ヤンマさん、初めまして。 当HP管理人のねぎのリーダーです。
さてさて、駆動系についての疑問がおありの様ですね。 上手くお伝え出来るかどうか分かりませんが、ある程度の理解を されているとおっしゃってますんで初歩的な事は省いての アドバイスとさせて頂きます。
「プーリー側のベルトが引っ張られると駄目」というのはですね、 まずはコレ、正確にはベルトを「引いて(引っ張って)いる」のではなく、 「張られすぎている」状態だと考えて下さい。
便宜上、分かりやすくする為に私も引っ張られる状態といった 言葉を使っている所もありますが、実際にはドライブ&ドリブンの 双方で、ベルトを横から挟んで「張る力」が増大しすぎると 駄目、という意味合いになります。
例えば、ドリブン側に異常に硬いセンタースプリングが入って いたとすれば、加速(変速)するにはばっつばつの強力に張られている ベルトを、ドリブン皿を押し広げる方向に動作させないといけない訳で。
これを行うにはWRの遠心力を増大させるしか無いのですが、だからと いってドリブン側が「必要以上に」ベルトぎちぎちにしている状態を ドライブ側で「もっともっと力を掛けてドリブン側ベルトを動作させる」と いうのは、どうみてもロスが大きそうではありませんかね?
こういったベルトへの側圧がオーバーすぎる状態を「張られすぎ」と 表現しています。
>クランクに負担がかかるということでしょうか?
なので、基本的にこういった動作でいくらベルトがドライブ&ドリブンで ばっつばつに張られたとしても、エンジン自体でベルトを「引く力」は クランクシャフトを回す力とイコールなので、ベルト自体を引く力は 大きくも小さくもならないです。
ベルトを「張りすぎて」切れたりする事はあるみたいですが、「引きすぎて」 切れる事はまずありえません。
それを言うならば400ccとかのスクーターのベルトって簡単に切れて しまわなければおかしいはずなので(笑
なお、そういった感じにベルトを張りすぎても、クランクシャフトが 多大なダメージを受けるLVにまでは達さない、と私は今の所は分析して います。
以前はもっと影響はでかいと考えていたのですが、そこまで行くので あればベルトが切れる方が先でしょうしね。
昔はベルト切れはパワーの出しすぎといった意見も散見されましたが、 それは「引きすぎ」ではなく「張りすぎ」で切れている、という事で。
…私見ですが、ベルトの張りすぎでベルトの次に負担が大きくなるのは WRですよ。 次点でプーリーといった所でしょうかね。
と、こんな感じでいかがでしょうか(汗 不明瞭な点があれば遠慮無く突っ込み下さいね。 ではでは。 管理人でした〜
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