ねぎのリーダー様をはじめ有識者の皆様はじめまして。

　ＡＦ２７（９２年）のスーパーＤｉｏに乗っていますが、Ｅ/Ｇトラブルにより業者に任せて他のＥ/Ｇに載せ換えました。ところがこれが同じＡＦ２７でもＤｉｏ　ＦＩＴのＥ/Ｇだったのです。
　
　このドリブンはまるでＺＸのような大きさのドリブンで、スーパーＤｉｏのドリブンを入れると軸の根元のケースに当たります。クラッチアウターもスプライン部の長さが違って互換性がないようです。
　
　Ｄｉｏ　ＦＩＴのクラッチスプリングやセンタースプリングの社外品は販売されていないようなので、スーパーＤｉｏ　ＺＸのドリブンに交換しようと考えていますが可能でしょうか？

　長文になり申し訳ありませんが、どうかご教示いただけないでしょうか？

Ｄｉｏｒさん、初めまして。
当HP管理人のねぎのリーダーでございます。


ふむふむ。DioFitの駆動系でしょうか。
このタイプは私パーツリストも持って無いので憶測になりますが、ひょっとして駆動系は
「規制後」のタイプではありませんかね？
ドリブン&トルクカムがCリングで止まっている、簡単にはバラせないタイプのモノかとも思われます。

もしもそのタイプですと、ドリブンASSYそのものはおっしゃる通り、クラッチアウターの取り付け寸法や
クラッチ軸の寸法も通常のAF18系とは全く違いますので、正直全く互換性はありません。
おそらくZXのドリブンでもギヤカバーに接触するかと。


方法としては…ギヤケースカバーやクラッチ軸の部分のギヤのみを交換する事はおそらく可能かと思いますので
「小径」のスーパーやライブDio系のドリブンASSY丸ごと&クラッチ軸のギヤシャフトを用意して
交換してやればドリブン側の互換性はOKかと思いますが、ギヤケースカバーや内部の
ギヤそのものが違っている可能性も0では無いかと思いますのでご注意下さい。


後は…といいますかコレが一番大事なのですが、ドリブン側の交換を行った場合ですと
クランクシャフト側プーリーの取り付けオフセットも調整してやらねばなりません。
通常のDioとZXでもプーリーの取り付けには結構な「ズレ」があるので、これをおそろかにすると
駆動系の構成バランスは無茶苦茶になり、まともに走ることは難しいです。

この辺りは元々のAF27エンジンと比べて計測すればすぐに分かるかと思いますが、
おそらくZX系の駆動系ではまともに入らない寸法になっているかと思いますよ。


と、私このエンジンは原物を見た事&計測した事はありませんので全て憶測ですが、
ドリブン&トルクカムの形状が違うのでしたら色々な物のポン付けは無理、と思って頂きたいです。
どうしてもFitのエンジンを使いたい場合でしたら、まずはFitのパーツリストを購入し、
AF27と色々見比べて見る事が大事かと思いますよ。

ではでは参考にして下さいませ。
管理人でした。

　ねぎのリーダー様

　ご指導をいただきましてありがとうございます。

　最初はただ単にドリブンの直径が大きいだけかと思っていましたが、クラッチアウターの軸と接触する部分の長さまで違っており、スーパーDioの加工軽量クラッチアウターを取り付けるとドリブンクラッチ部がロックされて回転しませんでした。

　そこで、スーパーDioのものに換装したところ、ギアカバーに軽く接触していることがわかりました。

　ドリブンの大きさから判断して、ZX系（2000年以降）のものと同型と思っていました。もとのFitのままでは容易にバラせなさそうですし、クラッチスプリングやセンタースプリングの適用もなく互換性も不明なので苦労しておりました。

　ねぎのリーダー様がおっしゃるとおり、確かにギアカバーやクラッチ軸を交換すれば何とかなりそうですね。

　また自分なりにあれこれ試行錯誤してみます。ありがとうございました。