お久しぶりです。CDIの件の時は、ありがとうございました。
先日セカンド機としてDIO[V]を譲ってもらい、それのメンテナンスと塗装しようとしていたのですが、メインのZXが盗まれてしまい、セカンド機のDIOを急いでメンテして乗っている状態です。

本題ですがDIO[Ｖ]エンジンのZX化には何が必要でしょうか？

こんばんは。
今日、整備してて気付いたのですが、エンジンは94〜年式DIOでした。
お願いします。

はじめましてTAさん
ここでお世話になっておりますmendohと申します
年式は違いますが、私もLIVEDioSのエンジンを
ZX化試みましたがやめました。

理由はいろいろで、リアのドリブンシャフトを変更しなければ
いけませんし。
当然、プーリー周り、ドリブン周りもZX用のものが必要

何よりクランクシャフト部分がZXと素Dioでは、
プーリーボスのはまる部分が３ｍｍも違うので・・・
（素が３３ｍｍに対してZXが３６ｍｍ）
無理に組みつけても、ボスで飛び出す分セルギアの噛みあわせが悪くなりますし。
キックギアもつかえて使えません、
クランクケースカバーを浮かせれば別ですが。
最大の難点はベルトが斜め掛けになるので、
すごく駆動系にストレスを与えてしまいます。

上記の理由からすかさず中古のZXエンジン購入しました、
そのため素Dioのエンジンはバラバラにして、
ZXクランク購入して。
スペアエンジン組み立て準備中です。

ではでは、参考になりましたでしょうか？

みなさんはじめまして
元ＺＸ乗り。現在９８素ライブ乗りの慎と申します。
規制前ならドリブンシャフトを交換しなくてもよいと思われます。規制後は新式クラッチによりサイズ変更になってると思います。違ったらすいません。
>
>何よりクランクシャフト部分がZXと素Dioでは、
>プーリーボスのはまる部分が３ｍｍも違うので・・・
>（素が３３ｍｍに対してZXが３６ｍｍ）
>無理に組みつけても、ボスで飛び出す分セルギアの噛みあわせが悪くなりますし。
>キックギアもつかえて使えません、
>クランクケースカバーを浮かせれば別ですが。
>最大の難点はベルトが斜め掛けになるので、
>すごく駆動系にストレスを与えてしまいます。

↑これがポイントですね
ＺＸ化する費用に見合った効果が期待できるか微妙なんで自分はＺＸ化しないで乗ってます。
プーリーはＺＸ用社外品を使ってます。ランププレートもＺＸ用です。素ライブ用ランプだとトルクカムの影響を受けにくい気がします。加速はＺＸ用のほうが上？しかしトルクカムの影響をモロにくらいます。
まだＺＸ用ランプを導入したばかりで比較はまだまだですが、、、

TAさん、お久しぶりでございます〜


…Dioが盗まれてしまったとは胸中お察し致します。
見つかる事を心から祈っておりますよ…


気を取り直して本題ですが、素DioのZX化ですね？
コレ、はっきり言いますが、それを「確実」に行なうには、ZXのクランクシャフトと駆動系一式、
全てが必要です。

大筋はmendohさんのおっしゃる通り、かなりのパーツを交換しないと実現は不可能となります。

まず最大の相違点、ボスの長さの違いですが…
良い機会ですのでご説明しておきますが、コレ、本当に厳密に言うと

「ZXボスが3mm長いので、ZXは素Dioよりも3mm程ボスが”外側に飛び出している訳ではない”」

と言う事なんです。

すなわち、クランクシャフトにボスがくっつく部分の「座面」ってありますよね？
(ランププレートが落ち着く所です)
その部分は一般的には、「クランクウェブ側面から計測して座面の部分まで同じ」だと
思われていますが、実際は全然違うんです。
なので、単純にボスを3mm延長出来ればZX化出来る、といった話では絶対にありませんので。
まずこの点をご理解下さいませ。

仮にケースカバーを浮かせフェイスを無理矢理取り付け、36mmのボスを入れた所で
ZXと同じ駆動系、特にベルトラインが同じにはなりません。

…世の中にはこれで上手く行っている？方もいらっしゃる様ですが、それははっきり言いますと
気付いていないだけで駆動系にすさまじいバランスの悪化とダメージを与えています。
正直、そんなものもう乗れた物ではありませんよ。
クランクシャフトの設計において、素DioとZXは全然異なる物だと思って下さいませ。

