どうもつーさん毎度でございます〜 微妙に多忙気味な管理人でっす_| ̄|○
さてさて、今回はキャブの件ですね。
> 今回は、AF28ZXエンジンに改装した為、キャブセッティングを行っています。エンジンノーマル、オートチョークOFF加工、コネクティングチューブ(ライブ用)ダクト追加の状態でMJが現在90番JN中段で息付きが無くプラグのやけ具合もそれなりにでています。
AF28ZXエンジンは調子良さそうで何よりですよ〜 手を入れればもっとパワーは出ますが、ノーマルを堪能するのもこれまた味が あるので面白いと思いますです。
> ここで質問なのですが、ノーマルエンジンでここまでMJが大きくなるというのは、スポーツチャンバーによりシリンダーの発熱量が多く、冷却するためではないかと考えているのですがねぎのリーダーさんはどの様にお考えでしょうか?
うーん…この辺りはちょっと表現しづらいのですが、MJがいくつになる、というのは 基本的にあまり気にしなくても良いと思うんですよ。
まず、エンジンで吸われる混合気というものは、最初にエアをどれだけ負圧で「吸って」 いるのかが最初にありきでして、ジェット番手というモノはそれに対して合わせるだけの 物ですから、MJ自体が番手が大きいといって冷却効率が高いのか、といえばそうでは 無いんですね。
仮にPWK28の直キャブでMJ150番だとしても、これはあくまでその150番相当のエアに 見合ったガスが吸い上げられているだけの事でして、だからといってノーマルに比べて 倍近い冷却効率があるのか、となれば話は全く別なんです。
MJが「理想値」よりも大きめである場合だと、悪く言えば不完全燃焼に近いからこそ シリンダー内での燃焼温度が上がらないのであり、A/F比が薄ければ薄い程に 希薄燃焼になる、というだけで、ジェットの絶対的な番手では冷却効率という物とは 関係ないんですよ。
仮にノーマルが80番で、85番でも走るけど濃い目だな、といった状況であれば、これは ノーマル80番を基準とした「相対的」な番手の大きさがあり、これならジェットが大きくて 燃焼温度が上がらないと言えるかとも。
後、これはどこかにも書きましたが、仮にエンジンを50ccから60ccにボアアップしたと しまして、この場合だとジェットがノーマル状態でもエンジンで起こる吸入負圧は増大して いるので、「ジェット穴の大きさが変わらなくとも吸い上げるガスの量は増える」んです。
よくあるストローとコップの水の例えにすると、ストローの径が全く変わらなくても、口で 「強く吸ってやれば」一回の吸い込みで多量の水が吸える、というだけの話です。 ただし、吸う力が大きくなりすぎるとストローが細い場合は限度がある、という事ですね。 ここで初めて「ジェット番手のUP」が必要になるんです。
なので、番手が何番だからといってそれがガスの絶対量が多いのか、とは一概には 言えない部分もあり、30番とか変わるのであれば明らかに違いますが、10番程度では よほどの事が無い限りエンジン内部の吸入負圧が大きく変化している、という事は 無いと考えて良いんですよね。
なお、「冷却」というモノは強制空冷車の場合だと、クーリングファンの能力やシリンダー、 ヘッドの冷却フィンの能力がメインとなっていますが、ジェッティングで大きな冷却効果を 得ようとする事は通常はありえません。と言いますか効果が出ません(笑
一番簡単なのは、エンジンパワーを出さなければ良いんですけれどね(笑 燃焼効率が悪くなればあまり熱も出ませんし、パワーを上げた上で冷却を気にすると いうのであればそういう問題ではない、という事もご留意下さいな。
> 今後は、とりあえずノーマルマフラーに戻しまたセッティングしてみようと思います。(このままでは、大して速くならずガス大食いエンジンになりかねないので…)
と、いつも通り脱線気味ですが(汗
そのスポーツチャンバーというモノは、MJをノーマルより上げないと全く走れないのでしょうか? エアクリ内部のコネクティングチューブを交換しているとはいえ、ノーマル比で15番もMJを 上げないとまともにならない、となればちょっとおかしい気もしますよ。
よほど特殊な作りなのかもしれませんが、おっしゃる通りノーマルと比べて対して明確なメリットを 感じないのであれば無駄にしかなりませんし、メリットがあるとしてもデメリット面がそれを 上回ってしまう、という事であればそれはちょっと考え物ですしね(汗
ではでは。 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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