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記事No 5227
タイトル 修理完了。そして吸気の問題。
投稿日 : 2008/10/11(Sat) 11:09:20
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
ピストンに穴開けてしまってから、約一月、、、馴染みのバイク屋で腰下持ち込みでの修理が完了いたしました。

修理に関して実は色々ありました。(−−;)初回NG→二度目の腰割とあいなりました。

新品クランクなのにぃ〜(`’#)!!と、ムッとしてもまぁ、仕方がないです。結果良いみたいです。

初回・組み上がったクランクケースを喜んで持ち帰り、ゴミの進入などに配慮して手順を考えつつ組んで駆動系組む前にキック。その時点で異音。さらにもう一度組み直しても異音。オイルのマワリ具合がよろしくないのかな?と気になりつつも、組み上げ始動。

エンジンからは本物のレトロスクーター並みの悲しげなベアリングの泣く音。。。おいっ!  速攻でバイク屋へ携帯動画撮影したモノを見せに行く。さり気なく相談する感じで、「修理すると故障する前より音が大きいのかな?振動は消えたけど、こんな感じ。」と動画を見せる。

『なぬっΣ(・・;)!?そんなはずは!?』と驚くバイク屋だけど、結局再びエンジン持ち込んでまたしても新しいベアリング組み込んで貰うことになりました。

で、ドサクサにしっかりと「ベアリングの横方向の玉ポジションが苦しい感じじゃないかな?追いつめ過ぎたかもよ?」と、内心、”せり出し忘れたんじゃ無いだろうか?”と思いつつも忠告。
============================−
新しいベアリングの組み込まれた再修理完了の越下はクランク回転も軽く、良さそう。。。詫び代わりに準備してくれた新ガスケット貰ってホコリ被せないように持ち帰り。

そしてガレージへ。ただし、もう信用ならないので、組み込む前に鬼姑並みのチェック!

クランクケースの穴、指の届く範囲をグリッとふき取り、「あらっ?何ざますのっ!?これはっ!!!」微妙に鉄粉。(ムッ(−−#)!)

灯油とエンジンクリーナーとエアガンでガボガボ洗うと、出てくる出てくる。。何じゃ、こりゃぁ〜(@@#)!!!

謎のカスと明らかにケースの削れた髪の毛みたいな細いアルミカス。。。焼き嵌めしないとこうなるのか。。。

洗う作業のコツはしっかり掴んでいたから、ベアリングに負担かけないように、抵抗を確認しながら灯油でうがい洗いを小一時間。。。

仕上げは草刈り機用の混合ガソリンでガボガボと手動クランキング回転させながら引っかかり無しの状態へ持ち込んでフィニッシュ。

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車体に組み上げて、テストしつつ実走行。早々と初期馴染みが出て、周期的な振動も異音もなく軽く滑らかな回転。最高速度は修理前と変わりなし。

こんな仕上がり具合となりました。
いつまで持つやら。。。
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で、質問です。腰下とは関係ない部分ですが、キャブレターインマニの樹脂部分とかもスムージング&やや拡大(マニホールド出口付近)したのですが、登坂力が少し落ちたんです。トルク低下の感じです。
吸気路拡大を行った場合、見直すべきポイントはどのあたりにあるのでしょうか?(例の部分をチョメチョメした意外、その他の変更点はありません。一時圧縮比落ちたのかな?)

(初期の状態とは腰上下共にリニューアルしたので、圧縮等はキックの手応えが格段に違う程向上しています。)

記事No 5230
タイトル Re: 修理完了。そして吸気の問題。
投稿日 : 2008/10/11(Sat) 17:50:53
投稿者 マッハ豆蔵
参照先
こんばんは〜ジョルノおやじさん
豆蔵です!

腰下全快おめでとうございます!
これでスッキリキッチリ高回転まで回せますねw

さて、インマニをスムージング化&拡大加工されてトルク感が落ちたということですが、その部分での一時圧縮の低下というのは考えなくて良いかと。
一時圧縮はリーバルブから先のクランケース内での圧縮行程と考えてもらってOKかと思います。

本来なら綺麗に混合気が流れてパワーアップに繋がると思いますが、吸気経路が拡大されると同一回転数での吸気の流速が低下します。
流速が低下すると燃料気化部分の負圧が下がり、十分な混合気が生まれにくくなります。
その為、トルク感が低下したと感じるのではないでしょうか?
実際、適当な段差があったり狭小なインマニ経路の方が低回転でのトルク感があるように思えることが多いです。(もちろん高回転域ではあっという間に頭打ちしますがw)

対策としてはキャブセットの見直しと使用回転域の高回転化がよろしいかと思います。
ニードルを上下させたり、ウェイトローラーを若干軽くしてみたりetc...