…ここで数値を公開したい所ですが…ライブの場合だと素の物のクランクが手元にありませんので
正確な数値は公開出来ませんが、スーパー系や初期Dio系でも、クランクシャフトの「ウェブ側面からボスの座面」
までの距離は、約1mm〜2mm程度の差があるんです。

なので、ボスだけ交換しても、ランププレートがくっつく位置がそもそも致命的に違うので、
全くお話にならないという事がお分かりかと思います…

ベルトラインと言う物は基本的に「ケース側(右側)」を基点として計測する物なので、ボスワッシャーや
ボス長を変更してセットを換える事はこれには当てはまりませんが。

という訳ですので、事実上クランクシャフトと駆動系を「全て」交換しないと、ZX化は不可能なんですよ…


後少々補足など。
コレ、これをやるならクランク交換が可能、といったスキルは必要となりますが、方法が
無い訳ではありませんのでひとつふたつご紹介致しましょう。

上記の「ボスの座面」を、ライブなら約1.5mm程奥側に削り込み、その上で駆動系をZX化してやれば、
数値の上ではベルトラインや駆動系バランスはズレません。

もしくは…無理矢理ですが、その「座面の寸法差とベルトラインのズレ」をきちんと把握した上で、
素Dioのクランクシャフトに36mmボスを入れ、ドリブン側を「ランプ&ボスが手前にずれた」分だけ
オフセットしてやれば良いですね。

このオフセット量はライブエンジンだと実質1mm〜1.5mm程度になるかと私は分析していますが、
クランク引き込みの誤差等もありますので、各部を入念に計測しないとこれはお奨め出来ませんね。
(もちろんキックギヤ等の問題も出ます)

そして慎さんのおっしゃる通り(慎さん、初めまして)、ドリブン側のシャフトは、初期型エンジンならば
12丁&13丁のシャフトの少々の寸法誤差の違いは気にしなくともなんとかなるはずです。


長くなってしまいましたが…正直、かなりのスキルが無いと素DioのZX化は事実上不可能ですので、
じっくり考えて頂きたく思いますよ。
(正直、まともなZXエンジンに乗せ換えた方がはるかに早いです)

…コレ、ちょっと前に某所でも議論されてましたね(謎


では最後に。
こんな無茶苦茶な互換性のカケラも無い設計をされているDio系ですが…それでも駆動系と言う物は、
数mmの違いがあれば洒落にならない程のバランスの破壊を引き起こす物ですので、
ここをご覧の皆様方も、安易な「ZX化」は絶対に行われない事をお奨め致します。

…傲慢な物言いなのは承知で言わせて頂きますが、正直ZX駆動系のパーツが使えるからと言って
ZXの駆動系パーツをDioに付けても意味はほとんどありません。

スピードが上がったりする事はあるでしょうが、目に見えない&気付かない所で
すさまじいまでの無理があると言う事も覚えておいて頂きたく思います。
駆動系とは、各部の寸法はもちろん、取り付け部分の位置が変わってしまうともうそれこそ
無茶苦茶になってしまう物ですから。


…無茶苦茶な長文失礼致しました。
私も昔は非ZX系のエンジンで色々ヤってきましたから…それで得た結論ですので、
どうか参考にして下さると嬉しいです。
管理人でした〜

管理人さんはじめまして。
読んだ人が勘違いするような文だったので補足を、
手元にあったＺＸ用ＰＯＳＨプーリーを使用していて、ＰＯＳＨの素ＤＩＯ用のプーリーはＺＸ用にＺＸランプをつけたセットみたいなのでもったいないからランプだけ買って使用している状態です。プーリーに関してはメーカーによっては別物だったり共用だったりあいまいですね。でも議論してたらキリがないですが、、、
別にしてるところはやはりバランスとか考えてるんでしょうね。
それでは失礼しました〜

mendohさん、慎さんはじめまして。ねぎのリーダーさんお久しぶりです。
皆さんアドバイスありがとうございます。
駆動系の交換だけでは、バランスの問題で駄目なのですか。確かにベルトの落ち込みを期待して、クラッチのみをZXにしましたら違和感がありDioの物に戻しました。それと元々ベルトの引っ張りがあったのでスマートDio用に変更しました。
DioとZXの違いは駆動系一式とクランクシャフトとギヤということで良いのですね。
腰下割りですが、実はこのDioは腰下割り中の足として買った物なのですが…１台だけでは何も出来ませんよね。
また質問なのですが
ケースカバーにつ
いてはZXと同じ物ですか？

