記事No |
: 6319 |
タイトル |
: Re^3: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその1 |
投稿日 |
: 2011/11/06(Sun) 07:01:04 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
金ちゃんさん毎度でございまっす〜
と、今回も色々と話が飛びそうですがなるべく簡潔にまとめたいと思います… という建前だけは記しておきますね(笑
> えっと・・・私の場合ここが一番の難関でした(汗 > まだ完璧では無いので更に精進します。大袈裟でなく精度との戦いはマジック選びからすでに始まっていますね。 > 先端が極細で出来れば柄の部分も極力細い物を未だに物色してます(笑 > こうなったらマジックを加工してしまおうかと思ったりしています。
まず計測のマジックですが、おっしゃる通りでこれも使いやすい、計測ポイントに 入れやすいモノを探す所から戦いは始まっているんですよね(笑
ホンダ系だとまだやりやすい面もありますが、ケースカバーが薄くてケース側が ごっつい車両とかだと真っ直ぐマジックを入れるなんて不可能なので、これまた 必要とあらばマジックをぶった切って短くしたりして対応しますよ。
> 純製はかかり径も小さくなりノギスがドリブンの中心に当ってしまい正確に計測出来なくなると思われますので。
ドリブン側かかり径計測ですが、さすが金ちゃんさんはすでに経験済みですね。 そうです、ドリブンユニットが閉じた状態ではノギスの腹が皿につっかえて上手く 測れない状況もあるんですよね。
絶対的基準を取るための最初の一度位は、やはりバラして計測しておく事を お奨めしたいです。
> 実際に芯線位置を測れば答えは出ますが、実際の最大減速比を算出する中でその裏づけもとれて良かったです。
正解の位置というのもこれ、実は意外と難しくて実回転との合致を求めないと 裏付けは取れませんから、ベルト芯線の計測「だけ」でも駄目なんですよね。
いつものクチですが、一方向のみからモノを見て合っていたとしても、別の 方向からツッコミを入れてみて矛盾するのであればそれは怪しい、といった 事にしかならないので、この辺は物の分析にはとっても大切な事ですね。
> まずはここがクリア出来ないと、今現在の自身の駆動系構成でどのような事が起きているのか、また今後純製改や他社のプーリーを使うにしてもマグレ当り的なパーツチョイスや加工になってしまいますからね。ケチる訳では無いですが、費用対効果の見極めにも役立てるかなと思いました。
いやいや、最終的には無駄を省き、間違い無い物事の進め方を把握するのが 目的ですから、最終的にはケチれるというか費用対効果の為にこういった事を 行っている、という認識でも良いかなとは思いますよ〜
何よりも、いくら人間が手を動かしてセッティング等を行っても、パーツのせいで 全く身にならなかった、というのを私は特に嫌うので(笑
> これだけ有意義な勉強をさせて頂いているのですから、それで充分特典を頂いていると感じておりますので(笑
なるほど、そういった事であればさらなる知識とか理屈とかでカバーさせて 頂きたく思いますよ。
…私も、あまりこういった事が好みでは無いとか、楽しくないといった方向性の 方にモノをアドバイスするよりは、計測も理論も楽しんで行ってくれる方への アドバイスの方が有意義ですしね。
と言いますか、こういうのを楽しめる段階になってくると駆動系とかの面白さって かなり夢が広がるんけどけれども…なかなか理解されないジャンルではあります(泣
> なるほどそうですか、確かに今手持ちのカメファク・デイトナ・23100-GAG-J52どれもほぼ2mmの位置に芯線が入っていました。DIO50RRさんとの質疑応答の中にヒントがありましたね。
ええ、同一車種用のベルトなのであれば、よほど開発者がアホで無い限りは そうやって芯線の位置ってむやみやたらに変更しないものでしょう。 それとDIO50RRさんとのやりとりは、私も久々に脳味噌を活用させて貰ったので なかなか楽しいですね〜
> 昨夜と言うか今朝ですが、HG刻印のランプを含めて純製プーリーで再計測してみました。実回転計測とベルトかかり径マジック計測+減算の値は一致したのですが、サービスマニュアルとの誤差が出てしまいました。結果としては2.39でした。おおよそ0.5程度の誤差となります。これはマジックマーキングかベルトのセット状態が悪かった物によると思いますので後日条件を整えて再計測します。
そしてホンダ大径駆動系+HGランプの計測も行われたみたいですが。 これ、実回転とマジック計測補正が合致しているのは良いのですが、 減速比的に2.39はいくらなんでもおかしいですね。
ライブDio-ZX構成だとサービスマニュアル値は2.850、実測でもこの辺に 落ち着くのは当然私も実証済みですから、これは計測方法ではなくて パーツ構成等に何らからの手落ちがある、と推測しますよ。
計測方法があまりに杜撰な場合だと、実回転と合わないのが定番なので それが合致しているという事であれば計測自体は正確だと思われますしね。
> そうだったんですか〜記載しなくても良い気もしますが(笑 > 色々考えながら取り組む一環になっていますし・・・ > とは言えこのレスに記載してしまったので手遅れですが(汗 > ここは管理人様の方針次第と言う事でひとつ。
うーん、ですが今の段階だと把握されている方もたくさんおられるかと 思いますし、今後のコンテンツのどこかに密かに混ぜておく程度に しましょうかね(笑
もちろん金ちゃんさんのおっしゃる通り、私としては答えをずばり、ではなく ご自身の頭で考えて理解した上で、正しい答えに到達して欲しいのですが あまりに混乱してしまうとそこで思考がストップする、といった事も考慮して モノを書かないといけませんから、なかなかさじ加減が難しい点も多々 ありますね…
> 状態として最大変速している場合、減速比としては最小で > 例えば最高速巡航状態では駆動系で減速されている比率が少ない。 > > 状態として最小変速の場合、減速比としては最大で > 例えばアイドリング維持状態では駆動系で減速されている比率が多い。 > > このようなイメージでしょうか。
言葉の表現ですが、それで合っていますよ。 最大変速側は実際は増速比なのでややこしいのですが、この辺まで きちんと理解出来る方なら言葉尻のみを取り上げて誤解する、といった 事はさすがに少ないと信じています(汗
と言いつつちょっと揚げ足を取るならば「比率は少ない、多い」ではなく、 「小さい、大きい」ですね。 …もちろん他意はありませんので誤解無き様にお願いしますです。
と、一応分割しておきますね。 さらに続きます。
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