ややこしいのですがコレ間違ってると意味が逆転してしまうので。
そうでした・・・まだうろ覚えでしっかりと頭の中で整理整頓されていませんね(汗
状態として最大変速している場合、減速比としては最小で 例えば最高速巡航状態では駆動系で減速されている比率が少ない。
状態として最小変速の場合、減速比としては最大で 例えばアイドリング維持状態では駆動系で減速されている比率が多い。
このようなイメージでしょうか。
続きへ・・・
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