このご時世、ガンガン燃料を燃やしてブンブン回せ!というのは如何なモノかと思われるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

記事No 5231
タイトル Re^2: 修理完了。そして吸気の問題。
投稿日 : 2008/10/11(Sat) 21:09:39
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
豆蔵さん。どうもですっ。

始めに、ごめんなさい(^^;)。前の文章の最後の部分なんですけど、HPのコンテンツで詳しく触れていない(シークレット?)知ってる人は知っているの内容でチョメチョメとモザイクかけすぎましたが、実は今回の腰下割のついでにケース内の通気路もガッパリと拡大スムージング、さらにオイル穴チョイ拡大&ベアリング裏への溝追加も同時に加工したんです。

通気路のシリンダーガスケット下の四角い窓部分は段差無しまで加工しちゃいました。(今回のチャンス逃すと加工出来そうも無いし。。。って、(^^;)へへっ。。)

とうことで、インマニ&リードブロックの拡大スムージング加工というのも併せて行いまして、通気路関係が大きく変わった状態での再スタートなんです。

昼間に記事書いた後もガソリンタンクに少しオイルを足してクランクやベアリングをモミモミするような走行を行ったり高回転へ突入させるために坂道を全開走行してみたり、異音の無いのを確認しつつ慣してみました。

一応修理前の”異音はあれど、パワーそれなりに有り”の時よりは上り坂道での全開走行におけるパワー感は回復してきた様子です。

低速でのパンチは良い感じにありますが、やはり高速域でのグイグイ引くような更なる加速はまだ出せていなく、ヘラヘラといつの間にか速度が出ている感触です。今日は風が強く、向かい風追い風の影響がモロに出てその為、高速域でのトルク不足を明確に感じました。(追い風でメーター枠を使い切っても、向かい風の緩い上り坂でパワー負け)

体感的な記憶が例の全力投球シリンダーでのドカ抜きポート&高圧縮比での危険な高速域加速の残像だけが強く残っていて、またしても曖昧な質問内容になってしまいました。

ともあれ、クランクとベアリングの組み込み具合は感触としては良さそうで、アイドリングも安定。実走行での吹け上がりもスムース。

部品交換した中古腰上のポート加工もまだですし。。。

なんか、スロットル回すとまるで別の車体のような感触がします。腰上腰下オーバーホールするとこういうものなんですかね?

ガタガタのエンジンが雄叫びを上げて激走していた豪快さとかとは違いすぎて、、、(^^;)でも、こんな自分だから、いつの日かまたエンジンをガタガタのバラバラにしてしまうんでしょうけど(爆!)

記事No 5235
タイトル Re^3: 修理完了。そして吸気の問題。
投稿日 : 2008/10/11(Sat) 23:47:02
投稿者 マッハ豆蔵
参照先
なるほどなるほど!
腰下加工もある程度やってらっしゃるのでしたら、一時圧縮低下も関係してきますね〜。
しかもポート加工+高圧縮シリンダ周りからノーマルへと変更されたのでは、トルク不足を感じるのも無理はありません。

まずは腰下の調子がすこぶる良いみたいなので、ノーマルのスゥ〜〜〜と伸びる素直な加速感を殺さずに腰上+駆動系のチューンをするのをお奨めします!
ドッカン加速も魅力ですが・・・・各部の消耗やらメンテが大変なのでw



現在4stスク(Today)でマッタリ加速を楽しんでいる豆蔵でしたw

記事No 5237
タイトル Re^4: そして吸気の問題。は残したままポート加工。良い感じ。
投稿日 : 2008/10/13(Mon) 00:04:37
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
豆蔵さん。
このジョルノおやじがノーマルシリンダーのスゥーッっとした加速で我慢できるはず無いじゃありませんか(^皿^)@!

シリンダーがそのままではケース加工が泣くってもんです。
本日は朝からシリンダーのポート加工&通気路拡大スムージングもおこないましたよっ!

結果は成功しました(^^)ひゃっほ〜ぅ!!

