記事No |
: 4046 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: 縦ディオのリードバルブ |
投稿日 |
: 2024/05/17(Fri) 02:42:25 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
山田さん、こんばんはでっす〜
むむ。良い箇所に目を付けられましたね? しかしこれ…正直あのしょぼしょぼリードブロック&バルブでは、全く持って有効な改善策は 無いと思って頂きたいです_| ̄|○
ストッパーを広げる方法は一般的なのですが、元々混合気の吸入方向とリードバルブから 排出される混合気の方向性が90度異なるのがホンダ縦型ですので… これ、大熊さんもおっしゃる通り、ケースに当たるまでリードストッパーを広げても気休めLVなんですよ。
バルブリフト?量が増えるコトによる、リードブロックを真正面(ホンダなら真横ですかね)から 見た場合の「開口面積」が大きくなるので多少は効果はありますが、それを行うのでしたら ブロック本体の2本リブを削るなり取っ払うなりの事を行い、リードバルブそのものも作り直さないと なかなか効果は出ませんね…
あ、鉄では無く樹脂のリードバルブで、なおかつ0.3mm厚もあれば、Dio系程度のリードバルブ開度では 正直ストッパーが無くとも割れたりはしませんよ(笑 カーボンリードだとまず大丈夫です。
ちなみにカーボンリードバルブは「戻り」に対して剛性(復元力)を上げているので、開閉の メリハリは付きますが、しなやかなリードバルブの「しなり」によるエンジン回転の伸びきりに対しては 逆効果な事もある、と思って下さいね。 (私はリードバルブは開閉しているのではなく、うねってビラビラしてると思ってますので)
同様に、ストッパーの「根元」の押さえ部分を増大させ、動く部分のリードバルブの「硬さ」を上げ 高剛性にする、と言うのも良く聞きますが、これも上記と同様に硬くなりすぎてはいけない物ですので… Dioはノーマルが柔らかすぎですけれどね(笑
結局、この場所って現在の様にアフターパーツがあるのならマニごと交換が一番無難で効果的かと思います。
個人的な改良方法なら… まずリードバルブストッパーはケースに当たるまで、もしくはケース掘って開度を上げ、その上で 「開きすぎて剛性&レスポンスの落ちるバルブをカバーする為、根元の押さえ部分をちょっと大きい面積で 抑える方向性」 等が無難かと思います。
後、注意点ですがストッパーでのかさ上げでバルブ開度を大きく取る場合、バルブストッパー根元の 「押さえ部分」の面積を考えておかないと、開度は大きくなってトルクは出るがレスポンスが悪くなる事が 多々ありますのでご注意下さいませ〜
でもですね…本当にこのホンダ式リードバルブは改善の余地などほとんど無いと思って頂きたいです(汗 私も街乗り仕様にはブチ抜いて厚めのバルブを作っていたりしますが、それでも四葉式には 遠く及ばないと言うのが現実ですのでね…
(四葉式にしても有効開口面積とケース吸気口の面積差がでかすぎるので結局ケースの加工が必要ですが)
…夢をブチ壊す様で申し訳ありませんが、この問題はあきらめるかばっちりヤるかの2択しか無いと 私は思っておりますのでよろしくです(笑
>大熊さん
リードバルブが圧力に従って開閉を繰り返すシステムになっていないのは…
「吸気と1次圧縮がオーバーラップして行われる事もある2stエンジンの特性上、カッチリした 吸気バルブ工程にしてしまうと、ケース内への混合気のオーバーラップ部分の充填効率も 下がってしまい、結果的には効率が悪くなる」
からかと分析していたりしますよ。 掃気ポートが開いた瞬間にリードバルブも開く、掃気ポートが閉じた瞬間にリードバルブが閉じる、 かといえばそうでは無いかと思いますので…
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