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記事No 6792
タイトル Re: JOGのフレームリフレッシュ&強化について。
投稿日 : 2014/04/13(Sun) 05:22:10
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
MYN666さん毎度でございます〜
最近忙しい上にネタがない管理人です_| ̄|○

さてさて…お名前の方は文面ですから別に呼称しづらい、というワケではありませんので
大丈夫ですよ(笑

と、今回はフレームの件という事ですが…


> 車体自体をリフレッシュしたいと思っていますので、ねぎのリーダーさんの「フレーム自体を交換する」といった意見には賛成・・・というか普通に考えてそれがベストな手法だと思います。
> 実際にあのフレーム、度重なる転倒歴どころか二度のハイサイドも経験をした車両です。さらにノーマルよりハイパワーなエンジンを組んでいましたので・・・かなりくたびれていると思います。

何度も転倒歴があり、ハイサイドまで喰らっているとなれば多少なりとも歪みたわみは
発生してもおかしくはないと思います。

とはいえ、これはぶつけ方にもよるのですが、少なくとも真っ当なフロント廻りや
リヤサス等を使った上で、両手離しで真っ直ぐ走ればまずまずはOKなんですね。

実際には10インチのJOGで完全手放しというのはむずかしいですが、明らかに
左右どちらかに傾いていく、となれば前後方向の曲がりよりもコトは重大です(汗


> しかし・・・実は、どうしてもあのフレームを手放したくない理由があるのです。あのフレームだからこそ、ずっとずっと乗り続けられる車両を作りたいと思ったんです。
> ・・・まぁ、人からすれば「ずべこべ言わずフレーム変えろよ・・・」といわれるようなことなんですが・・・(汗

なるほど、何かしらのこだわりがおありなのですね。
が、3YK-JOG系のフレームは元々の強度はさほど高くなく、フレーム自体のしなり、
すなわち復元力である「剛性」も経年劣化と共に下がってくるので、劣化という面では
年式を鑑みるとかなりやられていると思われます…

フレームの「首」の部分とメインパイプの溶接部にクラックが入っているとか、
走行中にウイリーさせるつもりでハンドルをおもいっきり引いたら明らかに
手前側に寄って来るとかといった症状もさほど珍しくは無いんですよね。

なので、私としても出来ればパーツの出る内に新品交換を行うのが一番の
リフレッシュだと思いますが、こだわりがあるのであればそうも行かないと
いうのはちょっと厳しいですね_| ̄|○


> そんなわけで、既存のフレームをなるべくリフレッシュしたいと思っており・・・それに追加要素として「JOGのフレームの良さ」を生かしたフレームの加工を行いたいと思っています。
> 自分自身で色々な情報を調べ悩んだりも下のですが・・・やってしまえば取り返しが付かない部分なだけに今回このような質問をさせていただきました。
> どのようなところがJOGのわるさであり、それをどうやって改善すれば良いのか・・・プロであるねぎのリーダーさんのアドバイスを聞きたいのです。

リフレッシュ、といっても鉄のパイプフレームの場合だと、溶接部が劣化しているとかで
あればくっつければなんとかなる場合もあるのですが、全体的にしなりの意味での
剛性が低下している場合だと、どこか一点のみを補強しても他にしわ寄せが来て
しまうので、まんべんなくベターなリフレッシュにはなりえないんですね。

全体的なよじれやぐにょぐにょ感をリフレッシュ、といった意味合いであれば、JOG系の
場合はあまり対策は出来ませんがエンジンハンガーを新品交換するとか、足廻りは
現状を鑑みないと分かりませんがリヤサス下のブッシュを新品交換するとかでも
それなりには回復は見られます。
(リヤサス本体の上側のゴムブッシュもいつかは劣化はします)

後、リヤホイールの軸部分のギヤのベアリングが傷んできても、リヤホイールが
回転方向に向かってかなりブレるので、これもおかしな感覚の一環だったりしますね。

フロントフォークは強度のある社外品を入れているみたいなので、ここに関しても
余計にフレームがしっかりしていないとただ硬いだけで動かないフォークになって
しまいがちなので、こういった点も「感覚的」に全体のバランスがヨレているのでは、と
いったイメージを受ける要因の一つにはなっているかと思いますよ。


で、フレーム本体であれば正直、新品交換しか手が無いのが現実なのですが…
私は実際にやった事はありませんが、スプレー式発泡ウレタンをフレーム内に
充填してみるとか、そういった対策しか思いつかないです(泣

後は、これはFNレースのページでも紹介しているのですが、カウル関係ですね。
JOG系は新車状態ならそれなりに各部カウルの整合性はきちんとしていますが、
劣化してくると各部のねじ山やら穴やら、ツメや裏側補強等がなくなってきたりも
しますんで、そのあたりもカウルの交換ときちんとしたネジ、ビス等の使用にて
それなりに回復させる事は出来ます。

これってあまり気にされない方もおられるかもしれませんが、カウルを全て外して
走ったりすると、明らかに全体的にぐんにゃりして頼りない印象になるので。
カウルはフレームではない外装パーツではありますが、だからといって車体全体の
強度や剛性に貢献していない訳ではなく、しっかり感の一環を担っているんです。

サイドカバー等でカウル側にねじ山の受けとしてハマっている「ナット、スプリング」でも
カウル側がへにょへにょで刺さっているだけ、とかネジ側がぐらぐらではまって
いるだけとかの箇所が多数あれば、確実に車体全体の強度を落としていますよ。


一つの例えで、駆動系のカバー、クランクケースカバーにしてもJOG系の場合は
たくさん固定ボルトがあるのですが、これを数本しか付けずに走行するというのも
エンジン本体の強度低下になるので基本的にはご法度なんですよ。

薄いアルミのカバーとはいえ、構造材としての一環を担っている物なのですから
コストダウンの塊である原付一種の場合、元々最低限度しか使われていない
締結ボルト等を勝手に外しても良い事は無い、とも言えますので。


とまあ、フレームを交換しないのであればその他をしっかりさせる、せめて新車の
状態に戻す、位しか手がありません、というのが私の意見となりますね_| ̄|○


> プロであるねぎのリーダーさんのアドバイスを聞きたいのです。

後、これは言葉のアヤだと思いますが、私別にこの手の事で飯を喰っている
プロではありませんので誤解無き様にお願い致しますね(汗

…人様から多少の対価を頂戴して加工や調整等の何かをお手伝いする、と
いった場合には当然プロ意識を持って取り組みますが、生業としている訳では
ありませんので、そういった人をプロと呼ぶのは少し違います、という事で。

ただ、知識や経験の一部によってはプロを凌駕する「部分」もあるのは事実でして、
そういうのはスクーターというジャンルに限らず何でも同じですから、そういった
点については、私のアドバイスが役に立ちそうかどうかをご自身にて取捨選択を
行って参考にして頂きたく思いますです。


ではでは、今回はこの辺りで失礼しますね。
管理人でした〜

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