3yk4乗りゆうきさん毎度でございます〜 …ご質問を見てから自分のFS-JOGの水周りが気になって改めて チェックしてしまった管理人です(汗
さてさて、改善点は早速修正されたみたいですね。 水温も無事なレベルになったみたいで何よりですよ。
> 回りもスクーターを乗っている方は多い方なのですが水冷は身内では殆どいませんので、ネットや雑誌なので良い情報がないかすごい探しました!
そうでしょうね。ストリートの水冷化ってかなり面倒ごとが多くなって しまいますから、色々な所を参考にしないといけないと思いますよ。
しかし、こういうのって自前で構成を作ってしまう方ともなれば、元々 水の流れやあれこれの道理に精通している事が多いので、あまり 詳細を記す事って逆に少なかったりしますんで、情報としてはどうしても 世の中に出回りにくい物かな、とも。
> 圧縮比、排気ポートによっても問題が生じるのは初めて知りました。!
そうですね、これは私が色々なところで記している、エンジン本体の構成と 言いますか構造のバランスの問題になります。 …いくら水で冷やして安定を求めても、内部が無茶苦茶な高温になってしまう 構成であれば本末転倒極まりないですからねえ(笑
こういった冷却系等という物は、「無茶苦茶を許容する」物ではなく、あくまで 「ワンランク上の安定性」を求めるものである、といった点は忘れてはダメです。
> TZMのラジエーターは大きい?といわれていたので大丈夫かな?と思っていたのですが間違いでした、、、。 > ヘッド水冷でも125クラスなのは驚きです。
確かにTZMのラジエターは大きいですが、それはあくまでノーマルの7.2ps車で あれば大きめである、というレベルですからね。 小さいので有名なNSR50の初期型のラジエターなんかは、サーキットユースで 使えば冷却水は沸騰寸前になるものなので、とてもではありませんが余裕が あるとは言えませんし、それよりはマシ、という解釈でひとつ(汗
> もしよろしければヘッド水冷のメリットもお聞きしたいです、、、。
水冷ヘッド「のみ」のメリットに関しては、強制空冷システムよりはある程度 冷却性能が上がるのでハイチューンには向いている、という感じです。
しかし、これはあくまで80年代的なノーマル車の、さしてパワーも出ておらず ヘッドの冷却フィンも小さくて少なく、クーリングファンもそこまで風量が無かった 時代のエンジンをチューンした場合、という大前提なので、正直3YKクラスの 時代の強制空冷システムであれば、そこまで水冷ヘッドのメリットを感じる事は 無いと思われますしね。
むしろより「冷やしたい」のはヘッドよりも高温になる排気ポート周辺なので、 システム的に不可能に近いですが、シリンダーのみ水冷にしてヘッドは元のまま 強制空冷である、といった方式の方が機械的なメリットははるかに大きいでしょう。
なお、昔の水冷ヘッドのみシステムだと、シリンダーは走行風のみで冷却する 「自然空冷」を併用する事が多かったのですが、これはあくまでシリンダーが 縦置きで、かつカウル等が取り払われている事が前提でこそ、やっと最低限の 冷却が出来る、というシステムなので、可能であればクーリングファンは併用して シリンダーを冷やしている方がはるかに安定する物だったり。
レーサーベースや昔の湾岸仕様であれば、インナーローターを用いる為に クーリングファンを撤去せざるを得なかった事もあり、シリンダーのみは自然 空冷のパターンが多かったですが、本来はこれをやる場合はかなり考えないと 「ノーマルよりも冷却されないシリンダー回り」になってしまう罠がありますんで…
特に、横型のJOG等でシリンダーが横向きに付いている上、カウルを全て 取り付けている様な仕様であれば、水冷ヘッドのみ+シリンダー自然空冷式、と いうのはかなりの自殺行為になる場合もある、という事になりますね(汗
…なので、正直ヘッドのみを水冷にするならば、クーリングファンとエアシュラウドを 残した上で、シリンダーはちゃんと「強制空冷」にすべきです、とは言えますよ。
> 自分の無知さに恥ずかしくなります、、、。 > 冷却経路も直しました。(ラジエータ→ポンプ→シリンダ→ヘッド→ラジエータ > 自然循環という方法もあるんですね! > 水について知らなすぎて小学校の理科から勉強しなおしたほうがいいかもしれません、、、。 > モトチャンプは毎月買っていて水冷の情報がないか1ページづつかなり見ていたりします笑
水冷ラインは写真を拝見する限り、ばっちり修正されていると取れますよ〜 ただ、よくあるこの手の水ホースって耐熱温度は確か70℃なのであまり過信して いてはいけませんし、肉厚があまり無いのでホースバンドの緩み等はマメに チェックしておいた方が良いでしょう。
後、水というかクーラントに関しては、当然水100%が一番良く冷却されますが メンテサイクルや水路の長さ等を鑑みれば、1割程度クーラントを混ぜておく だけでも最低限度のサビの発生は防げますから、かなり薄めのクーラントで 運用するのが良いでしょう。
