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記事No 5921
タイトル 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/08(Wed) 21:58:59
投稿者 nyanta28
参照先
管理人様こんばんは。お久しぶりです、nyanta28です。
前スレのJOG(3WF)の件は、社外マフラーに変えたらエンジンが
かかり、嬉しくなって早速大通りへ出て全開を試してみました。
今までに無い加速をした、その数秒後、「パァーン!」と言って、
ピストンに穴が開きました。
僅か5分の命でした。

今回どうしてもご意見を伺いたいのは"出足"です。
通勤車で兎に角、尖らせたいのはスタートダッシュなのですが、
どうしてもうまくいきません。

クラッチの小スプリングを硬くしたり、
シューを軽くしたり重くしたり、
アウターとシューの距離を広げたり縮めたり、
ベルトを落とし込むためにプーリーボスにシムを入れたり
点火時期を進めてみたり、圧縮を上げてみたり、
色々組み合わせを試していますが、どうしてもフロントが
上がるような出だしが決まりません。

50ccでもフロントがポンポン上がるようなセッティングは
できないものなのでしょうか?
(もっといえば、ボアアップ車両でもなかなか上がりません)

なんともつまらない質問かもしれませんが宜しくお願いいたします。

記事No 5922
タイトル Re: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/09(Thu) 22:56:35
投稿者 豆蔵
参照先
通りすがりの豆蔵です。

ちょっと後ろに体重をかけてやればノーマル車両でもフロントは浮くと思いますが・・・・・。
ss1/32mileの車両のようなパワーリフトが希望で、なおかつ50ccでとなると街乗り車両では非常に難しいと思いますよ。

ちなみに私のSAクラス(50cc未満)のSS1/32mile車両ですと、クラッチイン7800rpm、クラッチミート9500rpm、変速回転13100rpmです。
この様なマシンでも、ちょっとセットが狂うとマッタリとした発進になってしまうことが度々あります。

参考までに

記事No 5926
タイトル Re^2: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/12(Sun) 00:02:33
投稿者 nyanta28
参照先
豆蔵さま

レスありがとうございます。
後ろに体重をかける・・・とは、ウイリー防止の*門乗りの対極ですね。
昔の車両"マメタン"のような位置に重心を置く方法ではなく、
やはりパワーリフトが希望ですw
競技車両をもってしても難しいのですね。
それにしても13100回転とは,,,ベアリングって純正なのですか?
凄いレベルです・・・

> 通りすがりの豆蔵です。
>
> ちょっと後ろに体重をかけてやればノーマル車両でもフロントは浮くと思いますが・・・・・。
> ss1/32mileの車両のようなパワーリフトが希望で、なおかつ50ccでとなると街乗り車両では非常に難しいと思いますよ。
>
> ちなみに私のSAクラス(50cc未満)のSS1/32mile車両ですと、クラッチイン7800rpm、クラッチミート9500rpm、変速回転13100rpmです。
> この様なマシンでも、ちょっとセットが狂うとマッタリとした発進になってしまうことが度々あります。
>
> 参考までに

記事No 5923
タイトル Re: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/10(Fri) 02:51:18
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
nyanta28さんお久しぶりでございます〜


さてさて、前回の3WFはなんか壊れてしまったみたいですが(汗
社外チャンバーを入れて一撃でボン、というのもちょっと
激しいですが、何かしらの原因はあったかと思いますんで
なんとか解決して修理される事を祈っておりますです。


で、今回は50ccでスタートダッシュの出足をとがらせたい、と
いう事ですが。

フロントをポンポン上げるには後ろの方に座って…ってな感じの
レスを考えていたんですが豆蔵さんに先に言われてしまって密かに
悔しかったりするのは内緒で(以下略


さてそれはおいときまして(笑
真面目に、ウイリーをさせたいのであればウイリーをするべき
重心移動やフロントの引き上げを行わないと駄目なんですが、
そうではなくてアクセルオンで浮いてくるというパワーリフトの
問題なのですね。

