ごますけさん毎度でございます〜 最近ちと多忙気味の管理人ですが… お返事遅れ気味で申し訳ありません(汗 さてさて今日も早速レスをば。
> 1988は間違いで1998です。スーパーDIO太軸。
年式的には1998年式のAF27という事であれば、クランク太軸、小径駆動系の モデルという事ですね。 実に一般的なエンジンなので、パーツ供給等はまだまだ余裕があるかと思います。
> クランケースは大丈夫そうなんで、クランクの曲がりを疑い、中古仕入れました。
中古クランクシャフト、という事ですが…これは前回のご質問内容にあった、 中古エンジンをさらにメンテされる、といった解釈ですよね?
となれば…これは基本的に、ホンダ2stDio系の純正品クランクシャフトと いうモノは、材質的に結構柔らかいので、大端ピン等のズレといった意味での 「芯のブレ」のみならず、シャフトそのものの「曲がり」が発生している事がとても 多いので、中古品ベースを用いるならば検芯は当然として、そういった点の チェックを行わないとメンテナンスの意味が薄いんですよ。
これ、クランクベアリングが云々ではなく、ドライブフェイスの脱着作業等で 余計な力を掛けてしまうと容易く曲がってしまうものなので、私としては中古の 純正クランクシャフトの再利用はあまりお奨めは出来かねますね。
もし行うならば、芯の具合と大端部のサイドクリアランス等を見て現状使用している 物としっかり比較を行い、その上で良い方を使う、といった選択肢でないと、 「交換しても良くなるどころか悪くなる」といった事も当たり前にあるので ご留意下さいな。
>共に太軸なんですがプーリー側のねじ山形状が違いますが、互換あるのでしょうか?
まず、太軸タイプクランクシャフトでもまずはねじ山末端部からランププレートの 当たる箇所までの距離を計測し、そこが現在使用している物と同一である事は 確認されましたか? ここがもし「太軸、大径駆動系」タイプクランクシャフトだとすんなり互換、とは 行かないので、それが合致している事が前提となりますが…
写真を拝見する限りでは、下側の物だとスプライン構造に何か違和感があります。 これって純正品なのでしょうかね(汗 ねじ山自体はM12xP1.25なのでナットを入れてみればすぐ分かると思いますが…
なお実際にこのスプライン位置での互換を確認するとなれば、ドライブ側の 駆動系パーツを用意し、このクランクシャフトに全部突っ込んでみて、フェイスの 表側からスプライン部が飛び出さず、かつナットを締められる収まり具合になって いるかどうか、を確認するのが一番でしょう。
前述の様に、これが太軸大径タイプクランクシャフトであった場合には今までと 全て互換OKとはなりませんから、一度パーツそのものを仮組みしてみる事を お奨めしますよ。 万が一、スプラインがおかしいとかでもその時点で分かりますので。
補足ですが、細軸、太軸クランクシャフト、とよく言われてはいますがどちらも ランププレート座面位置の違いにより、大径駆動系がはまるタイプと小径 駆動系がはまるタイプの2種類ずつが存在するので、Dio系の互換性云々を 語るにはまずこのあたりをしっかりと把握される事をお奨めします。
後最後に、クランクケース自体はベアリングが圧入という事もあり、何度も何度も ベアリングを入れたり抜いたりする事は悪手なので、O/Hをされるという意味の 分解組み立てであれば、クランクシャフトをしっかりとした物を選んだ上で、もう 2度目をバラす事とは無い、位の気持ちで望まれた方が良いですね。 重ねて申しますが、純正中古品ベースで計測&修正なし、といった具合ならば 私からは絶対に再利用をお奨めしません。
きちんと運用していればクランクベアリングってそうそう簡単に逝くものでは ありませんし、下手な分解組み立てを繰り返す方が、クランク「ケース」に 対してのストレスをどんどん溜めていく事になる、といった点も補足させて 頂きます。
ではでは、参考になれば幸いです。 管理人でした〜
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