高速域でのトルク感も加速感も以前の無茶加工と丁度おなじくらいに戻りました。最良の違いは変な振動&異音が無いことです。

一時圧縮うんぬんの辺りがどう影響するのか良く解っていない自分ですが、(今回のシリンダー通気路加工、スカート部及び各吸気ポートへの通路の研磨でさらに圧縮は落ちてる事になるけど、その調整の仕方も解らないし。。。)今回のねぎ仕様ポート形状でルンルン♪に高速域で駆け回るエンジンになりました。

ポート高さはほぼ変えず、(鋳肌均して茶シリコン程度、面取り分ぐらいだけ高くなったかならないか程度)横幅も少し拡げた程度に止めた感じで抑えておきました。

やってみてビックリですよ。以前の加工と違ってノーマルの圧縮比なのにどこの速度域でもパンチがあるし、滑らかかつ、シャープな加速感だし。今後のチューンが楽しくなりそうです。

記事No 5242
タイトル Re^5: やはりといいますかそうなりましたか…
投稿日 : 2008/10/16(Thu) 23:25:41
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/
ジョルノおやじさんまたまた毎度でっす〜


エンジンの方はどうやら修理から上がって来た様ですね。
これでまた楽しめる事を祈ってますよ。


で、吸気口はがぼっと逝かれた様ですが、これはなんと言いますか、
他の所をノーセッティングでもそれなりに効果は出る所なのですが
ちっと不思議ですね…
私、フルノーマルにそこだけ施工してもかなり良くなった経験しか
ありませんから(汗


が、排気ポート加工も「常識範囲内」で行われたのであれば、これとの
相乗効果でパワー出たのであればOKでしょう(笑
吸気口の拡大、これは流速だの何だのの以前の問題で、「絶対的に
開口面積が足りていない」ので、今後も考えるとまず悪くはならないですからね。


でもって…
腰下O/Hの件ですが、結果的には一度失敗「された」んですね_| ̄|○
これはですね、今だから言いますけど正直予想の範囲内ですよ。

くどい様ですが、そのバイク屋さんを全部貶める訳ではありませんが、
「始動後に明らかな異音がある」LVでしか縦割りクランクケースを
組めない技術LVで、そしてそこまで異音があるのであればクランクの
セリも全くもって出せていないはずです。

普通は、「組み直した」のであればそれをきちんと確認するのが
工賃を頂いている上での最低条件であって、こんな有様では
正直「多少クランク重いけどまあ走るだろう〜」程度の認識で
お客さんに渡したとしか考えられませんね。

はっきり言いますが、「普通」の技術LVのあるバイク屋さんで、
サービスマニュアル通りに2stスクーターの腰下を組んでも、
キッチリ組める所なんでほとんど無いと断言しても良いです。

過去に数度の作業経験があればともかく、こればっかりはいくら
整備士の資格があっても、「バイク屋の作業」LVで気を使うLVでは
チューンに耐えうる事はともかくノーマル状態にすら戻せないと
いうのが現実だと思いますよ。


そして二度目は上手く組めたと言う事ですが、腰下に鉄粉とは
洒落にならないにも程があります。
アルミ粉でも存在してはおかしいのに、鉄粉だとクランクもしくは
ベアリングのどこかが削れているという証拠にしかなりませんし、
万一そうでないとしても、客のエンジンに鉄粉ふりかけて掃除も
確認もしないってのはいくらなんでもナメてるLVでしょう。

熱膨張がどうたらとかベアリングの内輪を引くのがどうたらとかの
LVですらありませんね。


…タイミングの良い事に、私先日までライブのエンジンのO/Hをご依頼
頂いてひとつ腰下を割ってたのですが、この依頼者さんの言では

「台湾ベアリングと純正クランクを使ったきっちりした腰下のO/Hを
工賃を払ってバイク屋にお願いした」

とおっしゃってたんです。

が、それが組んだ直後から異音を発し、しばらく慣らしをしていると
わずか100kmの走行で完全な異音となり走れなくなった、と…

そこで私がお受けした訳ですが、ケース割ってびっくりで、ベアリングは
もちろん完全にレース破壊の駄目駄目になっており、ベアリングを
抜いてみるとケースのベアリングが入る所に明らかな筋というか段差が
あり、これは組む時に強烈に斜めにベアリングを「圧入した」証拠にしか
なりませんし、しかもその筋の入り方からすると一度抜いてまた
入れたのは間違い無く、そんな事をされているケースだったので
O/Hどころか再利用すら不可能なLVでしたよ。