うーん…これは正直私も豆蔵さんと寸分違わぬ意見でして、
基本的に50ccエンジンだと車体をパワーリフトで維持させる事は
かなり難しいです。

ローギヤ系統に全体を振ってやれば、一瞬のフロントアップは
可能ですが、それを持続してやろうとなるとかなりのエンジンの
パワーが要りますんで、ぐわーっとリフト感を持続させる事は
まず不可能に近いんですよ。


で、そういった50ccでも、発進自体をスムーズに鋭くしようと
するのであれば、行われた手法としては特に間違っている点は
無いかと思います。


> クラッチの小スプリングを硬くしたり、
> シューを軽くしたり重くしたり、

まずこの2つですが、これはエンジン的に丁度良い所にまで
クラッチイン、ミートを移動させるという手法ですが、実際に
美味しい所にセットしたとしても、現実的に出力している
エンジンパワー以上の発進能力というものはなかなか得られる
モノではありません。

一瞬の発進加速となれば、これは完調のフルノーマル車に
勝ろうと思う事自体がかなり難しかったりします。

エンジンパワーを上げれば話は別ですが、逆に言えばそうしないと
明確な改善は難しい、とも言えるんですね。


> アウターとシューの距離を広げたり縮めたり、

これもセッティングの一環ですが、クラッチとシューというのは
ある程度アタリが出て無いと駄目なので、あまり頻繁に
ここいらへんを変更するのはあまりよろしくないですよ。


> ベルトを落とし込むためにプーリーボスにシムを入れたり

これはコンテンツでも書いているんですが、ボスにベルト裏が
当たったり、ベルトセット時にドリブンユニットが全く
閉じられない程の無茶苦茶をしない程度にローギヤードに設定して
やる程度しか出来ませんね。

車種によりけりですが、これには限度がありますしそれでも
満足行かないのならやはりエンジンパワーが必要となります。


> 点火時期を進めてみたり、圧縮を上げてみたり、

と、この辺はエンジンパワーを上げる方向性になるかと思いますが、
アクセルオンで出足をすぱっと出すには、エンジン自体のパワー
バンドを下に残し、ある程度低中回転にてのクラッチインを目指す、
といった方向性もありっちゃありですね。

よほど無負荷時の回転上昇が激しく無いと、高回転クラッチインでは
そこまで行くわずかなラグを「体感して」しまう事もあり、実際には
性能には大差ないのに感覚ではこれって遅いんじゃ、と感じてしまい、
自分での「満足感」が得られない方もおられますから。

とはいえ、これをやろうとすれば4000rpm程度のクラッチインは
あまり変更せず、低回転域にパワーを出さねばならないので
こういったチューンで排気量に頼らない、というのはとんでもなく
難しいんですよ(汗

現状のノーマルよりポートタイミングの遅いシリンダーをこしらえ、
その上で排気ポート弦長は稼ぎ、少しでも「下側」へパワーバンドが
ずれる、もしくは広げる方向性を模索しなければいけませんね。

とはいえ、それでもノーマル風の発進を極度に上回る事というのは
難しく、高回転型エンジンにした上で高回転クラッチイン&ミートな
物の方が、1mの競争では負けても5mの競争では勝てるといった
方向性にどうしてもなってしまうんですよ…


あと一つ、手法としてはインナーローター…というのは冗談ですが
フライホイールの軽量化という手段もあります。

これは私個人としては、発進にはかなり効くといった手法として
認識していますので、危なくない程度にフライホイールを軽くして
クラッチインの瞬間の「勢い」を上げてやるのも効果はあります。

ですが、これは結構な軽量化をやらないと体感しづらいと思いますが、
上記のクラッチインまでの回転上昇が鈍く感じる感覚自体も
「実際に」かなり軽減されるので、体感もあわせて一番効果が
あるのでは、と推測しますよ。


>50ccでもフロントがポンポン上がるようなセッティングは
>できないものなのでしょうか?