寒冷地ならまた話は違ってきますが、マイナス20℃とかになる地域でもなければ 冷却効率優先でOKだと思いますよ。 …そもそも0℃近い気温で水冷スクーターに乗る人もまず居ないと思いますが(爆
> 早速、倉庫にあったTZR250Rのラジエーターをつけてみました。(残していて良かったです笑) > 前と同じマウント方法で少し走ってみましたが水温がかなりよくなり60℃台でした。(一人でかなりテンションがあがっていました笑) > もう少しテスト走行をして様子を見てみます! > (リーダー様に足元マウントといわれエスパーなんじゃないかと思いました笑)
2st250ccクラスのラジエターならば問題無いのですね。 それであれば十分だと思いますし、過負荷での走行で60℃台であれば エンジン内部もそこまで無茶苦茶にはなっていない気もしますよ。
ちなみに足元マウントかな、と思ったのは風の抜けを気にされていたのと、 おそらくではありますが今の時代にフロントカウル前面位置にラジエターを おっ立てる人ってなかなか居ないかな、と想像しただけです(笑
後、リザーバータンクはもうちょっと大きい方が良いかなとも。
> pcのファンも気になったります。
ファンに関しては、これは可能であれば他車のラジエター用の電動ファンを 流用してくっつけた方が良いでしょう。 4st系ではよくくっついていますが、ジャンクでも良いので一つ都合してみれば どれ位の風量があるのかが分かると思いますよ。
PCのファンでも流用が効かない事は無いと思いますが、さすがにラジエターの 冷却風量をまかなえるレベル、となれば三洋電機の轟音ファンとか、もはや 本来PC用途ではない産業機械用のファンになるでしょうね(汗
とはいっても、走行中にちゃんと冷却出来てさえいれば、信号待ち程度の アイドリングでいきなり水が沸騰したりはしないでしょうし、ファンはあくまで 保険、という認識でOKかなとも。
> TZRのラジエーターをつけたのはいいのですが > 幅が広くカウルからはみ出してしまいました。 > (この形のラジエーターを縦にして使用するのはNGですよね(^_^;)
次にコチラですが、確かにこのサイズだと左右にはみ出てしまいますね。 おっしゃる通り、これは転倒時にはかなりのダメージになってしまうのですが 多少はイケる物である、という風に割り切るのも一つの手ですね(爆
…こういっては何ですが、ファッション水冷的な見た目のみであり、なおかつ サーキットやコーナーを攻めて転倒する可能性を考えていない、といった 構成ではかなり不安があるのは事実なので、対策は行うべきではありますし 私はそういった、実戦的な箇所もきちんと考慮されるのはとっても素敵な事だと 考えていますよ〜
ちなみに、ラジエターは縦方向マウントでも、個人的経験上では全くダメな 事はありませんし、それなりにはイケますんで実験してイケていればそれでも OKかなと。
ただし、変則的なラジエターのマウント方向にした場合、ラジエターキャップの 位置や水路の上下関係がかなりおかしくなり、エア抜き等の作業でかなり 困る事もあるので、整備性だけはきちんと考えて位置を決めるべきですね。
> これだと転倒したときよろしくないので、他車種の物を使ったほうがよいのかなっと思うのですが、オススメはありませんか?(^_^;) > オフロードの2つに分かれているラジエーターなども気になったりします。 > それとMC21型なのどラウンド型ラジエーターも幅をおさえられて良さそうです、、、。
お奨め、となれば正直あまり私も詳しく無いのでなんとも言えませんが(汗 オフ車系統であれば縦長タイプもあるのでそういったタイプであれば スクーターの横幅からはみ出る事も少ないですね。
ただし、2個マウントの場合は水周りの管理が大変な事になるのであまり お奨めは出来ないです。
一番ベターなのはおっしゃる通り、NSR250Rとかのラウンドラジエターに なるのですが、この手だとそこまではみ出なかったりはするかなとも。 後は2st用ではなく4st用の小ぶりで、かつそれなりに厚みのある物でも 良いでしょうね。
幅と容量がそれなりでコンパクトなのは、丁度メイン掲示板に写真をUPされて いる、レックスパワー弟子一号氏のFS-JOGにもくっついていますが、ヤマハの TZR125用も悪く無いです。 さすがにこれだと元が2st125用なのでそれなりの性能を持っていますが… 現在中古品って流通しているのかな、という方が不安になりますね(汗
ではでは、今回も色々書き連ねましたが参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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