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記事No 4528
タイトル 「点火プラグが死ぬ」とは??
投稿日 : 2024/05/16(Thu) 17:01:01
投稿者 マッハ豆蔵
参照先
初めて質問させて頂きます、マッハ豆蔵です。

今回は点火プラグが死ぬといった表現についての質問です。
よく、レースシーンにおいて「プラグ交換したらカブっちゃって
一発で○○○○円もしたプラグが死んじゃったよ」なんて表現を耳にします。

これは実際、点火プラグが再利用不可能になってしまったことを指すのでしょうか?
レース経験がほとんどないために理解不能な表現だったので、
どうかお教え頂けます様よろしくお願いいたします。

記事No 4530
タイトル Re: 「点火プラグが死ぬ」とは??
投稿日 : 2024/05/16(Thu) 17:01:01
投稿者 マッハ豆蔵
参照先
分かりづらい質問で申し訳ありませんでした。

要約しますと・・・・
@カブっただけでプラグは再利用不可能になるの?
A再利用可能ならどのような対処が適当なの?
B再利用不可能なら、その原因はどのような部分からによるものなの?

と、こんな質問内容なのですが・・・
自分自身、この様な経験がないので今後のセッティング注意事項に加えようかと
思っている次第です。

どうぞよろしくお願いします。

記事No 4534
タイトル Re: Re: 「点火プラグが死ぬ」とは??
投稿日 : 2024/05/16(Thu) 17:01:01
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
マッハ豆蔵さん、毎度こんばんはでございまっす〜


を、よく見ると初めてのご質問ですね??
これは私も気合を入れてお答え致したく思います(笑


と、プラグのお亡くなり方ですね?
これ、文字通り完全に再利用不可能になるコトを指します。


@カブっただけでプラグは再利用不可能になるの?


なります。一般的なプラグではいくらカブろうとも自己清浄作用が強いので、着火しないLVまでは
なかなか死にませんが、レーシングプラグですと生ガスを焼き切れない為、絶対に再利用は
不可能となります。

運良くエンジンが始動出来ても、少し回転を上げると「バッババッパンパスンポン」といった
感じでまともに回転が回らなくなりますね。
重ねて言っておきますが、電極突出型のプラグでは通常なかなかそこまで行かないです。


A再利用可能ならどのような対処が適当なの?


普通の電極がネジ部より突出しているタイプのプラグならば、パーツクリーナーでもぶっかけ、
火をつけて生ガスを飛ばせばとりあえずはOKですね。
ですがSS競技の様な短距離&短時間ではまず100%正常な所までは生ガスを焼き切れず、
最高の性能はまず出せないでしょう…

「ダメだと思ったら交換」が基本でしょうね。


B再利用不可能なら、その原因はどのような部分からによるものなの?


一番多いのがやはり、混合気の不具合による着火ミスの連発ですね。
これが起こると俗に言う「カブった」状態となり、燃焼しきれない生ガスがどんどんプラグの
電極&ガイシ部分に集まり、さらにはどんどんくすぶる燃焼を起こし、カーボンが焼き付いてしまい
着火そのものが不可能になります。
この場合は単純に人為的ミス、ジェッティングが不味かった、と言う事ですね。

後、キンキンに冷えているエンジンをいきなり高い番手&電極が自己清浄されにくいプラグで
始動させてもよく起こります。
暖気するのは当たり前ですが、その暖気が行える所までも燃焼温度が上がらない場合には
プラグはあっさり亡くなりますね。
この場合、長期保管による生ガスの体積の可能性も大きいので余計に、です。

私、超高回転や負荷をかけて走るエンジンだと、エンジンを始動させるのには
万一のことを考えてカブっても良い安い&熱価の低いプラグを使用しますよ。
ですが十分温まってしまえば、一度エンジンを止めても通常のプラグで再始動はOKです。
(冬場あまり長い間放置すると元の木阿弥ですが)

最後に…
これは状況がかなり限定的ですが、落下式の燃料コックを有しているエンジンだと、
エンジン停止中にコックが開いたままだとオーバーフローとまでは行きませんが
エンジン内に生ガスが流れ込み、次回の始動が困難となりソレに気付かず始動を試みると
気付いた時にはプラグ死んでる事があります(笑

エンジンOFF=コックOFF、は基本ですねホント。


と、こんな感じでいかがでしょうか(汗
なかなか「完全にプラグが死ぬ」事は経験しづらいかと思いますが…
といいますか、通常仕様出来るプラグならそうならない様に設計されている物、だと
思って頂ければ幸いですよ。

んではでは。
不明瞭な所がありましたらご指摘下さいませ。
管理人でした〜

記事No 4537
タイトル Re: Re: Re: 「点火プラグが死ぬ」とは??
投稿日 : 2024/05/16(Thu) 17:01:01
投稿者 10♪
参照先
マッハ豆蔵さん、はじめまして
非常にうんちくなネタですが

知り合いの自動車のレース、NA1600というクラスでは
暖気用プラグなんぞが存在します
どうも4AGのソレックスでめちゃめちゃメカチューンすると
低回転ではかぶってしまい、おいしいところ使えないらしいので
暖気終わったらプラグを交換みたいなことしてます
じゃないと230馬力なんか出せないそうです

記事No 4538
タイトル Re: Re: Re: Re: 「点火プラグが死ぬ」とは??
投稿日 : 2024/05/16(Thu) 17:01:01
投稿者 マッハ豆蔵
参照先
只今、ナップス埼玉店グランドオープンから帰宅したところです。

リーダー様、10♪様ご回答有り難うございます。

生ガスが電極に付着して自浄機能のないレーシングプラグでは「カブってプラグが死ぬ」
という状況が起こりうるんですね。
現在はNGK製の1600円程度の一般的なイリジウムプラグを使っているので、
私自身はそんなに気を使わなくても良さそうな雰囲気ですね。
でも、今日見てきたデンソー製のレーシングプラグは3000円以上してましたし、
そんなのが、一発でお亡くなりになってしまう状況というのは精神的に辛いモノが
あるようでなりません。

一般的なプラグでは、洗浄&生ガス飛ばしで再利用可能なのですね。
(豆蔵はこれで行きます!!w)

電極部分に生ガス付着よる着火ミスを防ぐのが一番というのが、プラグ本来の
性能を維持する為には必要と解釈しました。
ジェッティングのときなど、初期段階ではどうしても空燃比が下がりカブリの
原因を作りかねません。
これは今後、注意すべき点ですね。

自動車のレースでは暖気用のプラグがあるということで、そこまでシビアな
燃焼温度管理が必要なんですね。
大事な点火プラグを維持させるために、皆さんが工夫を凝らしているということが
よく分かりました。

電極が溶けない限り使い続けられると勝手に思いこんでいた私にとって
目から鱗の様な情報を頂き、重ねてお礼申し上げます。
また、今後の活動にも活かしていきたいと思います。





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