なので、これはセッティングの問題ではなく、そういった方向性を
目指したエンジン作りから行っていかねばまずどうにもならないと
断言しても良いでしょう。

もしくは、フロント回りを軽量化したりすればお望みのフィーリングは
出せるかと思いますが、普通に乗ってると怖いかもしれません(汗

「50ccでノーマルより下を出す」というのは正直私でもかなり
敬遠したい方向性でもありますんで…


>(もっといえば、ボアアップ車両でもなかなか上がりません)

むむむ…
これはですね、排気量で稼げるのならば単純にフロントをUPさせるのは
さほど難しく無いと思うのですが。

私個人としてはフロントが浮くのはあまり好きでは無いので
そういった特性の車両ってほとんど作りませんが、それでも
何気なしにアクセルをワイドオープンするとちょっと怖いかな、と
いった位でないとボアアップの旨味が少ないかな、と想像します。

仮に、上記の話の様にノーマルに対して遅めのポートタイミングを
設定してやった上でエンジン構成を考えれば、結構「下」って
出しやすいですよ。
と言いますか、そうしないと下を出すのは非常に難しいと言えます。

もちろん、50ccでも圧縮比UPやら排気ポート弦長拡大である程度は
エンジンパワーを出せば少しは良くなりますが、ポンポン浮くのは
よほどの軽量車両でなおかつ駆動系もファイナルギヤもローギヤードな
構成を持っていないと難しい、と私は考えていますよ。


ではでは。
あまり希望が無くて申し訳ありませんが、「発進を出そうとすれば
低中回転に」パワーバンドを凝縮した特性のエンジンパワーを出す事が
必要不可欠であり、セッティングでどうこう出来る物ではない、と
いった感じでよろしくです(汗

管理人でした〜

記事No 5927
タイトル Re^2: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/12(Sun) 00:44:40
投稿者 nyanta28
参照先
管理人様、レスありがとうございます。
3WFはクランク含め全損です。
これ以上壊れられるともう資力が続かないので次はマッタリ仕様に・・・と思ってる矢先、今度は通勤用DIOのクランクベアリングが破損。。。
さらに1年前に仕入れておいた隠し財産のAF27(MR)2台を知人宅から

引き上げてきてキャブ清掃などしてエンジンをかけてみると、
1台がアクセルオフでジィィィーーーと。(早速2台分ベアリングを注文)
もう一台の方は実に快調なエンジン音で、絶好調でした。
出だしも申し分ないのですが、、、やはり物足りないのです。
高校生の時、友人のDJ-1Rが目の前で色々な人が乗るたびに
ひっくり返っていたのが不思議で仕方ありません。
それほど高回転なスタートでもなかった筈でしたし。

体重120キロ(!)だった知人のJOGを修理した時に、
出だし対策としてクラッチを重くした上で回転を調整した時は
ガツン!とはきましたが、あくまでシューの重さに蓄えられた
エネルギーの分だけ発進に効いただけで、動き出してしまえば
そのままフロントが上がるようなことはありませんでした。

クラッチがほぼ完全に繋がる時、
・変速機構が可能な限りのローギア状態であり、
・最大トルク発生回転数近傍で
・なおかつ停止状態に近く(=ミート回転数が低い)
・最大馬力発生回転数まで変速が始まらない事
これを意識してみたのですが、なかなかうまくできませんね。
管理人様のコンテンツの中でVベルトがボスに触れない事に
触れられていたので、特にそこも意識してみました。
(0.2mm程度の薄いシムを用意して調整)
モヤーっとした感じが普通になりました、が、凄く良くは
はなりませんでした。
残りはエンジンパワーなのですね、やはり。
AF34でやってみたベースガスケット抜き&ロアデッキの研磨は
ただ、ダルいエンジンになってしまった苦い思い出がありますので
見送るとして、フライホイルの軽量化は是非試したいと思います。

