素人なSさん、初めまして。 管理人ねぎのリーダーでございます。
さてさて、素人なSさんはライブDioSにお乗りなのですね。 この車種は結構な駆動系構成をしていて、正直一筋縄ではいかない シロモノなので、その点をまず念頭に置いて下さいな。
> 自分はライブディオSに乗っていて、駆動系を規制前ZXの物にしたり
他のお二方もおっしゃっていますが、ライブDio-ZXの駆動系パーツを 流用したという点、コレに関しては真っ当な互換性は無い、という事が まず大前提になります。
正確にどこのパーツを交換したのか、が分からないと私もなんとも 言えませんが…規制前非ZX車よりはまだ各部の整合性がマシになる 傾向はあるはずですが、それでも「正常」にはならないのが基本ですね。
クランクシャフトの相違があるので、他の駆動系パーツをギヤ関連も含め 全て移植しても「ZX」にはならないのがDio系の基本中の基本です。
くっつくことはくっつきますが、それで正常動作が完璧に行える、という事は まずありえないので… 言葉がきついかもしれませんが、その辺りが分からない場合は無理をせず 元に戻す方が一番確実で安全だと私も考えますね。
> ベルトがプーリーの端まで来るように小加工を施しました
これはZXプーリーを加工した、と解釈しますが… 通常のZX構成ならばその位の変速比ダウンではベルト自体の余裕が無くなると 言う事はありませんが、ドライブ&ドリブンユニット双方のズレがあるとベルトへの 無理な負荷というモノはすさまじく増大してしまいます。
> そしたら変速終了時にベルトがクランクケースカバーに干渉するようになりました
変速終了時にベルトがクランクケースカバーに接触、となれば接触しているのは プーリー外周側あたりの部分だと推測しますが、そこまでいくとベルトは完全に 最大変速時にプーリー外周から大きく飛び出てしまっていますし、それは明らかに 「やりすぎ」ですね。
後、これは無いと信じますが、下記URLの画像の様な部分にベルトの擦った後が ある、というのは至って正常で、これはアクセルOFF時のベルトのたわみを 抑制している部分だと私は解釈しているので、この部分に関しては擦っているので 正常です。
http://www.neginoleader.com/scooter_tuning/scooter_tuning32/shiftup07.jpg
で、こういった加工は本当は適当にやって良い物ではなく、メーカーさんが考えて 限度を見越しているものをあっさり飛び越すのですから、本来は何が起こっても 文句を言うべきではないんですよ。
はっきり言いますが、壊れるのがイヤなら一切いじらない、もしくは壊れない様に いじくれる様に勉強する、この二択しかありません。 手数だけこなしても構造的な勉強をしないのではあまり進歩が無い、という点は 断言させて頂きますね。
> そのせいか分かりませんが先日買ったばかりのベルトが1本切れてしまいました
通常、極端に劣化したり数十年放置した、といった事でも無い限り、原付一種クラスの 車両の純正ベルトがあっさり破断する、という事はほぼありえない、と言っても 良いんですよ。
切れてしまう、となれば駆動系の構成が尋常ではなく無茶苦茶になっている、と いう事の証明でしかなく、いくらハイパワーなエンジンを持つ車両でもベルトが 一気に破断する、ともなればパワーの問題ではなく構成に問題がある事がほぼ 100%ですので…
> 自分にはどのように対処していいか分からないので藁にもすがる想いで投稿しました
とはいえ、非ZX車に無理やりZX駆動系を入れたとしても普通はそこまで一気に ベルトが破断する程には無茶にはなりえないのですが、このあたりは金ちゃんさんも おっしゃっている様に、素人なSさんが「何をどう変更したのか」がきちんと分からないと 私としてもアドバイスのしようがありませんね。
これをご承知でなければ是非知っておいて頂きたいのですが、2stDio系スクーターと いう車両はグレードが変わったりすると根本的な構成が大きく変更されていて、 簡単な流用で性能が上がったり効率が良くなったりする車両では無いんですよ。
その上、パーツ自体は簡単にくっつくものもあるので余計にタチが悪く、行けていると 思っていても実はリスクを増大させているだけ、という事がものすごく多いんです。
スクーターの駆動系というモノは構造自体はシンプルであっても、その動作原理や 作用特性は見た目に反してとんでもなく難解なものである、といった点も覚えて おかれると宜しいかと思いますよ。
ではでは。 また詳細お知らせ頂けると幸いです。 管理人でした〜
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