TAさん、こんばんはでございます〜

私の長い理論をご理解頂けました様で嬉しいですよ〜
この辺、結構上手く行かない所ではありますので、間違えているととんでもなく
悪い方向へ行ってしまう物ですから…


で、ひとつツッコミをさせて頂きますと

＞元々ベルトの引っ張りがあったのでスマートDio用に変更しました

コレ、ボスが33mmの状態でスマートDioのベルトを入れられているのですか？
TAさんのおっしゃる様に、ドリブン側をZXの物に交換すると、確かに太い18mmシリーズの
ベルトは「ドリブン側」には入りますが、ドライブ(プーリー)側は全く持って入らないですよ。

33mmというボス幅は、あくまで15mm幅サイズのベルトに設定された「フェイスとプーリーの間隔」なので、
いくらベルトが20mm近く長くなろうが、33mmボスに18mm幅ベルトでは、最小変速状態の時に
かなりドライブ側でベルトが上がってしまいますよ。
無理矢理スワップの最大のデメリットがココにもあるんですよ…

元々、駆動系ベルトがボス側に落ち込んでいる状態で、ドライブ側の変速比を稼ぐワケですが、
これ、「ドリブン側のベルトが1mm上がる」より「ドライブ側のベルトが1mm落とし込まれる」方が
かなりローギヤ化出来るんですね。
(単純な減速比の関係です)

ですので、いくらドリブン側を大径にしようが、ドライブ側のベルトの落ち込みが少しでも
少なくなってしまうと、とたんに最小変速比はハイギヤ気味になってしまうんです。
この辺り、きちんと各部パーツを把握しないととても難しいです…
(なので私はZXパーツ流用は推奨しないんですよ)


次に、

＞DioとZXの違いは駆動系一式とクランクシャフトとギヤ

と言う事ですが、その通りです。
が、大事な事を一つ。

「ギヤ」も「駆動系」の内ですよ。

揚げ足を取る様で申し訳ありませんが…コレ、分けて考える方は多いかと思っていますが、
分けて考えるとロクな事がありません(汗
ファイナルギヤ、タイヤの外径まで含めて初めて｢駆動系｣なんです。
これは基本なので是非ご留意下さいませ。


後、ZX化についてですが…さすがにこれは1台だけで手軽に、というのは少々難しいかと。
別のエンジンを用意して取り組む方が賢明かと思います。


最後にケースカバーですが、ライブの場合は年式による差があるだけで、グレードによる差は
ありませんので互換OKですよ。


長くなりましたが、不明瞭なところがありましたらご指摘下さいませ。
管理人でした〜

慎さん、こんばんはでございます〜


えっと…私も少々キツい物の書き方でしたね。申し訳ありません。
おっしゃりたい事は重々承知致しましたよ。

プーリーは…グレード共通のブツを出しているメーカーさんも多いですよね。
正直、ランプの角度も結構大事ですが、プーリー特性は他にもっと大事な所がありますので、
そこだけ合わせておいて後は互換性あり、としているのでしょうね。

個人的には…極端にランプ角度やローラーガイド形状が変わらなければ、変速への影響は
あまり無いかと思っていたりします。
(公表は出来ませんが、特性を決める決定項は他にありますので)
この辺、正直あいまいな所かと私も思っておりますよ。

グレードによるバランスとかは…正直、あまり考えて無いかと(笑
そういう傾向もあるのが、私が社外品を嫌う理由の一つでもありますね。


と、雑談になっちゃいましたがこれにて失礼をば(汗
管理人でした〜

ねぎのリーダーさん、こんにちは、レスありがとうごさいます。
レス遅れてしまい、すみません。

ギヤは、リーダーさんの言う通りです。言われてみれば、駆動系を考えるとき、タイヤ、ギヤも含めて考えてました。

ドリブンですが、これはZXではなく元のDIOのものを使ってます。ベルトは18ミリなので、言われた通りドライブ側で1cm落ち込んでません。

プーリーはtoday用を使い、33mmボスによって、プーリーを使い切ろう考えてみました。

この仕様でポート加工のにより加速がノーマルに近い状態までに出来ましたが、満足出来るものではありません。
ベルトを探すしかありませんよね。