色々な情報を頂き、ありがとうございました。

> nyanta28さんお久しぶりでございます〜
>
>
> さてさて、前回の3WFはなんか壊れてしまったみたいですが(汗
> 社外チャンバーを入れて一撃でボン、というのもちょっと
> 激しいですが、何かしらの原因はあったかと思いますんで
> なんとか解決して修理される事を祈っておりますです。
>
>
> で、今回は50ccでスタートダッシュの出足をとがらせたい、と
> いう事ですが。
>
> フロントをポンポン上げるには後ろの方に座って…ってな感じの
> レスを考えていたんですが豆蔵さんに先に言われてしまって密かに
> 悔しかったりするのは内緒で(以下略
>
>
> さてそれはおいときまして(笑
> 真面目に、ウイリーをさせたいのであればウイリーをするべき
> 重心移動やフロントの引き上げを行わないと駄目なんですが、
> そうではなくてアクセルオンで浮いてくるというパワーリフトの
> 問題なのですね。
>
> うーん…これは正直私も豆蔵さんと寸分違わぬ意見でして、
> 基本的に50ccエンジンだと車体をパワーリフトで維持させる事は
> かなり難しいです。
>
> ローギヤ系統に全体を振ってやれば、一瞬のフロントアップは
> 可能ですが、それを持続してやろうとなるとかなりのエンジンの
> パワーが要りますんで、ぐわーっとリフト感を持続させる事は
> まず不可能に近いんですよ。
>
>
> で、そういった50ccでも、発進自体をスムーズに鋭くしようと
> するのであれば、行われた手法としては特に間違っている点は
> 無いかと思います。
>
>
> > クラッチの小スプリングを硬くしたり、
> > シューを軽くしたり重くしたり、
>
> まずこの2つですが、これはエンジン的に丁度良い所にまで
> クラッチイン、ミートを移動させるという手法ですが、実際に
> 美味しい所にセットしたとしても、現実的に出力している
> エンジンパワー以上の発進能力というものはなかなか得られる
> モノではありません。
>
> 一瞬の発進加速となれば、これは完調のフルノーマル車に
> 勝ろうと思う事自体がかなり難しかったりします。
>
> エンジンパワーを上げれば話は別ですが、逆に言えばそうしないと
> 明確な改善は難しい、とも言えるんですね。
>
>
> > アウターとシューの距離を広げたり縮めたり、
>
> これもセッティングの一環ですが、クラッチとシューというのは
> ある程度アタリが出て無いと駄目なので、あまり頻繁に
> ここいらへんを変更するのはあまりよろしくないですよ。
>
>
> > ベルトを落とし込むためにプーリーボスにシムを入れたり
>
> これはコンテンツでも書いているんですが、ボスにベルト裏が
> 当たったり、ベルトセット時にドリブンユニットが全く
> 閉じられない程の無茶苦茶をしない程度にローギヤードに設定して
> やる程度しか出来ませんね。
>
> 車種によりけりですが、これには限度がありますしそれでも
> 満足行かないのならやはりエンジンパワーが必要となります。
>
>
> > 点火時期を進めてみたり、圧縮を上げてみたり、
>
> と、この辺はエンジンパワーを上げる方向性になるかと思いますが、
> アクセルオンで出足をすぱっと出すには、エンジン自体のパワー
> バンドを下に残し、ある程度低中回転にてのクラッチインを目指す、
> といった方向性もありっちゃありですね。
>
> よほど無負荷時の回転上昇が激しく無いと、高回転クラッチインでは
> そこまで行くわずかなラグを「体感して」しまう事もあり、実際には
> 性能には大差ないのに感覚ではこれって遅いんじゃ、と感じてしまい、
> 自分での「満足感」が得られない方もおられますから。
>
> とはいえ、これをやろうとすれば4000rpm程度のクラッチインは
> あまり変更せず、低回転域にパワーを出さねばならないので
> こういったチューンで排気量に頼らない、というのはとんでもなく
> 難しいんですよ(汗
>
> 現状のノーマルよりポートタイミングの遅いシリンダーをこしらえ、
> その上で排気ポート弦長は稼ぎ、少しでも「下側」へパワーバンドが
> ずれる、もしくは広げる方向性を模索しなければいけませんね。
>
> とはいえ、それでもノーマル風の発進を極度に上回る事というのは
> 難しく、高回転型エンジンにした上で高回転クラッチイン&ミートな
> 物の方が、1mの競争では負けても5mの競争では勝てるといった
> 方向性にどうしてもなってしまうんですよ…
>
>
> あと一つ、手法としてはインナーローター…というのは冗談ですが
> フライホイールの軽量化という手段もあります。
>
> これは私個人としては、発進にはかなり効くといった手法として
> 認識していますので、危なくない程度にフライホイールを軽くして
> クラッチインの瞬間の「勢い」を上げてやるのも効果はあります。
>
> ですが、これは結構な軽量化をやらないと体感しづらいと思いますが、
> 上記のクラッチインまでの回転上昇が鈍く感じる感覚自体も
> 「実際に」かなり軽減されるので、体感もあわせて一番効果が
> あるのでは、と推測しますよ。
>
>
> >50ccでもフロントがポンポン上がるようなセッティングは
> >できないものなのでしょうか?
>
> なので、これはセッティングの問題ではなく、そういった方向性を
> 目指したエンジン作りから行っていかねばまずどうにもならないと
> 断言しても良いでしょう。
>
> もしくは、フロント回りを軽量化したりすればお望みのフィーリングは
> 出せるかと思いますが、普通に乗ってると怖いかもしれません(汗
>
> 「50ccでノーマルより下を出す」というのは正直私でもかなり
> 敬遠したい方向性でもありますんで…
>
>
> >(もっといえば、ボアアップ車両でもなかなか上がりません)
>
> むむむ…
> これはですね、排気量で稼げるのならば単純にフロントをUPさせるのは
> さほど難しく無いと思うのですが。
>
> 私個人としてはフロントが浮くのはあまり好きでは無いので
> そういった特性の車両ってほとんど作りませんが、それでも
> 何気なしにアクセルをワイドオープンするとちょっと怖いかな、と
> いった位でないとボアアップの旨味が少ないかな、と想像します。
>
> 仮に、上記の話の様にノーマルに対して遅めのポートタイミングを
> 設定してやった上でエンジン構成を考えれば、結構「下」って
> 出しやすいですよ。
> と言いますか、そうしないと下を出すのは非常に難しいと言えます。
>
> もちろん、50ccでも圧縮比UPやら排気ポート弦長拡大である程度は
> エンジンパワーを出せば少しは良くなりますが、ポンポン浮くのは
> よほどの軽量車両でなおかつ駆動系もファイナルギヤもローギヤードな
> 構成を持っていないと難しい、と私は考えていますよ。
>
>
> ではでは。
> あまり希望が無くて申し訳ありませんが、「発進を出そうとすれば
> 低中回転に」パワーバンドを凝縮した特性のエンジンパワーを出す事が
> 必要不可欠であり、セッティングでどうこう出来る物ではない、と
> いった感じでよろしくです(汗
>
> 管理人でした〜

