[リストへもどる]


[記事リスト] [注意事項] [新規投稿] [新着表示] [過去ログ] [ワード検索] [管理用]

  • 新着順で表示しています。


記事No 3037
タイトル ピストンについて
投稿日 : 2024/05/17(Fri) 00:08:25
投稿者 pieta
参照先
ねぎのリーダさん、みなさん、ご無沙汰しています。
ジャイロ乗りのpietaです。

ピストンについて教えてください。
先日、ヤフオクに良さそうな社外ピストン(台湾製?)を落札して、交換しました。
交換後からエンジンが軽く回るように印象が変わったのでなにが要因なのか気になっています。

交換前のピストンも数週間前に交換したもので全然磨耗はしていません。

交換前と新しいピストンの比較した物をまとめますと

■新しいピストンの特徴(交換前の物と比較)
・ピストンの表面が鏡面のようにツルツルしている。
・ピストンの肩が0.5ミリないほど低い
・ピストントップまでの高さは同じ
・ピストンリングが厚く、取り付け位置が1ミリ程低い
・ピストンが軽い(測っていませんが、持ったら軽いとわかります)

想像からすると、ピストンが軽くなった結果エンジンが軽く回るような印象があると思っています。
それとも、実はピストンリングの位置が1ミリ程下がった事で排気ポートのタイミングが変わったのでしょうか?
でもピストンとシリンダのクリアランスからするとタイミングが変わるとは思えないのですけど…

つまらない質問ですけど、よろしくお願いします。

記事No 3040
タイトル Re: ピストンについて
投稿日 : 2024/05/17(Fri) 00:08:25
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
おっとpietaさん、お久しぶりでございます〜


その後ジャイロの調子はいかがでしょうかね?
ピストンでフィーリングが良くなった模様ですが…軽く回る様になりましたか?
ではでは一つ一つ検証してみましょう(笑


・ピストンの表面が鏡面のようにツルツルしている。

これは関係無いでしょう(笑
側面が鏡面加工されていると、ホーニング跡が無いのと同じ事なので、余計にオイルでの
潤滑が悪くなりそうな気がしますよ。


・ピストンの肩が0.5ミリないほど低い

「肩」が低いのであれば、厳密に言えばそのコンマ5mm分、排気タイミングは速くなって
高回転にパワーバンドが移行している事になりますね。

しかし、高回転にパワーバンドが移行したからといって回転が軽くなるとは限りません。
上に移動したパワーバンドが、「力のある」回転域じゃないといくら回っても意味はありませんので…
(それ以前にコンマ5mmの差では体感出来ないと思います)


・ピストントップまでの高さは同じ
・ピストンリングが厚く、取り付け位置が1ミリ程低い

これらも関係無いと思われますよ。
トップまでの高さが同じなら、ピストントップ形状によりますが極端に圧縮比が変わる可能性は
無いと思いますので。

リングが厚いのはその分抵抗にしかなりえませんが、取り付け位置が低いのは明らかに圧縮比が
下がっている可能性が大きいです。

この場合、pietaさんのおっしゃる様に排気タイミングは変わりません。
(排気タイミングは基本的に、排気ポートの上っ面とピストンの肩で計測する物なので)

しかしリングの取り付け位置が低くなると、いくらピストンとシリンダーのクリアランスが
狭いとはいえ、混合気が圧縮される空間は広くなっている事になっているかもしれませんね(汗

これも微々たる物だとは思いますが…リングは限りなくピストンヘッド近くに付いているのが
私の理想だったりしますので。


・ピストンが軽い(測っていませんが、持ったら軽いとわかります)

これです。回転上昇が速いというのはこれが主たる原因かと思われますよ?
ピストン自体を「持って軽い」と言う事なら、ノーマルとはかなりの重量差があるはずですからね。

実際にピストンピンを軽量化したり、ピストンスカートを切り飛ばしたりすると良く分かるのですが、
決して効率的とは言えない「上下運動」をしているピストンさんには軽量化というモノは
ものすごく絶大な効果があるんですよ。
(回転部分の軽量化と同意ですね)

ですので…あくまで私の予想としては、微々たるポートタイミングや圧縮比の関係では無く、
ピストンの重量差による所が大きいと分析しますよ?


うーんいかがでしょうか?
おそらくこういった所かと思うのですが…

是非ツッコミお願い致しますね(汗
管理人でした〜

記事No 3044
タイトル Re: Re: ピストンについて
投稿日 : 2024/05/17(Fri) 00:08:25
投稿者 グッピ
参照先
こんばんは。

私もピストンの重量差だと思いますよ。ピストンは急激な上下動を繰り返し
下から上(または上から下)に動く時に一瞬、ピストンを止める必要があります。
ピストンが軽ければ慣性力も小さく簡単にピストンを止められますが重いと
ピストンは簡単には止めれません。このコンマ何秒かの違いがレスポンスに繋がります。

確か1g違えば6000rpmで300〜600gぐらいの慣性力の違いが
出たと思いました。

勘違いされないように書きますがピストンは軽ければ軽い方が良い物でも
ありません。重ければトルクが出ます。軽ければレスポンスが良くなります。

ピストンの表面が鏡面のようにツルツルしているのは多分、スズメッキの工程を
省いてアルミが剥き出しになっているだけだと思いますよ。

記事No 3045
タイトル Re: Re: Re: ピストンについて
投稿日 : 2024/05/17(Fri) 00:08:25
投稿者 pieta
参照先
ねぎのリーダさん、グッピさん、こんばんは。

いつもお返事をありがとうございます。

それにしてもピストンの重量なんて今まで気にした事がなかったのですが、想像以上に影響があるようなので驚きました。
ピストンを交換する前に聞いていれば、重量の差をみて記録してに残しておけば良かったと、ちょっと後悔しています。

本当はこのピストンで、純正ピストンのような処理がされていればより良いものになるのですが、値段も安かったので大目に見ます。

ちなみにこのピストンは3KJ JOG用46φピストンなんですけど、ジャイロ系のエンジンは、ピストンピンが10mmの物を使っていまして、ボアアップにJOGピストンを利用するのは定番なんです。
ちなみ純正シリンダーには47φピストンが限界なんです。

それで最近ではリード90エンジンとジャイロのデフ周りを溶接した100ccを超える物とか出てきていますが、精度高い物を作るのはとても難しいようです。

私も対抗して、スーパーDIOのコンロッドとボアアップシリンダの組み合わせでボアをあげる方法(ストロークは無変更)とか考えていますけどスーパーDIOのシリンダーの場合、掃気ポートがジャイロよりとても大きくて不可能のような気がしています。

余計な話が長くなりましたけど、今度時間を見つけてピストンを測ってみようと思います。

どうもありがとうございました。

- WebForum -