記事No |
: 5242 |
タイトル |
: Re^5: やはりといいますかそうなりましたか… |
投稿日 |
: 2008/10/16(Thu) 23:25:41 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
ジョルノおやじさんまたまた毎度でっす〜
エンジンの方はどうやら修理から上がって来た様ですね。 これでまた楽しめる事を祈ってますよ。
で、吸気口はがぼっと逝かれた様ですが、これはなんと言いますか、 他の所をノーセッティングでもそれなりに効果は出る所なのですが ちっと不思議ですね… 私、フルノーマルにそこだけ施工してもかなり良くなった経験しか ありませんから(汗
が、排気ポート加工も「常識範囲内」で行われたのであれば、これとの 相乗効果でパワー出たのであればOKでしょう(笑 吸気口の拡大、これは流速だの何だのの以前の問題で、「絶対的に 開口面積が足りていない」ので、今後も考えるとまず悪くはならないですからね。
でもって… 腰下O/Hの件ですが、結果的には一度失敗「された」んですね_| ̄|○ これはですね、今だから言いますけど正直予想の範囲内ですよ。
くどい様ですが、そのバイク屋さんを全部貶める訳ではありませんが、 「始動後に明らかな異音がある」LVでしか縦割りクランクケースを 組めない技術LVで、そしてそこまで異音があるのであればクランクの セリも全くもって出せていないはずです。
普通は、「組み直した」のであればそれをきちんと確認するのが 工賃を頂いている上での最低条件であって、こんな有様では 正直「多少クランク重いけどまあ走るだろう〜」程度の認識で お客さんに渡したとしか考えられませんね。
はっきり言いますが、「普通」の技術LVのあるバイク屋さんで、 サービスマニュアル通りに2stスクーターの腰下を組んでも、 キッチリ組める所なんでほとんど無いと断言しても良いです。
過去に数度の作業経験があればともかく、こればっかりはいくら 整備士の資格があっても、「バイク屋の作業」LVで気を使うLVでは チューンに耐えうる事はともかくノーマル状態にすら戻せないと いうのが現実だと思いますよ。
そして二度目は上手く組めたと言う事ですが、腰下に鉄粉とは 洒落にならないにも程があります。 アルミ粉でも存在してはおかしいのに、鉄粉だとクランクもしくは ベアリングのどこかが削れているという証拠にしかなりませんし、 万一そうでないとしても、客のエンジンに鉄粉ふりかけて掃除も 確認もしないってのはいくらなんでもナメてるLVでしょう。
熱膨張がどうたらとかベアリングの内輪を引くのがどうたらとかの LVですらありませんね。
…タイミングの良い事に、私先日までライブのエンジンのO/Hをご依頼 頂いてひとつ腰下を割ってたのですが、この依頼者さんの言では
「台湾ベアリングと純正クランクを使ったきっちりした腰下のO/Hを 工賃を払ってバイク屋にお願いした」
とおっしゃってたんです。
が、それが組んだ直後から異音を発し、しばらく慣らしをしていると わずか100kmの走行で完全な異音となり走れなくなった、と…
そこで私がお受けした訳ですが、ケース割ってびっくりで、ベアリングは もちろん完全にレース破壊の駄目駄目になっており、ベアリングを 抜いてみるとケースのベアリングが入る所に明らかな筋というか段差が あり、これは組む時に強烈に斜めにベアリングを「圧入した」証拠にしか なりませんし、しかもその筋の入り方からすると一度抜いてまた 入れたのは間違い無く、そんな事をされているケースだったので O/Hどころか再利用すら不可能なLVでしたよ。
ちなみにクランクケース締結ボルト6本の内5本しか入っておらず、 なおかつ1本は場所間違えてて3山位しかネジがかかってなかったという(笑
結局、良品の一度も割っていないケースをお送り頂いて、完全に 一からやり直してO/Hを終えましたが。 この依頼者さんにとってはたまったもんじゃありませんよ_| ̄|○ お金払ってO/Hに出した上、値段の張る台湾製クランクベアリングまで 駄目にされ、クランクシャフトやケースもろともわずか100kmで オシャカですからね。
とまあ、世の中、こういうこともあるんですよって例えで。 前にも言いましたが私もですね、バイク屋に腰下O/Hを依頼し、 それこそ100kmも走らない内におかしな調子になり、結局は腰下が 駄目になった経験もありますから。
だからこそ、だからこそジョルノおやじさんには、「そういうスタンスの バイク屋には腰下のO/Hは任せるな」と遠まわしに言ってきたのですけどね_| ̄|○
こうなってはもう現在のエンジンがいつまで持つかは賭けですが、 運が良ければそれなりに持つかもしれない、としか言い様がありませんね…
最後に。 調子に乗っているのは十分承知でモノを言わせて頂きますが… 私は完全なプロではありませんが、ある一定の物に対しての 知識や経験は深いと自負しています。
なので、
「"プロフェッショナル"では"スペシャリスト"にかなわない事は いくらでもある」
という事もあると苦言を呈させて頂きますね。
スペシャリストは「専門家」ですから、「プロ」でなくとも その道に通ずる人間の方が理解が深いと言う事なんです。 腰下作業なんか特に特殊ですし、これはこれで知って無いと 100%に近い作業は出来ないと言う事で。
…ここで私がスペシャリストのプロフェッショナルであれば カッコイイのですが、せめてセミプロ程度って感じでひとつ(爆
ではでは。 これもまた勉強になったといいますか、洗礼の一つと言うことで 納得しましょう(汗 管理人でした〜
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