記事No 5931
タイトル Re^3: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/18(Sat) 02:50:54
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
nyanta28さん毎度でございます〜
相変わらずレス遅れ気味で申し訳ありませぬ(汗


> 3WFはクランク含め全損です。
> これ以上壊れられるともう資力が続かないので次はマッタリ仕様に・・・と思ってる矢先、今度は通勤用DIOのクランクベアリングが破損。。。

これまたどちらも大変な状態になってしまったみたいで…
いつぞやの盗難もそうでしたけれども、こういうのって後には
全てを覆す様なハッピーな出来事が来るのが人生ですから
前向きに行きましょう〜


で、またまたストック車両があるみたいで素敵ですが(笑

> もう一台の方は実に快調なエンジン音で、絶好調でした。
> 出だしも申し分ないのですが、、、やはり物足りないのです。
> 高校生の時、友人のDJ-1Rが目の前で色々な人が乗るたびに
> ひっくり返っていたのが不思議で仕方ありません。
> それほど高回転なスタートでもなかった筈でしたし。

ふむふむ…これはですね、なんと言いますか「思い出補正」も
大きいと思うんですよ。
別にDJ-1Rが遅いと言う訳ではありませんが、ある程度きっちりと
レストアした車両とかに乗ってみると、多分がっかりしますよ(汗