ちなみにクランクケース締結ボルト6本の内5本しか入っておらず、
なおかつ1本は場所間違えてて3山位しかネジがかかってなかったという(笑


結局、良品の一度も割っていないケースをお送り頂いて、完全に
一からやり直してO/Hを終えましたが。
この依頼者さんにとってはたまったもんじゃありませんよ_| ̄|○
お金払ってO/Hに出した上、値段の張る台湾製クランクベアリングまで
駄目にされ、クランクシャフトやケースもろともわずか100kmで
オシャカですからね。


とまあ、世の中、こういうこともあるんですよって例えで。
前にも言いましたが私もですね、バイク屋に腰下O/Hを依頼し、
それこそ100kmも走らない内におかしな調子になり、結局は腰下が
駄目になった経験もありますから。

だからこそ、だからこそジョルノおやじさんには、「そういうスタンスの
バイク屋には腰下のO/Hは任せるな」と遠まわしに言ってきたのですけどね_| ̄|○

こうなってはもう現在のエンジンがいつまで持つかは賭けですが、
運が良ければそれなりに持つかもしれない、としか言い様がありませんね…



最後に。
調子に乗っているのは十分承知でモノを言わせて頂きますが…
私は完全なプロではありませんが、ある一定の物に対しての
知識や経験は深いと自負しています。

なので、

「"プロフェッショナル"では"スペシャリスト"にかなわない事は
いくらでもある」

という事もあると苦言を呈させて頂きますね。

スペシャリストは「専門家」ですから、「プロ」でなくとも
その道に通ずる人間の方が理解が深いと言う事なんです。
腰下作業なんか特に特殊ですし、これはこれで知って無いと
100%に近い作業は出来ないと言う事で。

…ここで私がスペシャリストのプロフェッショナルであれば
カッコイイのですが、せめてセミプロ程度って感じでひとつ(爆


ではでは。
これもまた勉強になったといいますか、洗礼の一つと言うことで
納得しましょう(汗
管理人でした〜

記事No 5244
タイトル Re^6: やはりといいますかそうなりましたか…
投稿日 : 2008/10/17(Fri) 00:26:45
投稿者 ジョルノおやじ
参照先
どーもーっ。(^^;)。ってまぁ、こんな感じで腰下組み上がりましたよ。今日も今日で、いたって快適。

多分ケースの方は今回の作業で終わってます。。。(没)

それこそ、二度のベアリング組み込みなので、そちらでの作業と同様の状況であるのだろうと。。。考えすぎないように今を楽しんでます。

今回のAF24エンジンはこのジョルノおやじの娯楽の生け贄としてこの先も受難を。。。

でも、あれこれ問題は予期して洗浄してからの組み込みが良かったのか、動きの方は問題なしの好調です。バラさずに洗浄するテクニックに関しては有る意味自信がつきました(笑)

でもさ、参ったね(^^;)。よくもまぁ、その程度で商売成り立つモノだと。。。世の中の”客”が甘いんだろうな。次回に故障があった場合はもう商売人には頼みません。(まぁ、店の方も厳密に言い渡された仕事をしくじっただけに、ゴミはともかく組み込みの精度だけは頑張った様子だし。今後もパーツだけ買いに来る客としてのつき合いも続くし。)

吸気路拡大の効果があまり現れなかったのは。。。と言うより、吸気路拡大での体感的パワーって加速力?最高速?トルク?その辺りが良く解っていない自分にも問題有り。もしかすると、Y!オク ユーロチャンバー特有のノーマルポートだとどこか合わない特性のせいかも。

ポートは石堀図面を元に書き込みして、ほぼ理想の形態にしてみました。面取りもシッカリ。ついでに掃気ポートの面取りもしました。

結果的には前記のとおり、良い感じで更なる欲求さえも刺激してくれる感じですよ(^^)

アッチで書いた軸削りに関わる寸法関係、回転部品だけじゃなく、ベルト幅もケース自体も観察対象に入れて良く練って”ジョルノZX”計画を遂行してみます。

あ、そう言えば、KN企◎とかのZXクランクで軸のボス部分の削り込みが1o長くて、その分ベルトが落とし込めます。ってのがあるけど、この場合そう言う加工も有効なのかな?加工のついでだから、最強目指せる準備したいんですよ。

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