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記事No 7270
タイトル Re: OKO28(PWKタイプ)のセッティング
投稿日 : 2017/06/30(Fri) 07:48:40
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先
金太郎飴さん初めまして。
当HP管理人のねぎのリーダーです。
…最近ちと多忙の為発見遅れました(汗


さてさて、すでにleadio100さんからアドバイスを頂いておりますが
私からも少々気になる点をば。
しかし縦型JOGとは渋いご趣味ですねえ。私も個人的には好きなエンジンで
あったりしますよ〜


> OKO28(PWKタイプ)に付け替えたのですが、巡航中の中開度がとてもボコつく?というか薄い時の「モォーー」となり回転が落ちます。
> その状態からガバ開けして全開にすると普通に走ってくれるんですが・・・
> 低速・低回転時に同じ位開けるぶんには問題なく加速してくれます。

PWKレプリカキャブにて中開度ばボコつく、という事ですが…
これはまず、エンジンそのものが極端におかしな構成では無い、と
いった前提で無いと、キャブのおかしさがキャブセッティングではなく
他の所から来てしまっている、といった可能性も0ではありません。

特に、社外品シリンダー等を用いた場合にはバランスが無茶苦茶に
なっている事もありまして…巡航の中開度ならよくあるパターンで
燃焼効率の悪いパワーバンドのちょい下あたりがとんでもなくぐずついて
しまって誤魔化しきれないといった事もあったりしますね。


で、それは現状では私には分かりませんので、leadio100さんの
おっしゃる様なニードルの形状の違い、といった点でもかなりの
影響があるかと思われますね。

しかし…私はokoやkosoのショートパーツにはあまり明るく無いのですが、
これらのニードルって、PWK相当だと一体何番のニードルと同じ位の
形状をしているのかな、というのが一番疑問です。

ご存知かと思いますが、PWKニードルだと基本的には「N68A」等の
刻印で太い細いが区別されており、末尾のAがおおむね基準となる物で、
E、F、G、A、H、I、J〜といった様に太さが変わって行ってますが…
(※E側が細くなります)

が、PWKニードルは基本的に太い細いの違いはあくまで根元側のサイズが
異なっているのであって、先端側では極端な差は無かったりします。
なので、leadio100さんの画像の様な目で見てわかる様な極端なサイズの
差があると、正直セッティングどころではないかな、と私も思います(汗


なお、走行負荷のある状態にて中開度からの全開にてモーっとなると
なれば、確実に薄めになっている可能性が高いのですが…その場合は
開け具合にもよりますが、影響が大きいのはニードルではなくスロットル
バルブ(カッタウェイ)の方になりますよ。

台湾系キャブのスロットルバルブだと元が何番相当なのかは分かりませんが、
仮にあまりにも薄くなるスロットルバルブが入っている場合、ニードルを
いくら細くしても両者のバランスが悪すぎ、「吸入負圧に見合わない開け方」を
行うとどうあっても失速感が出てしまうでしょうね。

このあたり、ノーマルキャブしかご存じないとちとイメージが沸きづらいかも
しれませんが、ニードルはあくまで真ん中もしくはやっても上下段1段ずつの
微調整であり、スロットルバルブをある程度常識的に決めないと運用するのが
難しい、といった点はご留意下さいな。


> 最初は油面が下過ぎるのかと思ったんですが、全開にして加速するなら違うのかなぁと色々考えてはいるのですが。

次に油面についてですが、PWKの場合は多少油面がおかしくとも59cc程度の
排気量であればガスが足らない、なんて事は絶対と言って良い程に
ありえないでしょうね。

燃料タンクからは直落下式にしておられるかと思いますが、その場合だと
余計に問題は無いので油面の可能性は低いかなとも。

…ちなみに、油面で問題が出るとなれば濃い薄いどころの騒ぎでは
なくなるレベルなので真っ当に走れないです(汗


後、縦型JOGエンジンという事でひとつ気になるのが、キャブ本体は
真横に向けて装着されておられるのでしょうか?
この場合、フロートの本来の動作方向とは90°違った向きになるので、
JOG系の場合はキャブを真っ直ぐ付けにくいですから、それらの弊害も
ふまえ、油面は限界ギリギリまで高くしておいた方が良いでしょう。
(※ノーマルキャブのフロートの「向き」をよく見ると分かるかなとも)

PWK基準だと19.5oだったかと記憶していますが、それを超えていても
ある程度車体を傾けてオーバーフローしない状態まで詰めておけば
フロートの動作方向をカバーする事が出来ますね。


> 改造点については以下になります。
>
> 27V後期?エンジン載せ替え(発電用コイルが太いタイプ)
> メーカー不明59ccボアアップキット
> メーカー不明インマニ
> メッシュタイプパワーフィルター
> OKO28(PWKタイプ)
> MJ140
> SJ48?
> ニードルクリップ一番下
> カッタウェイ・ニードルは標準状態
> ミクニ?(のステッカー貼ってあるだけ?)のチャンバー

チューン点に関しては文面のみだと特におかしいとは思えないですね。
…ただし、そのボアアップキットが足を引っ張っている可能性も
無いとは言えないかなとも。

後、クリップは一番上とか下にしてセットするものではありませんし、
そうせざるを得ない場合であればニードルもしくはスロットルバルブの
番手を変更していくのが鉄則になりますね。


それと個人的感覚なのですが…59ccの排気量でSJ48番ってかなり大きいかと。
その番手だと90ccとかのエンジンならまあ納得出来るかな、といった
感じですから…開け始めから中開度までがそのSJ番手で真っ当に走れて
いるのであれば、ニードルの根元が無茶苦茶太いとか、はたまた前述の
様にスロットルバルブ番手がかなり薄い(大きい)とかでないとバランスが
取れないです。


> それと、アイドリングからの全開はビックキャブではご法度なのでしょうか?
> 回転に合わせてアクセル開度を合わせていく乗り方でいいのでしょうか。

そうですね、これはアイドリングを何回転に設定しているかでも話は
違ってきますが、エアクリがノーマルでない場合だと最低3〜4000rpm
程度は維持していないとオーバーキャパのキャブの場合はどうあっても
その低負荷、低吸入負圧状態での辻褄を合わせるのは難しくなります。
(※排気量的には28φだとオーバーにはなります)

しかし、ある程度の開け方であればすぱっと回転が乗ってくる様に
仕向けるのは不可能ではありませんが…これが出来ていない、といった
状態だとエンジンのバランスは置いておいても、まず前述の様な
ジェットニードル、スロットルバルブの関連性がきちんとしていない事が
大半だったりしますよ。

私はスイッチの様にアクセルを開けるのはただの下手糞だとしか考えて
いないのですが、だからといって「カパ開け」した時にもそれなりには
右手の感覚にエンジンが付いてくる様なセットを好みますね〜

「速く開ける」時でもすぱん、と開けるのではなくぐい〜っと絞る様に
アクセルを速く開けていけば、微細なセット感覚も身に付きやすいかなと
私は考えております。



ではでは、いつもながら長くなってしまいましたが参考にして頂けますと
幸いですよ。
不明瞭な点があればツッコミ下さいませ。
管理人でした〜

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