記事No |
: 2406 |
タイトル |
: Re: Re: ライディングについて(長文です) |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 14:26:28 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
コロコロボーイズ・リーダーさん、こんばんはです。
どうやらチョークは無事に分解出来た様で幸いですよ。 是非やっつけちゃって下さいな(笑
さてさて…例のリヤブレーキの件ですが。 これはどうやらライディングスタイルの違いによって起こっていた症状の様ですね。 コロコロボーイズリーダーさんのスタイルだと、リヤブレーキが一瞬で磨耗しているのだと 思われます。
>私はヘアピンの場合、アクセル全開から2/3くらい戻すと同時にリヤブレーキを >ガッンと効かせてブレーキを引きずったまま曲がって立ち上がる感じです。 >緩いコーナーなら、ほぼ全開のままリヤブレーキを引きずらせて曲がっています。
こういった走り方だと間違いなくリヤブレーキシューの減りはすさまじいと思いますよ? 実質、私も「リヤブレーキを多用する」とはレースのコーナーに書いてはいますが、「多大な制動力」を求めて リヤを使っているのでは無いんです。 コーナー立ち上がり時、どうしても早くアクセルを開けたい場合に、微妙にリヤブレーキを 引きずったまま、と言う事と、ストレートエンドでのブレーキング時に「リヤから先にブレーキをかける」と 行った方法なんですね。
コーナーリング中のリヤブレーキ調整はあくまで「スピードの補正」が主目的ですが。 通常のブレーキング時だと、フルブレーキ時の力量配分はフロント:リヤでほぼ10:0になりますよ。
スクーターはエンジンがリヤミッドシップなので、「重いリヤ側」を「止める」ためには リヤブレーキを強力に効かせるのがセオリーといえばセオリーです。 しかしサーキット走行と言ったステージでは、ただでさえパワーの無いFNマシンでリヤを強力に効かせてしまうと、 エンジン回転がかなり落ちてしまいます。 これは致命的なロスになってしまうんですよ。
回転を落とさずブレーキングを行いたい、という方向性は理解出来ますが、そういったライディングを行われる場合、 「アクセルを3分の2戻してフロントブレーキを100%効かせる」のがセオリーです。 リヤは握れば握る程、回転の落ち方に貢献しますので(笑
普通にブレーキングを行う場合でも、リヤを先にかけるのは、「一瞬リヤを沈ませてフロントに余力を作る」と いう狙いがあるんですね。 そうすると、フロント側へわずかな荷重移動の余力が生まれ、フロントを「ガツン!」とかけられるワケです。
モトチャンプ等でレースの写真を見ると、ほとんどの方がリヤブレーキレバーをガッチリ 握っている様に見えますが、アレは実は遊びが極端に多いのでそう見えるだけなんですよ。 元々、一杯にリヤブレーキレバーを握っても簡単にグリップに当たる位に調整している方が ほとんどだと思いますよ。
この理由は、前述しました様にあまりリヤを「効かせたくない」と言う事が狙いでして、リヤブレーキは 「握った(かけた)つもりになれる」という意味合いで、初期の遊びをとんでもなく多くしているんですよ。 実際はほんの少しですがリヤブレーキも制動に貢献しているとは思いますが、リヤが浮きかけるLVの ブレーキングになってきますと、リヤは使っても「制動力」に対しては全くと言って良い程効果は無いんです…
書き方がまずかったかもしれませんが、私の場合だと「ブレーキに遊びはほとんど無い」ですが、 「ガンガンに制動力が生まれる程リヤブレーキを使っているのでは無い」と言う事ですね。 実質、いくらDioのフロントブレーキがJOGに比べて効きにくいとはいえ、リヤに頼ったのでは エンジン回転と言うもっと差のある部分でJOGとの差が開いてしまいますから… 私も基本的には、フロント:リヤで9:1程度のブレーキングを行っていますよ。
リヤブレーキに遊びが少ない理由は、「いざと言う時にリヤがロックする位効かせたいから」なんです。 緊急の場合だと、どうしてもフロントだけでは止まれない場合もありますので。
最後に緩いコーナーでのブレーキですが、これも私は、前述の理由でアクセル全開でフロントを ほんの少しかけますよ。 うまく荷重移動を行っていれば、少々フロントを使ったところでバランスを崩す事はありませんしね。
…とにかくFNマシンと言う物は、リヤブレーキでの制動には頼らないのが基本中の基本なんですよ。 雨天等、場合によっては使うべき状況もありますが、リヤブレーキに頼るとエンジンの「タレ」も ものすごく大きくなると言う事も覚えて置かれると良いと思います。 スクーターのメリットであるコントローラブルなリヤブレーキを切り捨てるのはなかなか難しいですが、 速く走ろうと思うと避けられないテクニックですので…練習あるのみです(汗
今回も長文失礼しました。 お役に立てていただければ幸いです。 もちろんクレーム大歓迎ですので(笑
管理人でした〜
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