確かに昔のスクーターはそれなりにフロントが浮くという印象は
私にもありますが、それは車体がかなり軽量な上にアンダーパワーで
あるが故のかなりのローギヤードもあり、車体バランスも悪いのも
あいまって、不用意に開けるとフロントがぴょこん、と跳ねると
いった特性になっていたのだと分析しています。

そして若かりし頃であれば、そういった車両でも車体バランス等を
あまり気にする事無くポンと乗ってアクセルワイドオン、といった感じで
乗られていたとも思いますし。

しかし、色々なバイク等を乗られた「今」の経験と感覚にて
そういった車両に乗れば、そんな不用意に開けようとはしないでしょうし
人間のテクでちゃんと乗る方向に無意識に体が動くはずです。

夢をぶっ壊す様で申し訳ありませんが、実際にはそこまで凄い
物では無い、といった事が現実であると私は受け止めていたりも
しますよ。


> 管理人様のコンテンツの中でVベルトがボスに触れない事に
> 触れられていたので、特にそこも意識してみました。
> (0.2mm程度の薄いシムを用意して調整)
> モヤーっとした感じが普通になりました、が、凄く良くは
> はなりませんでした。
> 残りはエンジンパワーなのですね、やはり。

そうですね。それで改善が見られたのであればそれで限界とも
言うべきでして、駆動系をいじくればいじくる程に良くなって
来るというモノではありませんから、まずはパワーありきだと
いう事なんですよ。

後、AF27&28系のノーマルベースであればまず無いとは思いますが、
ベルトセット状態にてドリブン皿からベルトがはみ出るとかと
いった、トルクカムの閉じ側への動作の余裕の無いセットも駄目です。

ドライブ側ベルトの落とし込み量にばかり気を取られていると、
こちらがおろそかになりがちなパターンもあるのでお気をつけ下さい。


> AF34でやってみたベースガスケット抜き&ロアデッキの研磨は
> ただ、ダルいエンジンになってしまった苦い思い出がありますので
> 見送るとして、フライホイルの軽量化は是非試したいと思います。

いや、AF34系の場合は排気はともかく掃気タイミングって元々
かなりローポートなので、ノーマル以上に遅くしてしまうと
かなりもっさりすると言いますか、まともにパワーが出ないです。

その反面、AF18系の場合であればモデルにもよりますが「下」を
カバーしたいのであれば掃気タイミングはある程度遅く出来る
余地ってありますんで、縦型Dio系は掃気のみ遅めにするというのは
有用な手段ですよ。

簡単な所で、スポーツモデルではないタクトや初期型AF18とかの
元々ローポートのシリンダーとかをベースにするのもありっちゃ
ありですね。

ホンダ縦型系の39φというのはかなり純正でもシリンダーの種類が
ありますから、色々互換してみるのも面白いです。


後、フライホイールの軽量化は強度も考えて程々にどうぞ(汗
AF18系の物であれば100g程度軽くするのが安全パイなので、
あまりぺらんぺらんにすると肉厚が無くなり危険です。


ではでは。
本日はこの辺りで失礼をば。
管理人でした〜

記事No 5936
タイトル Re^4: 出足のカイゼン
投稿日 : 2010/12/18(Sat) 22:36:32
投稿者 nyanta28
参照先
管理人様、いつもお忙しい中レス頂きありがとうございます。

> 全てを覆す様なハッピーな出来事が来るのが人生ですから
> 前向きに行きましょう〜
ありがとうございます。きっと次は速いエンジンが組めるかな・・・w

> ふむふむ…これはですね、なんと言いますか「思い出補正」も
> 大きいと思うんですよ。
・・・よく考えてみると、当時の体重は60キロ弱ぐらい、現在は80キロ手前、
DJ-1Rは思い出補正な上に、現在のDIOは体重ハンデがかなり
かかっていました!

さて、シリンダに関しては低速に特化して、上が苦しくなるのも、
またそれはそれで困りますので、やはり現在の状況が妥当な線なので
すね。 さすがは何度も改良されたメーカー品です。

それにしてもマズは動く形にDIOもJOGも修理しなくては・・・
ベアリングの流用品は巷にあるようですが本音は強化品が欲しいです。

また宜しくお願いいたします。

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